基本的な配色
- 緑色:その記事で解析対象となるスタンド名。
- 白:確定事項。資料等で断定されている、または実例から確定的となっている事項。
- 黄:推定事項(確信度高)。実例や資料から推定できるが確実とは言えない、または疑問の含まれる事項。
- 赤:推定事項(確信度低)。疑問の含まれる割合がより大きい、または全くの推論である事項。
- オレンジ:分析対象に何らかの区分けが存在する場合の分類名等。
- 水色の太字:項目名。
- ただの太字:項目内での小項目等。その他。
- 下線付き文字:リンク。文字色は上記の配色規則に従う。
※ここに記載されたスタンドは、『スタンド大解析』内の他のページに記載されたスタンドとは異なる次元(パラレルワールド)に存在すると考えられるスタンドです。また、本体が同一人物であっても全く別のスタンド能力を持っている場合もあります。
Last Update 2020/02/15
アタック・ナンバーハーフ
ATTACK NUMBER HALF
(The Iron Ladies)
本体:グイード・ミスタ
※36巡後の世界の住人であり、『セックス・ピストルズ』のスタンド使いであるグイード・ミスタとは別人。
発現からの経緯:発現理由は不明だが、存在が確認されたのは36巡後の世界の2012年7月24日。
タイプ:遠距離、思考分離、群体、物質操作攻撃型
特徴:亜人型。全長数cm。6体で構成され、それぞれ胸に番号(1〜3、5〜7)がある。頭頂部が紡錘状で顔は厚化粧風。バレーボールのユニフォームと孔雀の羽を組み合わせたような派手な衣装を纏う。意志を持ち、性格の差異は不明だが全体に騒がしく、いわゆるオカマ風。「バックレフト」「フロントセンター」等、ポジション名で呼び合う。全体に
『セックス・ピストルズ』に似ている。なお、何故か通常表記と異なる英語表記が存在する。
能力:6体のチームワークで弾丸を自由自在に操る。
- 基本的に弾丸1発につき1体が乗って飛んでいき、途中で弾丸の軌道を変える。場合によって複数体で1発を操作する事や、その逆もある。
- おそらく『セックス・ピストルズ』とほぼ同一の能力。
ダメージ伝達:全身にフィードバックまたは部位相応(各メンバーがそれぞれの部位を担当)。なお、群体ではあるが数が少ないため、1体毎のダメージ影響は大きい。
射程距離:200〜300m(弾丸の届く距離まで)
能力射程:弾丸次第(飛距離の延長は不可能?)
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
SPWオリジナル | E | C | A | A | B |
謎・疑問点
- スタンドの性格は本体の影響なのか?
- ナンバーに欠番があるのは何故か?『ピストルズ』同様に本体の好みか?
参照:JUMP jBOOKS『JORGE JOESTAR』、WEBページ『JORGE JOESTAR ILLUSTRATIONS by Otaro Maijo | JUMP j-BOOKS』(FIFTEEN P05他)
Last Update 2020/02/15
本体:セッコ・ロッターリオ
※36巡後の世界の住人であり、『オアシス』のスタンド使いであるセッコとは別人。
発現からの経緯:発現理由は不明だが、存在が確認されたのは36巡後の世界の2012年7月24日
タイプ:不明
特徴:人の頭部型。全長1.5m。甲に目の付いた掌が2つ、左右対称に正面から顔を掴んでおり、親指が眼窩に突き入れられている。眼窩や口から血のようなものが流出している(模様?)。額に傷跡のようなものがある。頭髪が長い。頭も掌も、サイズ以外は本物の人間のそれとほぼ同じ質感。
能力:
指定した場所を別の任意の場所から見えないようにする。
- ある方向からは見えないが別の方向からは見えるようにできる。(実例:島の港を島内から隠したが、海側からは見えた)
- 以下、詳細不明。
ダメージ伝達:ほぼ部位相応
射程距離:不明
能力射程:数km以上?
以下、我が財団の総力を結し情報捜索に当たったが、詳細全て不明。
謎・疑問点
- どういう原理なのか?
- 港が島の外から見えたのは能力の仕様か?それともわざと見えるようにしていたのか?
→単に能力射程外だったのでは?
- (この能力とは直接関係ないが)本体達がこの能力で組織を欺いて虐殺を繰り広げていたのは何のためか?
参照:JUMP jBOOKS『JORGE JOESTAR』、WEBページ『JORGE JOESTAR ILLUSTRATIONS by Otaro Maijo | JUMP j-BOOKS』(第十章 P34他)
Last Update 2020/02/15
本体:レオーネ・アバッキオ
※36巡後の世界の住人であり、『ムーディー・ブルース』のスタンド使いであるレオーネ・アバッキオとは別人。
発現からの経緯:発現理由は不明だが、存在が確認されたのは36巡後の世界の2012年7月24日。
タイプ:近距離、特殊用途型
特徴:
人型。全長2m。口と鼻はなく、顔の正中線上に溝があり、その中にビデオの操作ボタンのようなマークがある。胸から下のデザインは不明。全体に
『ムーディー・ブルース』に似ている。
- ビデオテープ:実物のビデオテープに似ているが、角にビデオの操作ボタンがある。背には再生対象の氏名(通称の場合もある)と当日の日付が、再生対象の母語で書かれている。実体化している。
能力:生物の過去を24時間分ビデオのように「再生」できる。
- 最初に本体が対象の体内に手を入れて「ビデオテープ」を掴み出す。
- 「テープ」は最低2本(対象2人分)同時に存在できる。
- 「テープ」の再生ボタンを押すと、テープ自体が対象本人の姿に変身し、行動をそのまま再現する。
- 再生できるのは発動当日の深夜0時からの24時間分だけ(途中で死亡すればそこまで)である。
- スタート前にはカウントダウンの数字、対象の死亡シーンの後には「THE END」の字幕が空中に現れる。
- 「再生」が終了すると元のテープ型に戻る。
- 「再生」以外に「早送り」、「巻き戻し」、「一時停止」等ができる。
- 再生中に触れると、対象の表面の汚れ(血や汗等)が付着する事があるが、それらは「記録」なのですぐに消える。
ダメージ伝達:部位相応
射程距離:2m
能力射程:「再生」内容次第
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
SPWオリジナル | C | C | C | C | C |
謎・疑問点
- 資料画像のスタンド像は単体で存在するのか?それとも「テープ」の変身過程での姿なのか?
- 「再生」できるのは発動当日だけか?
参照:JUMP jBOOKS『JORGE JOESTAR』、WEBページ『JORGE JOESTAR ILLUSTRATIONS by Otaro Maijo | JUMP j-BOOKS』(第十四章 P27他)
Last Update 2011/12/18
本体:シィラ・カペッツート
※通称「シーラE」。なお、「E」の由来は「復讐(エリンニ)」。
発現からの経緯:本体が10歳以下の時(1996年以前)、『矢』によって発現。存在が確認されたのは本体が15歳の時(2001年9〜10月頃)。
タイプ:近距離、直間両攻撃型
特徴:亜人型。全長2m。棘の付いた1m以上の長い尾がある。鋭角的なシルエットを持つ。胸周りと腰周りが毛皮風。頭部に左右対称に2本の短い角がある。攻撃時等に「エリエリエリエリ」と呪文のような雄叫びを上げる。
能力:殴ったものに「唇」を付け、そこに染み込んだ陰口等を喋らせる。
- 生物、無生物を問わず、対象を殴るとそこに付いた傷や亀裂が変形して「唇」になる。
- 無生物(床や壁等)に「唇」を付けると、「唇」は過去にその場で発せられた言葉(主に陰口等)をそのまま喋る。
- 「唇」が喋る言葉は、発言者の罪悪感や警戒心が残留思念となってその場に染み込んだものである。
- 「唇」の形と声は、喋る台詞の発言者のものと同じになる。
- 人間に「唇」を付けると、標的の深層心理から標的自身を罵倒させる事ができる。(常人が発狂やショック死し得る効果)
- 深層心理からの罵倒は、本人の台詞とは限らない。(例:他者に言われてトラウマになっている台詞)
- 深層心理からの罵倒は本人の精神力次第では無効化され、「唇」が消えてしまう。(例:罪悪感を持たない相手)
- 「唇」は本体の任意で操作でき、ものの表面を移動させたり噛み付かせたりできる。
- 同時に複数の「唇」を発生させ、操作できる。
補足:本体は幼少期に姉クララを殺害されており、その犯人(正体はイルーゾォ)を突き止めて罪を思い知らせたいという復讐心が、この能力に反映されているものと考えられる。また、本体は姉以前にも愛犬トトォを遊び半分の不良達に殺害された事があり、これらの経験から人間嫌いで無慈悲な面がある。
ダメージ伝達:ほぼ部位相応
射程距離:2m
能力射程:数m(+声の聞こえる距離)
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
JUMP jBOOKS | B | A | E | B | B |
謎・疑問点
- 「唇」の発する声は物理的な音声か?それとも「スタンドの声」か?
- 人に「唇」を付けた場合の罵倒は、耳の不自由なものには無効なのか?
- 水中や真空中等に「唇」を付けた場合、やはりその声は聞こえないのか?また、「唇」は窒息するのか?
- 本体の任意の言葉をただ「唇」にそのまま喋らせる事はできるか?(特にその場にいない特定の他者の声では?)
- 「唇」はスタンド使い以外にも見えるか?
- 「唇」の形は発言者の唇の形そのままになるのか?なら、口のないスタンドの発した声の場合はどうなる?
- 「唇」の噛み付く力はどの程度か?
- 「唇」を消した後、元の傷跡は残るのか?
- 対象を全く傷付けずに「唇」を付ける事は可能か?
- 「唇」を物理的に破壊するとどうなるのか?
- 能力とは無関係だが、本体の姉クララは何者だったのか?何故ギャングに殺害されたのか?一般人ではないのか?
参照:JUMP jBOOKS『恥知らずのパープルヘイズ −ジョジョの奇妙な冒険より−』
Last Update 2020/02/15
旧世界の1900年からの数年間、ジョージ・ジョースターII世や加藤九十九十九(かとう・つくもじゅうく)は、繰り返し心身に深い傷を負った者がその苦痛から逃れるために身に付ける特殊な能力を発見した。1904年、ジョージII世はそれを『ウゥンド(WOUND)』と名付けた。後にジョージII世がスタンド能力の存在を知った時もこれとスタンドを特に同一視はしなかったため、スタンドとは別種の能力と考えられているが、関連性が存在する可能性を考慮して一応ここにまとめて記載する。
確認されている能力
- 脱皮(仮)
- 本体:アントニオ・トーレス(イギリス名:アンソニー・ハイタワー)
- 発現からの経緯:本体が0歳の時から毎年6月16日頃、母親(マリア・トーレス)に全身の皮を剥がれ続けた事で体質が変化した結果として10歳頃に発現。本体が11歳の時(1900年冬)、父親アレハンドロ・トーレス(アレクサンダー・ハイタワー)によって皮膚だけの状態で屍生人化した事により、能力が変化。後に本体が全て死亡した事で消滅?
- 能力:毎年特定の時期になると皮膚が弛み、簡単に脱皮できるようになる。
- 本体が母親に皮を剥がれていた『ムキムキの日』(6月16日)の3日ほど前から皮膚が弛み始める。
- 皮膚が充分に弛んだ時には、既にその下には新しい皮膚がほぼ完成している。
- 本体の屍生人化後は、脱皮後の皮膚にも本体の精神がそのまま宿る(つまり「本体が分裂する」)。
- この能力により、屍生人化した本体は毎年同時期になると2倍に増殖する。
- オリジナルも分身も含め、皮膚だけの状態の本体は全て、モモンガのように空を飛ぶ事ができる。
- 密室先生(仮)
- 本体:ハビエル・コルテス
- 発現からの経緯:本体が母親(レオノーラ・コルテス)から10年近く何らかの虐待(性的なもの?)を受け続けた事で発現。1902年、本体はこの能力によってピエロの姿で他者の夢に入り、15件の密室殺人事件を起こさせた。本体が高校生の時(1904年)、死亡した事で消滅。
- 能力:本体が眠って夢を見ている間、他者の夢の中に自由に出入りできる。
- 夢の中で標的の負の感情を繰り返し刺激し、精神的に追い詰め続ける事で、起きている間の行動や思考までも支配できる。(殺人さえも引き起こせる)
- あくまで夢なので、標的が夢の中で死傷した場合でも、現実の身体に影響はない。
- 本体が在宅時に母とともに長時間密室に閉じ込められていた事、虐待からの逃避として自分自身の殺害を望んでいた事がこの能力および1902年の連続密室殺人事件に繋がった。
- 密室ピエロ(仮)
- 本体:ペネロペ・デ・ラ・ロサ
※愛称「ペニー」、結婚後は「ペネロペ・ジョースター」
- 発現からの経緯:道化恐怖症の本体が夢の中で『密室先生(仮)』に母親(イザベル)を殺害するよう繰り返し唆された事で、1904年に発現(仮称「第1期」)。元々は本体に全く制御できない能力だったが、少しずつ発動を制御できるようになっていく。1905年、かつてDVを受けた恋人(エドゥアルド・ノリエガ)が前に現れた事で、相手への殺意によって能力が成長(仮称「第2期」)。1920年11月11日、本体の身近な人物(ジョージ・ジョースターII世)が殺害された(実際は生存していたが)事による怒りで更に能力が成長(仮称「第3期」)。後に本体はスタンド能力を身に付けるが、それがこの『ウゥンド』の進化したものなのかは不明。
- 能力:『密室』を作り上げ、内部に『ピエロ』を出現させ、閉じ込めた相手を首吊り自殺のように殺す。
- 第1期:『ピエロ』は本体の衣類から造られ、生物ではなく人形が首吊りになる。
- 本体の衣類がほどけて編み上がって『ピエロ』になる。(その際に元よりかなり長くなる)
- 他者に物理的危害は一切加えず、『密室』内には首吊り状態の人形(『ピエロ』と同じ素材)だけが残る。
- 本体がドアの前に立つだけで本体の意志と無関係に能力が発動し、その先の部屋が『密室』化する。
- 部屋のドアや家具が自然に動く他、『ピエロ』が直接手作業で『密室』を作る。
- 本体の「自ら手を下したくない」という意志が『ピエロ』を生み出し、「他者を殺したくない」という意志が他者ではなく人形を首吊りにする。
- 元々は完全な非制御能力だが、本体の精神が安定する場所(状況)では発動しないようになっていく。
- 第2期:本体が怒りを抱いた相手に対して発動し、その周囲のもので『密室』や『ピエロ』を作り上げる。
- 人形ではなく標的自身を首吊りにする。
- 発動時、標的の周囲にある様々なもの(土、草木、家具等)が組み合わさって『密室』と『ピエロ』と首吊り用ロープを作り上げる。
- 内部で、それが首吊り自殺ではなく他者による殺人である事を示す証拠(例えばメッセージ等)が作られると、能力が解除される。
- 本体の精神が安定すれば解除される。
- 第3期:能力が更にパワーアップし、超巨大な『密室』をも生み出す。
- 最大で、グレートブリテン島全体を覆うほど巨大な『密室』を生み出す。(実際に『密室』に閉じ込められたのは「島の外の世界全て」)
- 活動中の屍生人さえも密室の材料とするようになる。
- 『ピエロ』がある程度の意志を持つ。
- 同時に複数個所でも発動する。
- 本体の意志と無関係に発動する事も多いが、ある程度制御できるようになり、自動操縦スタンドのように使用できる。(例:特定他者に近付く者を攻撃させる)
- 傷の翼(仮)
- 本体:スティーブン・モーターライズ
- 発現からの経緯:本体が母親(ハリエット・モーターライズ)の飛び降り自殺を止めようとした事で発現。存在が確認されたのは1905年。1915年、エリザベス・ストレイツォの『波紋』エネルギーによって能力が進化(一時的だった可能性あり)。1920年11月11日、本体は屍生人化し、その後で死亡した事で消滅。
- 能力:本体が背中から鳥のような翼を生やして空を飛ぶ。
- 翼は本物の鳥の翼のように骨格があり、肉と白い羽根で覆われている。
- 翼はかなりの苦痛とダメージを伴いながら血塗れで生えてくる。
- 本体が他者の危機を救おうとした時等、緊急時には自然に翼が生えてくる。
- 一度生えた翼が元に戻るまで約3週間かかる
- 『波紋』による処置後、発動時の肉体的負担はほぼゼロになり、出血もなく白い翼が生えるようになった。
| 出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
脱皮(仮) | SPWオリジナル | − | E | C | E | B |
密室先生(仮) | SPWオリジナル | − | − | E | − | D |
密室ピエロ(仮) | SPWオリジナル | −→B | B | A | E | A |
傷の翼(仮) | SPWオリジナル | − | B(機動力) | C | D | B |
謎・疑問点
- スタンドの一種なのか?
- スタンドではないとして、『ウゥンド』能力者同士も「引き合う」のか?
参照:JUMP jBOOKS『JORGE JOESTAR』、WEBページ『JORGE JOESTAR ILLUSTRATIONS by Otaro Maijo | JUMP j-BOOKS』(THREE P17、THIRTEEN P24、THIRTEEN P46他)
Last Update 2020/02/15
本体:虹村 不可思議(にじむら・ふかしぎ)
※36巡後の世界の住人。
発現からの経緯:発現理由は不明だが、存在が確認されたのは本体が16歳の時(36巡後の世界の2012年7月24日)。
タイプ:近距離、思考分離、直間両攻撃型
特徴:人型。全長2m。肥満体でスーツ姿。頭髪があるがやや禿げている。脇腹に拳銃(コルトパイソン357マグナム)入りのホルスターを装着している。意志を持ち、基本的に不機嫌で、アメリカのスラング混じりによく喋る。なお、スタンド名の「NYPD」の正式な読み方は不明だが「エヌワイピーディー」と考えられる。
能力:ニューヨークの警察官の技能と精神を持つ。
- 自らをニューヨークの警察官と認識しており、(本体によって)勝手に連れてこられたと思い込んでいる。
- 本体の知らない情報を含め、ニューヨーク警官としての知識を持つ。(例:外国の犯罪者の情報)
- 各国の警察組織の持つデータを検索し、それを腹(シャツの隙間)からプリントアウトできる。
- 視界の映像記録を各国の警察組織にライブ送信できる。
- 拳銃から弾丸を発射して攻撃できる。(性能は実物と同程度)
ダメージ伝達:部位相応
射程距離:2〜10m
能力射程:拳銃は実物同様、情報の検索と送信は世界中
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
SPWオリジナル | C(拳銃B) | C | C | C | C |
謎・疑問点
- このスタンドは自分がスタンドである事を認識しているのか?
- 本体は本物のニューヨークの警察官について何か知識を有しているのか?
- 拳銃は「本物」なのか?
- 情報をプリントアウトしたものは実体か?
参照:JUMP jBOOKS『JORGE JOESTAR』、WEBページ『JORGE JOESTAR ILLUSTRATIONS by Otaro Maijo | JUMP j-BOOKS』(第四章 P15他)
Last Update 2011/12/18
オール・アロング・ウォッチタワー
ALL ALONG WATCHTOWER
本体:カンノーロ・ムーロロ
発現からの経緯:『矢』によって発現。存在が確認されたのは本体が32歳の時(2001年9〜10月頃)。
タイプ:遠距離、思考分離、群体、直接攻撃型
特徴:亜人型。全長10cm。トランプのカードから手足や顔が生えた人形のような姿。スタンド像単体では発現できず、トランプと一体化する。総数53体(トランプ1デッキ分)。カードの絵柄の一部が立体化しているものがいる等、元になったカードによって姿が異なる。意志を持ち、それぞれに性格の差異や、カードの(ルール上の)強弱による立場の上下関係がある(芝居の可能性あり)。
能力:53体のトランプ人形が諜報や暗殺を行う。
- トランプの小さく薄い形状を活かし、狭い隙間等に入り込んで活動する事が得意。
- 本体が他のスタンドの特殊能力を受けた時、その影響は最初にこのスタンドの1体だけが受け、結果的に本体への影響を1/53に軽減できる。
- カードの文字や絵柄の一部等を取り出して投げる事ができる。(ただし小芝居のようなもので、特に効果はないと考えられる)
補足:本体は普段仲間達にこの能力の正体を隠しており、「知りたい事を舞台劇風に演じて教えてくれる占いや千里眼のような能力」と思わせているが、実際はスタンドが収集した情報を劇の形で報告させているだけである。本体が普段このスタンドを『劇団<見張り塔>』と呼んでいるのも全て周囲を欺くためで、実際は「暗殺団」と認識している。
補足2:本体が某研究者から得た情報によれば、群体型スタンドの本体は、精神に大きな空洞、決定的欠落を抱えているという。本体は自らの能力について「自分でも自分を信じていないから能力もバラバラに分裂している」と分析している。
ダメージ伝達:ほぼ部位相応(ただし1体ごとのダメージ伝達は1/53)
射程距離:数百m
能力射程:−
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
JUMP jBOOKS | C | B | A | A | E |
謎・疑問点
- 実際にはこのスタンドはどうやって情報を収集するのか?潜伏や侵入が得意というだけで裏切り者の潜伏先を突き止められるのか?
→本体がスタンドと無関係な通常の捜査で得た情報を、スタンド能力に見せかけて報告していただけなのでは?
- 実際には元のカードによる能力や性質の差異はあるのか?
- トランプは全て同一種でなくてはいけないのか?1枚が破損しただけでも丸ごと他のデッキに替えなければならないのか?
- 53体は全て(同一デッキ内の)別のカードでなければならないのか?(「スペードのAを2枚」というような事は可能か?)
→全体で1体のスタンドなので、全53種それぞれが存在する必要があるのでは?
- スタンドの特殊効果による影響軽減は、本体の害になる能力以外に対しても働くのか?
- 軽減できるスタンド効果の条件の詳細は?本体に直接触れてから発生する能力等にも有効か?
- 本体へのダメージをどのスタンドが受けるかは、どういう基準で決まるのか?
- パラメータの「破壊力C」とは53体分の合計値か?(1体でCだとすれば総合力はB以上になると考えられるが?)
- 本体がヘリコプターで『ナイトバード・フライング』の攻撃を受けた時、この能力で効果を軽減しなかったのは何故か?
→単にスタンドを出していなかったからでは?
→実際は能力を発動させており、泡を吹いていたのは芝居だったのでは?
- 本体はヘリコプターの墜落からどのように生還したのか?
→フーゴ達の後にヘリから飛び降り、スタンドをクッションや命綱にしたのでは?(53体総合すればある程度のパワーがあるはず)
参照:JUMP jBOOKS『恥知らずのパープルヘイズ −ジョジョの奇妙な冒険より−』
Last Update 2020/02/15
グッドナイト・ムーン
GOOD NIGHT MOON
(Stepmom)
本体:ブローノ・ブチャラティ
※36巡後の世界の住人であり、『スティッキィ・フィンガーズ』のスタンド使いであるブローノ・ブチャラティとは別人。
発現からの経緯:発現理由は不明だが、存在が確認されたのは36巡後の世界の2012年7月24日。
タイプ:近距離、直接攻撃型
特徴:女人型。全長2m。頭部には兜を目深に被っており、少なくとも外見上は目の存在は確認できない。手に縫い針と糸を持つ。各部に刺繍のようなものがある。全体に
『スティッキィ・フィンガーズ』に似ている。なお、何故か通常表記と異なる英語表記が存在する。
能力:針と糸で対象を縫合する。
- 縫合はあくまでスタンドによる手作業である。
- 単に縫い合わせるだけでなく、刺繍等もできる。
- 以下、詳細不明。
ダメージ伝達:部位相応
射程距離:2m
能力射程:不明
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
SPWオリジナル | B | A | D | A | D |
謎・疑問点
- 糸は無限に出るのか?また、有効範囲はあるのか?
- 糸の強度は?
- 縫合に特殊な効果(例えば治癒等)はあるのか?
- 一度縫ったものを元に戻す事はできるのか?
- 糸はスタンド使い以外にも見えるのか?
参照:JUMP jBOOKS『JORGE JOESTAR』、WEBページ『JORGE JOESTAR ILLUSTRATIONS by Otaro Maijo | JUMP j-BOOKS』(FIFTEEN P22他)
Last Update 2020/02/15
本体:虹村 無量大数(にじむら・むりょうたいすう)
※36巡後の世界の住人。
発現からの経緯:発現理由は不明。最初は1体だったが、後に3体に増えた。存在が確認されたのは本体が16歳の時(36巡後の世界の2012年7月24日)。
タイプ:遠距離、群体、思考分離、直接攻撃型
特徴:イルカ型。全長2〜3m。3体存在し、それぞれ『ジャック』『エンゾ』『ジョアンナ』という名前があり、模様等のデザインが若干異なる。本物のイルカ程度の意志を持ち、「キキッ」等と鳴く。
能力:他者を背に乗せて空中を泳ぐように飛ぶ。
- 本体や本体が指定した第三者を背に乗せたまま泳ぐ(飛ぶ)。
- 通常時は本物のイルカのように上下に跳ね飛ぶ癖(習性)があるが、急いでいる時や本体が強く命令した時は癖を抑える。
- 飛ぶ際は空気抵抗、慣性、振動、遠心力等を大幅に緩和し、乗り手の快適性と安全性を保つ。
- 最高飛行速度は時速数百km以上(乗用車の通常運転の約10倍)。
- サイズとスピードの割には体当たり等の威力は弱い。
- 本体でも第三者でも、基本的に乗り手の命令には従う。
ダメージ伝達:ほぼ部位相応
射程距離:数百m
能力射程:−
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
SPWオリジナル | C | A | B | E | A |
謎・疑問点
- 最初に存在していたのは『ジャック』『エンゾ』『ジョアンナ』のどれか?あるいは別の1体だったものが3体に分かれたのか?
- 1体ずつ増えたのか?それとも1体が突然3体になったのか?
- 最高速度は?
参照:JUMP jBOOKS『JORGE JOESTAR』、WEBページ『JORGE JOESTAR ILLUSTRATIONS by Otaro Maijo | JUMP j-BOOKS』(第四章 P14他)
Last Update 2009/06/01
本体:コニーリオ
発現からの経緯:本体の生まれ付き。存在が確認されたのは本体が17歳の時(2001年春)。
タイプ:中距離、思考分離、回復、直接攻撃型
特徴:ウサギ型。全長30cm。体表は白い(部分的に金色の)毛で覆われている。右目は赤く、左目は金色で右より少し小さい。眉間には青い宝石があり、耳の先、両手の甲にも宝石のようなものが付いている。ある程度の意志を持つ。
能力:対象の「苦痛」を吸収する。
- 基本的には生物の傷を舐める、あるいは吸い付く事でその傷を癒す。また、精神的苦痛も吸収する。
- 毒やウイルスさえも吸い出して癒せる。
- 癒せるのは生物だけで、無生物を修復する事はできない。
- 「苦痛」を過剰に吸収すると巨大化し、暴走する。この時、それまでに吸収した毒素等を増幅し、全身から発散する。
- 本体が傷付くと勝手に癒す習性がある。
補足:このスタンドは
『パープル・ヘイズ』の『殺人ウィルス』を大量に吸収した事により暴走した事がある。その際は全長5m程まで巨大化し、凄まじいパワーを発揮した。その後、最終的には本体の精神力によって沈静化し、元の状態に戻った。
ダメージ伝達:部位相応(ただし、スタンド自体へのダメージも吸収するのでダメージを受ける事はない)
射程距離:20m(暴走時は延長)
能力射程:−
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
SPWオリジナル | E(暴走時A) | D(暴走時A) | A | D(暴走時E) | A |
謎・疑問点
- このスタンドがダメージを受ける事はないのか?
- 対象がどんな状態であっても健康に戻せるのか?
- (スタンドとは関係ないが)コニーリオとジョースター家には血縁関係があるのか?
参照:JUMP jBOOKS『ジョジョの奇妙な冒険2 ゴールデンハート/ゴールデンリング』
Last Update 2023/09/24
本体:スカートラ
発現からの経緯:本体の生まれ付き。
データ基準時期:2001年
タイプ:中距離、隔離型
特徴:スタンドの像は無い。
能力:箱状のものにあらゆるものを閉じ込め、彫像に変える。
- 「箱」を完全な密室にする事ができる。(詳細不明)
- 「箱」に閉じ込めるものは「箱」のサイズに合わせて縮小できる。
- 「箱」には生物はもちろんスタンド像さえも閉じ込める事ができる。
- 対象がスタンド使いの場合、スタンド像だけを「箱」に閉じ込める事もできる。
- この際、対象本体の心身に影響はないが、閉じ込められたスタンドは一切操作できなくなりスタンド自体も動けなくなる。
- 「箱」には閉じ込められたものは60分後に彫像に変わる。
- 自分のスタンドを彫像化された本体は、「箱」の外にいても死亡する。
- 彫像化までの時間は任意で延長できる。
ダメージ伝達:−
射程距離:−
能力射程:密室化できる範囲は半径100m程度。「箱」に閉じ込める効果の維持範囲は∞。
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
SPWオリジナル | − | − | A | − | C |
- (スタンド像が存在しない前提で)パワーやスピードは皆無。
- 能力は最低でも1時間持続する。
|
備考・補足
- このスタンドに関しては情報提供者によって詳細なデータ公開が禁止されているため、公表済みの情報を基準としたデータのみ掲載する。
- 本体は屈強な精神力を持つ者を絶望させ、その瞬間の顔を鑑賞する事に異常な執着を持っている。そのため、「箱」にスタンドを閉じ込めた者に敢えて脱出のチャンスを与えている可能性もある。
- 逆に、敵の絶望を鑑賞したいという歪んだ願望や自信が能力に反映され、結果的に能力上の制約になっている可能性もある。
- 本体がブチャラティチームと交戦した際、既にスタンドを「箱」に閉じ込めていたが、彫像化までの60分のカウントダウンはブチャラティ達への状況説明の後に開始された。これは彫像化までの時間を延長できるか、あるいは標的への説明自体が彫像化の発動条件であるためと推測される。
謎・疑問点
- 具体的にどのような手段で他者のスタンドを「箱」に閉じ込めているのか?
- 「箱」に閉じ込めた無生物は『エニグマ』のように完全な状態で保存できるのか?
参照:ゲームイベント『ジョジョの奇妙な美術館からの脱出』、WEBページ『ジョジョの奇妙な美術館からの脱出』公式サイト
Last Update 2009/06/01
サタニック・カプラー
SATANIC COUPLER
(凶悪連結器)
本体:アブサロム
発現からの経緯:本体が16〜20歳の時(1980年代)に『矢』によって発現。存在が確認されたのは本体が20歳の時(1980年代後半)。
タイプ:近距離、一体化、直接攻撃型
特徴:ディーゼル機関車型。スタンド像単体では発現できず、金属等と一体化する。形状はどんどん変化していく。
能力:金属(鉄骨)等と一体化して超強力な機関車を作り上げる。
- 車内の生物に触手を伸ばし、列車に関する記憶を読み取る。この際、嘘は見破る。
- 列車に関する「情報」を得る事により、それに合わせてメタモルフォーゼ(改良変型)する。
- 内部からの攻撃は吸収、または反射し、外部は凄まじい強度を誇る。ただし、底部は比較的弱い。
- 列車は機関車部から常に「線路の続き」を出し、その上を走り続ける事ができる。
- 空気中の塵や埃と一体化して極小の列車を作る事もできる。(本体が乗り込まなくても操作できる)
- 本体の意識(命?)が途絶えると同時に自爆するように設定できる。(ブラフか?)
補足:本体はエジプトの砂漠育ちで、幼い頃から「文明」(特に列車)に対して強い憧れを抱いていた。しかし、妹(ミカル)とともに都会に出かけて事故に遭い、その前後の経緯が元で「文明人」を強く憎むようになった。それでも捨て去る事のできない「文明」に対する妄執が、このスタンドに反映されているものと思われる。
ダメージ伝達:ほぼ部位相応
射程距離:1〜2m(基本的に本体は常に運転席にいる)
能力射程:−
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
SPWオリジナル | A | A | A | D | A |
謎・疑問点
- 列車が通常サイズの場合、本体は運転席から出られるのか?また、外に出た状態で列車を動かせるのか?
参照:JUMP jBOOKS『ジョジョの奇妙な冒険』収録『砂漠発地獄(ヘルシティ)行』
Last Update 2020/02/15
本体:ディオ・ブランドー(ジョナサン・ジョースター)
発現からの経緯:1889年2月7〜8日頃、頭部のみで生きていたディオ・ブランドーがジョナサン・ジョースターの首から下の肉体を乗っ取った事で発現。その後、タイムトラベルや時間加速を経た末の「新世界」の1891年1月18日、ジョナサンの身体と頭部が再接合して復活した際、この能力はジョナサンに移ったが、能力に変化があったかは不明。
タイプ:纏衣装着、未来予知型
能力:本体の血縁者の未来を予知する。
- 数秒後の行動から遥か未来の出来事まで予知できる。
- 予知の内容は本体の頭脳(精神)に直接伝わる。
- 直接の血縁者だけでなく、宇宙一巡以降の世界における自分の血縁者、血を吸った相手やその血縁者の未来も見える。
- ディオが使用する場合、自分とジョナサン・ジョースターの血縁者両方の未来が見える。
- 能力発動時、わずかに動く。
ダメージ伝達:頭部または全身にフィードバック(多少切断されても大きな影響はなし)
射程距離:ほぼ0m
能力射程:血縁者がいる所であれば未来や異次元までも
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
SPWオリジナル | E | E | B | E | A |
謎・疑問点
- 『DIOのイバラ(仮)』はこれの劣化版か?
- 『隠者の紫』のように動かす事はできるか?
参照:JUMP jBOOKS『JORGE JOESTAR』、WEBページ『JORGE JOESTAR ILLUSTRATIONS by Otaro Maijo | JUMP j-BOOKS』(FIFTEEN P40他)
Last Update 2009/06/01
本体:蓮見 琢馬(はすみ・たくま)
発現からの経緯:本体の生まれ付き。ただし、完全に覚醒したのは本体が7〜10歳の時(1990〜92年)である(それ以前については補足参照)。本体が17歳の時(2000年3月17日)、本体自身が能力に命名。同日、死亡した事で消滅。
タイプ:中距離、精神攻撃型
特徴:本型。サイズや外見は本物のハードカバーの単行本とほとんど変わらない。右綴じ。外見上の厚さは3cm程度(約380ページ相当)。表紙はダークブラウンの革上で、何も描かれていない。最初数ページと後半は白紙。古本のようなにおいがする。本体にとってはほぼ実体同様に扱える(上に物を乗せたり破ったページを封筒に入れたりもできる)。
能力:本体のあらゆる記憶を記録し、読む者にそれを伝える。
- 本体が胎児以前(胚)の頃からその時点まで五感で得た情報、および感情や思考内容の全てが日本語の文章(小説)形式で記載される。
- 内容はリアルタイムで更新され、外見上の厚みは変わらないが、実際に開いた時のページ数はどんどん増えていく。
- 本体が得た情報は、本体自身がその時点で認識できなかったものも含めて全て記録される。(例:人混みの中で視界に入った全員の顔、本体の動体視力の限界を超える速さの映像etc)
- 逆に、『本』に記録された内容は、必ずしも本体の「その時点での(通常の意味での)記憶」に残っているとは限らない。
- 内容はあくまで「文章」だが、それを読めば当時の状況と思考内容を感情と五感の全てでリアルに認識(追体験)できる。
- 記憶の元が一瞬の出来事であっても、追体験時は任意でビデオのような「スロー再生」「巻き戻し」等ができる。
- まぐれで一度だけ成功した行動でも、その「記録」を何度も読み返す事は最高の反復練習となる。(「コツを掴める」だけで筋力等は変わらないが)
- 怪我や病気の「記録」を読むと、その苦痛、症状、外傷等がそのまま再現される。(心身だけで、着衣等には影響しない)
- この『本』を「読む」場合、一瞬でもページが視界に入った時点でその部分を「読んだ」事になる。ただし認識や理解が困難な内容はゆっくり何度も読み返す必要がある。
- 本体の思い浮かべる条件(五感情報等)に合致する記載内容を「検索」できる。その際、該当件数までわかる。
- 「検索」時、自動で該当ページを開く事もできる。その際、『本』の最後(最新情報)から順にページがめくれるため、古い内容ほど所要時間が長くなる。
- 『本』自体は自力で移動できないが、ページの開閉は本体の任意。また、本体の手元から離れた状態でも遠隔操作できる。
- 他者に『本』を読ませる事でその内容通りの記憶を植え付け、『感情移入』により、本体が読んだ場合と同様の状態にする事ができる。
- 『本』はスタンド使いにしか見えないが、ページを相手の視野に入れればスタンド使い以外にも効果が発動する。(視覚ではなく魂による認識)
- 他者が読む場合、相手が「日本語を読んで理解できる」事と「文章を判読できる環境(明るさetc)にある」事が必要となる。そのため、盲人、外国人、動物等には無効である。
- 本体には(蘇生経験者や幽霊等でない限り)「死んだ記憶」はないため、この能力で他者を即死させる事はできない。(「救助されなければ死んでいたはずの怪我」等の記憶で結果的に殺害できるが)
- 本から破り取ったページでも効果は変わらない(ただし遠隔操作不能)。また、(少なくとも本体の意思であれば)破り取ったページは後で再生し、ダメージ等もない。
- 本体自身が読んで害になる箇所を『禁止区域』に設定できる。(『本』に具体的変化があるのか、本体の認識上なのかは不明)
補足:この能力が完全覚醒する以前は、本体自身が『本』と同様の記憶力を持っていた。しかし、それは「覚える」だけのもので、記憶した情報を組み合わせて未知のものに到達できるような「天才」とは異なっていた。また、「何でも覚えてしまう上に忘れる事はできない」というある種の記憶障害状態だった。そのため、膨大な記憶が本体の処理能力の限界を超えてしまい、苦痛を伴う記憶を唐突に思い出す等、精神状態や対人関係等の悪化を招いた。やがて本体は自殺を図り、入院中の病室で初めて『本』を発現させた。その後、本体自身の(通常の意味での)記憶力は徐々に低下し、通常生活が送れるようになった模様。
補足2:このスタンドの名称の日本語表記は公式資料には存在しないが、『ザ・ブック』と思われる。
ダメージ伝達:なし、または表紙へのダメージのみほぼ部位相応(少なくとも『本』が解体されても本体が死ぬ事はないが、実際に『本』が大破した時は本体も同時に攻撃を受けていたため因果関係は不明)。ただし本体のダメージは『本』(特に表紙)にフィードバックされる。また、本体が脳にダメージを受ける等して記憶自体が欠落すると、『本』から該当ページが抜け落ちる。
射程距離:30m(破り取ったページも含め、それ以上離れた時点で消える)
能力射程:2m(ページを目にして効果が発動する距離)
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
SPWオリジナル | − | A(ページめくり) | A | E | A |
謎・疑問点
- 後半の白紙のページ数は何を基準に決まっているのか?また、記述のあるページ数が増えたり本体が老人になったりしても白紙は減らないのか?
- どんなに速い映像でも記録されるのか?本当に全く影も形も見えないほど速い映像でもか?
- 他者に『本』を読ませる場合、相手の視力によって能力射程は変わるのか?
- 「日本語自体は読めるがそのページ内の特定の漢字1文字だけが読めない」者が『本』を読んだ場合、効果はあるのか?
- 『本』の効果で病気になった者の体内には病原菌自体も発生するのか?それとも症状だけが再現されるのか?
- もし本体が一旦死んで蘇生したり幽霊になったりした場合、『本』には「死んだ記憶」が記録され、即死攻撃が可能となるのか?
- 例えば本体が『クレイジー・ダイヤモンド』による治療を経験した場合、その記憶による自他の治療は可能か?
- 本体が心身に影響を受けないように『本』の内容を純粋に文章データとしてのみ読む方法はないのか?(ないようだが)
- 『本』の『禁止区域』には具体的に何らかの変化があるのか?単に本体の認識上の問題か?
→しおりを挟むようなものでは?
参照:小説『The Book jojo's bizarre adventure 4th another day』
Last Update 2009/06/01
本体:ソリョラ・ロペス
※偽名「セッピア」
発現からの経緯:『矢』によって発現。本体が老人の時(2001年春)、死亡した事で消滅。
タイプ:特殊用途型
特徴:スタンドの像はない。
能力:本体が左右の手で触れた対象同士の位置を入れ替える。
- 入れ替える際に時間差を付けて出現させる事もできる。
- 片方の手で本体自身の体に触れる事で瞬間移動が可能。
補足:発現当初は時間差を付ける事はできなかったらしい。
ダメージ伝達:−
射程距離:−
能力射程:本体が触れたもの
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
SPWオリジナル | − | − | B | − | B |
謎・疑問点
- 触れた対象が液体や気体の場合はどうなるのか?(全体かその部分か)
- 他者のスタンドだけを移動させる事は可能か?(そもそもスタンドにも有効なのか?)
- 時間差は最高でどの程度か?
参照:JUMP jBOOKS『ジョジョの奇妙な冒険2 ゴールデンハート/ゴールデンリング』
Last Update 2020/02/15
Singing in the Rain
SINGING IN THE RAIN
(雨に唄えば)
本体:ファニー・ヴァレンタイン
※36巡後の世界の住人であり、『D4C』のスタンド使いであるファニー・ヴァレンタインとは別人。
発現からの経緯:発現理由は不明だが、存在が確認されたのは本体が80代の時(36巡後の世界の2012年7月24日)。
タイプ:不明
特徴:人型。全長2m。蛙を人型にしたような姿。
能力:不明
- 何らかの手段により、空中を足場にして本体と一緒に跳躍する事ができる。
- 以下、詳細不明。
ダメージ伝達:部位相応
以下、我が財団の総力を結し情報捜索に当たったが、詳細全て不明。
参照:JUMP jBOOKS『JORGE JOESTAR』、WEBページ『JORGE JOESTAR ILLUSTRATIONS by Otaro Maijo | JUMP j-BOOKS』(第六章 P10他)
Last Update 2020/02/15
本体:矢安宮 重孝(やんぐう・しげたか)
※通称「重ちー(しげちー)」
※36巡後の世界の住人であり、『ハーヴェスト』のスタンド使いである矢安宮重清(重ちー)とは別人。
発現からの経緯:本体が16歳前後の時(36巡後の世界の2012年7月以前)、死亡した事で消滅。
タイプ:使役攻撃型
特徴:亜犬型。全長1m。胴が3節に分かれており、最前部の節から頭部と4本の脚が生えている。体表に縞模様(顔は横縞、他はほぼ縦縞)がある。
能力:野良犬を操る。
- 同時に複数の犬を操作できる。
- 以下、詳細不明。
ダメージ伝達:ほぼ部位相応
射程距離:不明
能力射程:最低でも街1つ程度
以下、我が財団の総力を結し情報捜索に当たったが、詳細全て不明。
謎・疑問点
- 具体的にどのようにして犬を操るのか?
- どんな犬でも操れるのか?(例えばイギーのようなスタンド使いでも?)
参照:JUMP jBOOKS『JORGE JOESTAR』、WEBページ『JORGE JOESTAR ILLUSTRATIONS by Otaro Maijo | JUMP j-BOOKS』(第六章 P4他)
Last Update 2009/06/01
ストレンジ・リレイション
STRANGE RELATION
本体:氏名不詳(一度「ストレンジじじい」と名乗った事がある)
発現からの経緯:本体の生まれ付き。本体が自称89歳の時(1980年代後半)、精神的ダメージにより認知症となったため、使用不能となる。
タイプ:中距離、精神攻撃型
特徴:音状。本体が手回しオルガンを奏でる事で、その音がスタンドとなって発現または発動する。
能力:手回しオルガンの奏でる音楽によって、聞く者の心を操る。
- 手回しオルガンによる通常の音と同時に、スタンド使いだけに聞こえる「スタンドの音」が発生し、後者が能力効果を発動させる。
- 対象はスタンド使いに限られるが、同時に何人でも操れる。
- 一旦音楽を聞かせれば、その洗脳効果は、多少音楽が途絶えたり、対象が音の聞こえない所に行ったりした程度なら維持される。
- 操る相手に追加の命令を下すには、更に音楽を聞かせなければならない。
- 洗脳効果は一定時間(数分以上?)音楽が途絶えると解除される。
- 洗脳効果は、ある程度「まともな音(曲?)」でなければ発動しない。そのため、楽器に不具合が発生すると使用不能になる。
- 超低周波振動により、物理的破壊力を生み出す。 (これは「まともな音」でなくても発生する)
ダメージ伝達:不明(「音」なので、そもそもダメージを受けるのか不明)
射程距離:音楽の聞こえる距離(50m程度?)
能力射程:一旦操ればその効果は射程距離+数十m程度まで持続する(距離ではなく時間制限の可能性もある)
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
SPWオリジナル | B | 音速 | C | E | E |
謎・疑問点
- 使用する手回しオルガンの条件は?また、他の楽器での代用は可能か?
- 洗脳の精度はどの程度か?相手の頭脳や知識をフルに活用させるような命令も可能か?
- 音を聞いてしまった者に回避方法はないのか?
- 最低限、どの程度の音量が必要なのか?
- 耳の聞こえない者や鼓膜が破れている者にも有効なのか?
参照:CD・カセットブック『ジョジョの奇妙な冒険第1巻 空条承太郎見参の巻』収録『第2章 幻惑の旋律〜ストレンジ・リレイション!』
Last Update 2009/06/01
ダーク・ミラージュ
DARK MIRAGE
(闇の蜃気楼)
本体:ミカル
発現からの経緯:本体が13〜17歳の時(1980年代)に『矢』によって発現。存在が確認されたのは本体が17歳の時(1980年代後半)。
タイプ:近距離、具現化攻撃型
特徴:人型。全長2m。透明なクリスタル状の身体。胸に大きな集光レンズがはめ込まれている。また、本体は過去に喉に負った傷のため、声を出す事ができない。
能力:蜃気楼を実体化させ、本物の物質へと変える。
- 蜃気楼を実体化する際に、大きさを自由に変える事ができる。
- 1つの蜃気楼に対して、複数実体化できる(コピー機能)。
- 実体化した蜃気楼をある程度自由に操作できる。
- 本体が蜃気楼を肉眼で見る事ができる状況でないと使用できない。
補足:本体はエジプトの砂漠育ちで、幼い頃から蜃気楼が好きだった。それがこのスタンド能力に反映されているものと思われる。
ダメージ伝達:部位相応
射程距離:2m
能力射程:半径100m
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
SPWオリジナル | E | E | D | C | B |
参照:JUMP jBOOKS『ジョジョの奇妙な冒険』収録『砂漠発地獄(ヘルシティ)行』
Last Update 2020/02/15
本体:プロシュート・ケッパーノ
※36巡後の世界の住人であり、『ザ・グレイトフル・デッド』のスタンド使いであるプロシュートとは別人。
発現からの経緯:発現理由は不明だが、存在が確認されたのは36巡後の世界の2012年7月24日。
タイプ:環境変化、直間両攻撃型
特徴:異形の亜人型。全長1.5m。下半身はなく、長い腕が脚代わりになっている。全身に大きな目がある。全体に
『ザ・グレイトフル・デッド』に似ている。
能力:竜巻を発生させて操る。
- 地表にあるものを竜巻で吸い上げる事ができる。
- 以下、詳細不明。
ダメージ伝達:ほぼ部位相応
射程距離:不明
能力射程:竜巻の影響範囲は半径数百m以上?
以下、我が財団の総力を結し情報捜索に当たったが、詳細全て不明。なお、杜王町のスタンド使い達が証言した「竜巻を操るスタンド」は実はこのスタンドではなく『ブロブ』だった可能性も考えられる。
参照:JUMP jBOOKS『JORGE JOESTAR』、WEBページ『JORGE JOESTAR ILLUSTRATIONS by Otaro Maijo | JUMP j-BOOKS』(第八章 P11他)
Last Update 2020/02/15
本体:ゴヤスリー・サウンドマン
※36巡後の世界の住人であり、『イン・ア・サイレント・ウェイ』のスタンド使いであるサウンドマン(サンドマン)とは別人。
発現からの経緯:本体曰く、ある日本体の身体が故郷の砂漠を理解し、砂漠が本体を、本体が砂漠を飲み込んだ結果として発現。36巡後の世界の2012年7月24日、本体が死亡した事で消滅。
タイプ:遠近両用、一体化、自身及び本体変化、直間両攻撃型
特徴:不定形だが、基本形は人型で全長2m。髑髏のような頭部の鼻あたりまで覆面を被っており、その周囲には羽飾りがある。スタンド像単体では発現できず、砂と一体化する。本体曰く、スタンドではなく『バウンド』という能力。
能力:砂と一体化して自在に操り、本体自身も砂と一体化する。
- 本体が周囲の砂を「理解」する事で自在に操る事ができる。
- 最大で全長数kmもの砂の塊を操作できる。
- 本体は外見上は普通の人間だが、身体の大部分が常に故郷の砂と一体化しており、任意で一部を砂化して操る事ができる。
- 砂を取り込んで本体自身の体積を大きく増加させる事はできない。
- スタンド像は単純な攻撃では(『砂』に分離するだけなので)傷付けられない。不意討ちでも同様。
- 本体もある程度同様だが、限度がある。(実例として、頭部へのスタンド弾丸によって死亡した)
補足:『バウンド(BOUND/結びつき)』とは、生きる土地を受け入れて一体化する事で発現する能力である。曰く、それは環境に対応するのではなく、環境と合体し、環境そのものとなってしまう事である。本体はこれを厳密にはスタンド能力ではないと考えているが、本体が他者のスタンド像を目視できる事から、これもスタンドの一種またはそれに近い存在と考えられる。
ダメージ伝達:基本形時は部位相応(性質上、ほとんどダメージを受ける事はないが)
射程距離:数十m(それ以上離れると普通の砂に戻ってしまう)
能力射程:本体から(砂が繋がっていれば)半径数km
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
SPWオリジナル | B(サイズ次第でA) | B | A | B | A |
謎・疑問点
- 本体の場合、「砂」化できる部分とできない部分があるのか?
参照:JUMP jBOOKS『JORGE JOESTAR』、WEBページ『JORGE JOESTAR ILLUSTRATIONS by Otaro Maijo | JUMP j-BOOKS』(第十章 P7他)
Last Update 2011/12/18
本体:ビットリオ・カタルディ
発現からの経緯:『矢』によって発現。本体が16歳の時(2001年9〜10月頃)、死亡した事で消滅。
タイプ:近距離、一体化、直間両攻撃型
特徴:短剣(ダガー)型。全長50cm。スタンド像単体では発現できず、本物の短剣(18世紀末〜19世紀初頭頃のもの)と一体化する。両刃の直剣で、全体が左右対称。刀身は鏡のように光っている。柄には装飾がある。
能力:本体が受けたダメージの7割を、刀身に映ったものに反射する。
- 打撃や斬撃のような単純なダメージだけでなく、ウイルス感染やスタンドの特殊能力等も反射できる。
- 他者による攻撃だけでなく、本体自身による自傷行為のダメージでも反射できる。
- 生物、無生物、スタンド等、何に対してでもダメージを反射できる。
- (対象が人間の場合)ダメージ反射は部位相応で、刀身に「映った箇所」ではなく、「映った者の、本体がダメージを受けたのと同じ箇所」に発生する。
- 反射するのは「攻撃」ではなく「ダメージの状態」であるため、対象の材質や強度と無関係に作用する。
- 反射できるのはダメージの7割だけで、残り3割は本体が受ける。
- 本体は「一旦10のダメージを受けてからそのうち7が転移する」のではなく、最初から「3のダメージだけを受ける」事になる。
- ダメージの反射は本体の任意ではなく自動的に発動する。(制御の可否は不明)
- 刀身に本体が映っていても、本体にはダメージが反射されない。
補足:この能力には本体の「自分は悪くない」という強い責任転嫁願望が反映されている。また、本体は「痛みを実感して生命を呼び起こすため」と称して日常的に自傷行為を行っており、強いショックを受けた時等は自らに即死級のダメージを与える事もあるが、この能力によるダメージ軽減で生存している。これらの自傷行為による自己防衛本能からこの能力が生まれた可能性もあるが、逆にこの能力があるからこそ前述の性格になった可能性もある。
ダメージ伝達:全身にフィードバック(ダメージを受けたとして、それがまた反射されるのかどうかは不明)
射程距離:数m(『短剣』を手放せる距離)
能力射程:刀身に映る範囲
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
JUMP jBOOKS | A | A | A | B | C |
謎・疑問点
- 『短剣』自体の切れ味や強度はどの程度か?
- ダメージ反射を任意で止める事は可能か?
- 任意の相手だけをダメージ反射の対象から除外する事は可能か?(仲間が近くにいる時に危険なのでは?)
- 『短剣』の両面どちらに映っている相手にでも効果が及ぶのか?
- 刀身に本体自身が映っていた場合、ダメージ反射はどうなるのか?
→本体には反射しないのでは?(刀身の片面に敵が映っている時、逆の面には本体が映っている事が多々あるはず)
- 刀身に複数の対象が映っている場合、対象全てにダメージが反射されるのか?その場合、対象が1体の時と同じダメージを受けるのか?対象の数と反比例したダメージを受けるのか?
- 『短剣』が鞘に納めてあったり、刀身の表面全体が血や塗料等で汚れている場合、反射効果は発動するのか?
- 完全な暗闇の中で、刀身に何も映っていない場合、反射効果は発動するのか?
- 『短剣』自体が破壊された場合、ダメージはどうなるのか?(伝達されるのか?その場合、更に反射されるのか?)
- 対象は刀身にどの程度映っていればいいのか?(あまりにも小さいごく一部の場合は?遠すぎてわずかにしか映っていない場合は?)
- 本体が『短剣』を手にせず、(射程内で)身体から離している状態でも効果は発動するのか?
- 刀身に映っているのが「鏡」の場合、その鏡に映っているもの(あるいはこのスタンドや本体)にダメージが反射されるのか?
→単にその鏡にダメージが発生するのでは?
- 完全に透明なものにもダメージを反射できるのか?
参照:JUMP jBOOKS『恥知らずのパープルヘイズ −ジョジョの奇妙な冒険より−』
Last Update 2011/12/18
ナイトバード・フライング
NIGHT BIRD FLYING
本体:アンジェリカ・アッタナシオ
発現からの経緯:『矢』によって発現。本体が14歳の時(2001年9〜10月頃)、本体が死亡した事で消滅。
タイプ:遠隔自動操縦、思考分離、索敵探査、特殊攻撃型
特徴:小鳥型。全長20cm。遠くから見ると本物の小鳥と見分けがつかない。右の眼窩からはミミズのような触手(?)が2本生えている。ある程度の意志を持つ。また、本体は重度の麻薬中毒である。
能力:魂を探知して標的を追跡し、標的を麻薬中毒の症状で汚染する。
- 幻覚、酩酊、錯乱、感覚鈍麻等、様々な症状をもたらす。ただし多幸感や依存症については不明(未確認)。
- 標的が能力射程内に入ればそれだけで汚染が発生する。また、効果程度は本体との距離にある程度反比例する。
- 効果を(精度は低いが)任意制御できる。(例:眠らせる、幻覚を見せる、特定の相手を襲わせるetc)
- 麻薬効果発動中、標的にはわずかに本体の精神が流れ込む。(例:本体の歌声が標的に聞こえる)
- 標的は本体の「憶えていられる限り」何体でも設定できる。(ただし本体は麻薬中毒なので記憶力は曖昧)
- 標的を指定しない無差別攻撃もできる。また、その際でも特定の相手だけを対象から除外できる。
- 標的が元々(痛み等のせいで)脳内麻薬が出ている状態だった場合、効果が相殺されて汚染の影響が小さくなる。
- 能力が解除されれば効果は消える。ただし、症状が廃人同然にまで進行していた場合でも完治するかどうかは不明。
- 移動(飛行)速度は追跡対象次第で半無限に加速する。(実例:時速250kmのヘリコプターに追いつく)
- 魂を探知する事でレーダーの役割も果たす。また、標的とその周囲での生命の消滅も感知できる。
- 魂の探知結果はそのまま本体に伝わるが、細かい情報伝達は本体に直接言葉(人間語かは不明)で告げる必要がある。
- ある程度自動操縦だが、多少は(本体の近くであれば?)通常操作もできる。
- 本体が特に制御しなければ、普段は人の温もりを求めて常に飛び回っている。
補足:本体には「血液がささくれ立つ」と言われる不治の持病があり、その症状である全身の激痛を緩和しようとした結果、重度の麻薬中毒となった。この能力にはそんな本体の「他人に理解してもらえない寂しさ」が反映されている。
ダメージ伝達:ほぼ部位相応(半ば自動操縦なのでまともにダメージが伝達されない可能性もある)
射程距離:数km以上
能力射程:麻薬効果の発生は半径数m(効果持続範囲は数百m)、魂の探知範囲は数十m
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
JUMP jBOOKS | E | A(相手次第) | A(症状が続く限り) | E | E |
謎・疑問点
- 標的への麻薬効果は本体の症状がそのまま伝染しているのか?
→攻撃相手には本体以上の症状になった者がいるので、違うのでは?
- 本当に標的に「近寄る」だけで効果が発生するのか?それとも麻薬効果のある気体等を散布しているのか?
- 魂を感知する以前に、追跡対象をどのように指定するのか?(写真等で姿を認識する?名前を知っているだけ?魂に直接確認?)
- スピードの限界は?
- 能力射程はどの程度か?(ヘリコプターの間際まで来てから幻覚が発症したが、後になるともっと広範囲に影響が出ていたが?)
→効果の「発生」と「持続」で能力射程が異なるのでは?
- 麻薬効果はどの程度制御できるのか?
- この能力による麻薬中毒症状に依存性はあるのか?(もしあれば、麻薬を広げる上で非常に有用だったはずである)
- この能力による麻薬中毒症状に多幸感はあるのか?(少なくともフーゴや他のスタンド使い達にはあまり起きていないようだが)
→フーゴ達は単に「それどころではない」状態だったので影響がなかったのでは?
→もっと症状が進行した状態になってしまうのでは?
- 麻薬効果は精神攻撃か?それとも医学的・薬学的な効果か?
参照:JUMP jBOOKS『恥知らずのパープルヘイズ −ジョジョの奇妙な冒険より−』
Last Update 2011/12/18
パープル・ヘイズ・ディストーション
PURPLE HAZE DISTORTION
本体:パンナコッタ・フーゴ
発現からの経緯:本体が16歳の時(2001年9〜10月頃)、本体の精神的成長に伴って『パープル・ヘイズ』が成長した結果。
タイプ:近距離、思考分離、直間両攻撃型
特徴:人型。全長2m。基本的にデザインは旧『パープル・ヘイズ』と同様。体表がチェック柄で、半透明の兜を被っている。口や首周りが粗く縫い合わされている。両拳に半球状の『ウイルス入りカプセル』が3個ずつ付いている。ある程度の意志があり、獰猛で知性には乏しいが、妙に神経質な面もある。
能力:「共喰い」を起こすほど凶暴化した『殺人ウイルス』を撒き散らす。
- パンチ等を使うと拳の『カプセル』が割れ、中から『ウイルス』が流出する。
- 『ウイルス』に感染した生物は肉体の代謝機能を破壊され、早ければ数秒で内側から腐るように溶けて死ぬ。(例外後述)
- 『ウイルス』は皮膚感染や空気感染によって周囲の生物(やスタンド)にどんどん広がる。
- 一旦流出した『ウイルス』の制御、感染の防止、感染後の治療は、本体にも全く不可能。
- 『ウイルス』は旧『パープル・ヘイズ』時代より更に成長しており、あまりの強力さのために『ウイルス』同士が「共喰い」を起こす。
- 『ウイルス』に感染した生物は、絶命前に『ウイルス』が「共喰い」で死滅し、生存できる場合がある。(感染箇所の生体組織には深刻なダメージが残るが)
- 「共喰い」のため、全力で攻撃するほど標的への殺傷力が下がり、手加減するほど殺傷力が上がるという矛盾した性質を持つ。
- 「共喰い」が起きるのは『カプセル』が破損した後であり、使用前の『ウイルス』が『カプセル』内部で全滅する事はない。
- 感染前の『ウイルス』は光によって殺菌できる。(室内ライト程度の光で数十秒)
- 拳から『カプセル』だけを取り外したり、射出したりもできる。(ただし、さほどの速度ではない)
- 『ウイルス』は本体にも有効である。ただし、このスタンド自身にだけは効かない。
ダメージ伝達:部位相応
射程距離:5m(やや短縮された可能性あり)
能力射程:半径数m(光量と「共食い」次第)
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
JUMP jBOOKS | A | B | E | C | ? |
謎・疑問点
- 精密動作性と『ウイルス』の「共喰い」以外に旧バージョンと差異はあるのか?
- この変化は永続か?旧バージョンに戻す事はできないのか?
- 『カプセル』内で『ウイルス』の「共喰い」が起きないのは何故か?また、「共喰い」が始まるタイミングは?
参照:JUMP jBOOKS『恥知らずのパープルヘイズ −ジョジョの奇妙な冒険より−』
Last Update 2019/02/17
本体:ディジャ・メイカー
発現からの経緯:発現理由は不明だが、おそらく後天的に『弓』によって発現。
データ基準時期:本体が24歳の時(1988年頃)
タイプ:近距離、一体化、隔離型
特徴:建築物(本体曰く「ホテル」)状。外観は不明。内部の構造は可変。スタンド像単体では存在できず、任意の建物と一体化して完全な実体として出現する。
- スタンド名の表記は資料によって「ハウスオブホーリー」と「ハウス・オブ・ホーリー」が混在するが、前者を採用する。
能力:一体化した建物を支配し、その中に1時間以上留まった者を消滅させる。
- 「ホテル」の館内の構造は自在に変化させる事ができる。(例:迷宮化等)
- 「ホテル」に「チェックイン」した生物が館内に1時間留まった時、この世から消滅(「チェックアウト」)させる事ができる。
- タイムリミットへのカウントダウンは標的への告知完了時点から開始される。
- 館内から「ホテル」の壁や床等への物理的攻撃は、スタンドによるものも含め、威力と無関係に全て無効化する。
ダメージ伝達:不明(「ホテル」が破壊される事は無いが、リンク自体の有無は不明)
射程距離:0m(本体が常に「ホテル」の館内にいなくてはならない)
能力射程:館内のみ
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
『ジョジョの奇妙な館からの脱出』公式サイト | E | B | A | D | D |
- 「ホテル」が直接攻撃する事はないため破壊力は低い。
- スピードや精密動作性は館内の構造変化等についての評価と推測される。
- 能力は最低でも1時間持続する。
|
備考・補足
- このスタンドに関しては情報源によって詳細なデータ公開が禁止されているため、公表済みの情報を基準としたデータのみ掲載する。
- 騙し討ちにすればほぼ無敵のはずの能力だが、それでも標的に「チェックアウト」の説明をした実例がある。同様に、「ホテル」は内部から破壊不能な上に内部構造の変化が可能でありながら、標的を完全な密室に閉じ込めようとはしない。これらは能力上の必須条件や制約と推測される。
- これらには本体の「敵にチャンスを与えた上で勝利する」という歪んだ願望や自信が反映されている可能性がある。
- また、本体は幼い頃「かくれんぼの途中で相手が帰ってしまった」という経験を持つ事から、「探しに来て欲しい」という潜在的願望を持っている可能性もある。
- 「ホテル」の内部構造は可変だが、外観の変化や、極端な話、建物自体を移動させる事もできるのかは不明。
- 能力とは無関係だが、このスタンドが発見されたのはどこかのパラレルワールドである。根拠として、このスタンドと遭遇したのはDIOを倒すために旅をしていた空条承太郎一行だが、イギーと「目を負傷していない花京院典明」が同行した状態でどこかの町を訪れた際であった。
謎・疑問点
- 大きな建物ほど脱出の難易度は上がるはずだが、最大でどの程度のサイズの建物と一体化できるのか?
参照:ゲームイベント『ジョジョの奇妙な館からの脱出』、WEBページ『ジョジョの奇妙な館からの脱出 - リアル脱出ゲーム』公式サイト(公演オリジナルキャラクター)
Last Update 2009/06/01
パブリック・イメージ・リミテッド
PUBLIC IMAGE LIMITED
本体:リガトニ
発現からの経緯:『矢』によって発現。2001年春、本体が死亡した事で消滅。
タイプ:遠距離、一体化、物質操作、特殊攻撃型
特徴:弾丸型。スタンド像単体では発現できず、ライフルの弾丸と一体化する。全長10cm。色は青で、小さな腕とサメのような顔がある。
能力:
一体化した弾丸が命中した標的からスタンドのエネルギーを吸収する。
- 発射時に込められたエネルギーを着弾時に使い切り、それと同量のエネルギーを標的から吸収する。
- 狙撃失敗時はエネルギーを補給できないため、最悪の場合、本体が死に至る危険もある。
- エネルギーを奪われた標的はスタンド能力を使えなくなる。(能力が解除されれば元に戻る)
- スタンド使い以外を狙撃してもエネルギーは吸収(補給)できない。
- 1回の狙撃で費やすエネルギーは自在にセーブできる。
- 一体化した弾丸の速度を4倍にし、威力(貫通力)を激増させる。
ダメージ伝達:部位相応
射程距離:150m
能力射程:弾丸が命中した相手
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
SPWオリジナル | A | A | E | A | E |
謎・疑問点
- 弾丸とは一体化しているのか?それとも憑依か?
- 媒介となる弾丸はライフル弾に限るのか?
- 射撃精度はどこまでが本体の腕前なのか?どの程度スタンドでコントロールしているのか?
- 一度スタンドのエネルギーを吸い取られた者は自然に回復する事はないのか?
参照:JUMP jBOOKS『ジョジョの奇妙な冒険2 ゴールデンハート/ゴールデンリング』
Last Update 2020/02/15
本体:辻 綾(つじ・あや)
※36巡後の世界の住人であり、『シンデレラ』のスタンド使いである辻彩とは別人。
発現からの経緯:36巡後の世界の2012年7月以前、本体が死亡した事で消滅。
タイプ:特殊攻撃型
特徴:両脚のない女人型。全長1m。各部がフレーム状で全体がアンドロイド風。「顔」がなく、頭部の正面は無地の平面になっている。骨盤部分が球状。全体に
『シンデレラ』に似ている。
能力:他者間で身体のパーツを交換する。
- 少なくとも顔と指紋の入れ替えが可能。
- 顔を変えても声は変わらない。
- 以下、詳細不明。
補足:本体はエステティシャンであり、この能力によっていわゆる「裏稼業」にも手を染めている。
ダメージ伝達:ほぼ部位相応
射程距離:不明
能力射程:∞(効果は本体が死んでも持続し、おそらく永続)
以下、我が財団の総力を結し情報捜索に当たったが、詳細全て不明。
謎・疑問点
- 身体パーツは「交換」しかできないのか?単に整形する事はできるか?
参照:JUMP jBOOKS『JORGE JOESTAR』、WEBページ『JORGE JOESTAR ILLUSTRATIONS by Otaro Maijo | JUMP j-BOOKS』(第六章 P8他)
Last Update 2009/06/07
プタハ
|
しん
神
|
(
|
そうせい
創世
|
の
|
しょ
書
|
)
|
THE GENESIS OF UNIVERSE
本体:書記アニ(自称)
発現からの経緯:本体の生まれ付き(1000年以上前?)。本体が老人の時(1980年代後半)、死亡した事で消滅。
タイプ:近距離、具現化攻撃型
特徴:『創世の書』と呼ばれる本がスタンド(またはその媒介)。
能力:本体が『創世の書』に記されている内容を読み上げる事でそれを具現化する。
- この世に具現化できるのは、同時には1項目だけ。
- 発生したものは決して幻ではないが「実物」でもない。(スタンドに近い?)
- 『創世の書』の一部が破損すると、その部分に書かれた内容を具現化できなくなる。
補足:本体の発言内容が本当なら、彼とこのスタンドは1000年以上昔から存在している事になる。ただし、ジョセフ・ジョースター達は「当時の人間のスタンドが『創世の書』に宿っていて、老人(本体)を操っている」と推理していた。なお、この老人は死後、風化するように消滅し、『創世の書』も同様に消滅した。
ダメージ伝達:なし
射程距離:数m
能力射程:数十m
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
SPWオリジナル | − | − | A | − | E |
謎・疑問点
- 『アヌビス神』のように本体を乗っ取っていたのか?それとも……?
参照:JUMP jBOOKS『ジョジョの奇妙な冒険』収録『熱き砂の墓標』
Last Update 2020/02/15
本体:広瀬 康司(ひろせ・こうじ)
※36巡後の世界の住人。
発現からの経緯:発現理由は不明だが、存在が確認されたのは本体が16歳の時(36巡後の世界の2012年7月24日)。
タイプ:遠距離、纏衣装着、群体、直間両攻撃型
特徴:軸の付いたプロペラ型。通常時は軸の長さ10cm、プロペラの直径20cm程度。竹とんぼ、または漫画『ドラえもん』に登場する「タケコプター」のような形。複数体存在する。
能力:装着者を飛行させる。
- 本体または本体が指定した第三者の頭頂部に出現して回転する事で、装着者ごと飛行する。
- 本体の場合でも第三者の場合でも、装着者の任意で自由に飛び回る事ができる。
- 飛行は単なるプロペラ動力ではないため、飛行時に装着者ごと回転してしまう事はなく、装着者の頭や首への負担もない。
- 第三者の場合でも、装着者が望めば外す事ができる。
- ただし外れるとそのまま消えてしまうので、本体以外による「又貸し」はできない。
- 本体の装着時のみ、直径数十mにまで巨大化し、その回転で物理的に攻撃できる。
- 本体の場合、頭頂部以外にも出現させる事もできる。同時に複数体でも可。
- 頭頂部以外の場合、飛ぶ事はできないが、回転力で突風を起こす事はできる。
ダメージ伝達:全身にフィードバック
射程距離:数十〜100m
能力射程:−
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
SPWオリジナル | D(巨大化時A) | B(飛行速度) | B | E | B |
謎・疑問点
- 巨大プロペラも複数同時に発現できるのか?
- 頭頂部以外に装着しても飛行できるのか?
- 水中でスクリューのように使う事はできるか?
参照:JUMP jBOOKS『JORGE JOESTAR』、WEBページ『JORGE JOESTAR ILLUSTRATIONS by Otaro Maijo | JUMP j-BOOKS』(第四章 P16他)
Last Update 2020/02/15
本体:ドルチオ・チョコラータ
※36巡後の世界の住人であり、『グリーン・ディ』のスタンド使いであるチョコラータとは別人。
発現からの経緯:発現理由は不明だが、存在が確認されたのは36巡後の世界の2012年7月24日。
タイプ:不明
特徴:
人型。全長2m。頭部や頚部に縦縞模様がある。頭頂部にチューブ式容器の口のような太い円筒状の部分があり、その穴や指先からスライム状の粘液が出る。胸から下のデザインは不明。全体に
『グリーン・ディ』に似ている。
以下、我が財団の総力を結し情報捜索に当たったが、詳細全て不明。なお、杜王町のスタンド使い達が証言した「竜巻を操るスタンド」がこのスタンドだった可能性もあるが、そちらは『ツイスター』であると解釈する。
参照:JUMP jBOOKS『JORGE JOESTAR』、WEBページ『JORGE JOESTAR ILLUSTRATIONS by Otaro Maijo | JUMP j-BOOKS』(第八章 P2他)
Last Update 2011/12/18
マニック・デプレッション
MANIC DEPRESSION
本体:マッシモ・ヴォルペ
発現からの経緯:1990年代に『矢』によって発現。本体が25歳の時(2001年9〜10月頃)、死亡した事で消滅。
タイプ:近距離、回復、特殊攻撃型
特徴:亜人型。全長1m弱。いわゆる「餓鬼」のように腹だけが膨れて他の全身が痩せ細った体型。頭部は髑髏のようで眼窩は空洞。全身に包帯が巻き付いている。臍の緒(?)が生えている。全身から鋭い棘を出す事ができる。「ムむけけけケケケー」という甲高い奇声を発する。
能力:全身から出る棘で刺した生物の生体機能を過剰促進する。
- 応用範囲は極めて広いが、曰く「行き過ぎが基本」である。(例:心拍を激化させて破裂させる、胃に自分自身を溶かさせるetc)
- 加減すればある程度治療(医療)効果も発揮できる。(例:止血、鎮痛、病状の進行抑制etc)
- 他者の生体機能を操作し、ロボット同然にもできる。(例:発見した敵を反射的に攻撃させるetc)
- 能力を物質に込める事ができる。特に塩(岩塩や海水等も)に込める事で麻薬同様の効果を持たせる事ができる。(仮称「塩麻薬」)
- 「塩麻薬」は、その溶液を静脈注射する事で脳内麻薬を過剰分泌させる。その効果は通常の麻薬と同等以上である。
- 「塩麻薬」の「賞味期限」(能力効果の制限時間)は半月程度である。
- 本体自身を刺す事で短時間(数十分程度)だが身体機能を超人的に向上させる事ができる。(パワーやスピードはスタンドで言えばAクラスに)
- 本体の強化は「スタンド能力の効果」であるため、本体が生身でスタンドに干渉可能になる。
- 能力効果は全て時限性である。
補足:本体によれば、本体の兄アントニーオ(愛称「トニオ」)は料理人になるために家を出て、母方の姓「トラサルディ」を名乗っているらしい。本体は自分がスタンド使いになった際、その影響で兄もスタンド使いになった可能性を考えている。また、もし兄にスタンド能力が発現していれば、自分と似て非なる「夢のある」能力、例えば
「健康的な料理を作る能力」ではないかと想像している。
ダメージ伝達:部位相応
射程距離:2m
能力射程:制限時間内なら∞
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
JUMP jBOOKS | C | A | B(薬物効果は半月ほど) | B | C |
謎・疑問点
- 『パッショーネ』の麻薬は「全て」この能力によるものか?
- 身体強化は本体以外に対しても使えるのか?また、副作用はないのか?
- 塩以外に能力を込める事もできるのか?その場合も麻薬になるのか?
参照:JUMP jBOOKS『恥知らずのパープルヘイズ −ジョジョの奇妙な冒険より−』
Last Update 2009/06/01
メモリー・オブ・ジェット
MEMORY OF JET
(黒い琥珀の記憶)
本体:双葉 照彦(ふたば・てるひこ)
※旧姓「大神(おおがみ)」
発現からの経緯:本体が20代前半の時(1981年7月以前)、ヨーロッパの骨董屋にあった『矢』(時期的に判断して、ディアボロの発掘した6本の『矢』とは別物)によって発現。本体が40代前半の時(2000年3月17日)、死亡した事で消滅。
タイプ:遠距離、隔離、精神攻撃型
特徴:スタンドの像はない。
能力:特定の場所や人に他者が近付けないようにする。
- 指定した場所を「立ち入り禁止区域」とし、「そこには何故か誰も近付かない」状態にできる。
- 「立ち入り禁止区域」は、周囲の者の意識の外に置かれた状態になる。(例:そこから出た音や臭いは周囲に気付かれる事はない)
- 本体は能力の影響を受けない。また、特定の生物(人間に限らない)を効果対象から除外できる。(能力を一時的に解除しただけ?)
- 指定した者同士を決して近付けないようにできる。この場合、両者が望んでも巡り合う事はない。(詳細不明)
- 人間(生物)同士を近付けないようにする場合、その一方だけが本体の近くにいれば能力を発動できる。
- 対象が場所と人のどちらの場合でも、対象やそれに近付けなくなった者達に物理的影響は全くない。また、空間等を操作しているわけでもない。
- 能力効果は本体が解除または死亡しない限り年単位で持続し、本体が眠っている程度なら維持される。
補足:実例として、本体はこの能力で飛来明里という女性を1981年7月末から約1年(明里が死亡するまで)、職場のビルとビルの隙間に監禁していた事がある。そこは元々あまり人から気に留められる事がなく、構造的に自力での脱出がほぼ不可能な場所ではあったが、明里は終盤にはその場で出産までしたにもかかわらず誰にも気付かれる事なく、結果的に死ぬまでそこに閉じ込められる事となった。その期間中にそこを訪れたのは本体、その共犯者とその飼い猫、鼠だけであった。また、そのまま放置された明里の死体は腐乱した末に白骨化したが、スタンド能力で事情を知った明里の息子(蓮見琢馬)がそこを訪れるまで約12年間、結局誰もそれに気付く事はなかった。
補足2:この能力に関しては飛来明里監禁致死事件と、本体が娘(双葉千帆)から蓮見琢馬を遠ざけようとした際の証言からのみデータを得ている。よって、能力の内容や発動条件等についての詳細は大半が不明である。なお、本体は「スタンド」という概念を知らず、この能力についても飛来明里の監禁致死に成功した「幸運」を自らの「特別な能力」と認識するに至ったものと思われる。以上から、スタンドの像が存在しない、具体的な条件設定や準備を必要としない能力で、最初は本体が強くそれを望む事で無意識的に発動していて、自覚とともに任意で発動できるようになったものと推測できる。
ダメージ伝達:−
射程距離:−
能力射程:解釈次第(少なくともkm単位?)
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
SPWオリジナル | − | − | A | − | E |
謎・疑問点
- 飛来明里監禁致死事件の際は効果が1年以上持続したが、元々それだけの持続力があるのか?それとも本体が仕事でほぼ毎日その場を訪れていたからか?
- 「誰も気付かなくなる」効果はどの程度か?例えば飛来明里が監禁場所で火事や爆発等を起こしても、やはり誰も気付かなかったのか?
- 「立ち入り禁止区域」は複数同時に設定できるのか?
- 「対象に近付けなくなる者」は自由に設定できるのか?
- 自分自身に誰も近付けなくする事はできるのか?(できればほぼ「無敵」?)
- 「近付けなくなった者」同士を物理的に無理に移動させて会わせようとするとどうなるのか?
- 干渉しているのは周囲の者の精神か?それとも運命か?
- 蓮見琢馬が飛来明里の事件に気付き、死亡場所に辿り付けたのは何故か?(効果切れ?事情を正確に知ったから?スタンド使いだから?)
- 能力には直接関係ないが、能力発現の原因になったと思われる『矢』は何だったのか?
参照:小説『The Book jojo's bizarre adventure 4th another day』
Last Update 2020/02/15
本体:ナランチャ・ギルガ
※36巡後の世界の住人であり、『エアロスミス』のスタンド使いであるナランチャ・ギルガとは別人。
発現からの経緯:発現理由は不明だが、存在が確認されたのは本体が16歳の時(2012年7月24日)。
タイプ:遠距離、群体、索敵探査、射撃型
特徴:潜水艦型。通常時は全長10cm程度。総数は数百体。内部には本物の潜水艦のような計器等があり、非常に精密な構造となっている。なお、スタンド名の「U」の正式な読み方は不明だが
「ユー」と考えられる。
- 潜望鏡(本体側):ヘッドセット風。単体で本体が装着し、右目で覗く。
能力:生体組織やスタンドの中を潜航する。
- 生物の身体やスタンド像またはそれらの一部があれば、それを水面代わりに潜航できる。
- 潜る対象に「深さ」は関係なく、「水面」代わりになるものがあればそこに潜る事ができる。この際、「水面」の下にあるものは影響なく、潜った先も「水面」と同じ状態になっている。
- 潜航している生体組織からそれに隣接する生体組織へと移動できる。
- 身体から離れた体液等にも潜る事ができる。
- 魚雷や巡航ミサイルを発射して攻撃できる。
- 雷管を抜いて爆発しないようにして威力を抑える事もできる。
- 複数の機体間を融合させ、その分だけサイズとスタンドパワーを向上させる事ができる。
- (ほぼ)全ての機体を融合させた状態では全長約100mになる。
- 融合によって充分なサイズに巨大化すれば、本体や他者が内部に乗り込む事ができる。
- 逆に、融合機体数と無関係にサイズを縮小できる。
- 視聴覚はないが、『潜望鏡』を出して周囲の映像を本体側の『潜望鏡』に伝達できる。
- 生物への潜航中、ソナーを発する事で、潜航対象のスタンド能力の有無を感知できる。
補足:2012年7月24日、カーズがこの能力を見ただけでコピーし、強化版として身に付けた。また、カーズは自分の『Uボート』をナランチャ版と同程度に劣化コピーしたものを『スタンドDISC』として取り出し、それをジョージ・ジョースター(36巡後の世界の住人)とペネロペ・デ・ラ・ロサが使用した事がある。
ダメージ伝達:全身にフィードバック(ただし数体倒した程度では影響なし)
射程距離:数km
能力射程:サイズ次第だが大型時のミサイル等は数百m
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
SPWオリジナル | D(最大時A) | D(最大時B) | B | D(最大時E) | B |
参照:JUMP jBOOKS『JORGE JOESTAR』、WEBページ『JORGE JOESTAR ILLUSTRATIONS by Otaro Maijo | JUMP j-BOOKS』(第十章 P15他)
Last Update 2020/02/15
本体:ポコロコ・トリプルセブン
※36巡後の世界の住人であり、スティール・ボール・ラン・レースに出場したスタンド使いであるポコロコとは別人。
発現からの経緯:発現理由は不明。36巡後の世界の2012年7月24日、本体が死亡した事で消滅。
タイプ:中距離、群体、直接攻撃型
特徴:人型。全長数cm。背広姿にヘルメットのようなものを被っている。数体〜数十体存在する。
能力:任務を与えると、集団でその対策を立案し、行動する。
- 一旦本体が命令すれば後はほぼ全自動。
- 必要であればミニチュア模型を作ったりする事もある。
- 以下、詳細不明。
ダメージ伝達:全身にフィードバック(総数が不明なので、何体程度倒せば影響が出るか不明)
射程距離:数十m
能力射程:−
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
SPWオリジナル | E | C | C | B | D |
参照:JUMP jBOOKS『JORGE JOESTAR』、WEBページ『JORGE JOESTAR ILLUSTRATIONS by Otaro Maijo | JUMP j-BOOKS』(第十章 P19他)
Last Update 2020/02/15
本体:ファニアー・ヴァレンタイン
※36巡後の世界の住人。
発現からの経緯:発現理由は不明。本体が50歳の時(36巡後の世界の2012年7月24日)、死亡した事で消滅。
タイプ:遠距離、射撃型
特徴:人型。全長50cm。目がカメラのレンズのようになっている。異形の拳銃を持つ。右足にギプスのようなものを装着している。
能力:「枠」に「窓」を作り、空間を越えて別の「窓」に移動する。
- 「枠」に磨りガラスのような平面を作って「窓」に変え、その面上から出現する。
- ただ単に何かに囲まれた部分、穴、梯子の升目、生物の口等、色々なものを「窓」化できる。
- 「窓」から別の「窓」の外を覗き見たり、別の「窓」に移動できる。
- 空間を越えての移動能力と非常に長い射程距離を持つが、スタンド像自体に視聴覚がないのが弱点。
- 拳銃から放つ弾丸で攻撃できる。また、かなりの数を連射できる。
ダメージ伝達:部位相応
射程距離:数km
能力射程:弾丸の射程距離は実物程度で、一度に移動できる距離は数km単位?
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
SPWオリジナル | E(弾丸B) | C | D | C | D |
謎・疑問点
- 射程距離および一度に移動できる距離はどの程度か?(宇宙船HGウェルズから火星まで達していたが……?)
- ジョージ・ジョースター(36巡後)によれば視聴覚はないとの事だが、本当か?(本体の視野の外を認識していたように思える場面があったが?)
参照:JUMP jBOOKS『JORGE JOESTAR』、WEBページ『JORGE JOESTAR ILLUSTRATIONS by Otaro Maijo | JUMP j-BOOKS』(第十章 P22他)
Last Update 2011/12/18
レイニーデイ・ドリームアウェイ
RAINY DAY, DREAM AWAY
本体:ヴラディミール・コカキ
発現からの経緯:本体の生まれ付き。ただし、覚醒したのは本体が11歳の時(1943年8月6日)。本体が70歳の時(2001年9〜10月頃)、死亡した事で消滅。
タイプ:遠距離、一体化、環境変化、精神攻撃型
特徴:雨雲と霧雨状。スタンド像単体では発現できず、空気中の水分と一体化する。
能力:「霧雨」を浴びた生物の「感覚」を定着させる。
- 知覚、錯覚、幻覚、警戒心、思い込み等、あらゆる「感覚」が解けずに標的にそのまま強く残り続けるようにする。
- 強い感覚は標的の身体にも影響する。(例:転びそうになった感覚が定着すると思うように身体を動かせなくなる)
- 例えば病人が「死ぬかもしれない」という感覚を定着させられると、実際は軽症でもやがては本当に死に至る。
- 戦闘中に「敵わないかもしれない」という感覚を定着させられた者は、敵に攻撃を命中させる事すらできなくなる。
- 幻覚(妄想)を定着させると、元の幻覚の延長上の未来数十年分の幻覚を一瞬で見せる事もできる。(内容まで細かい制御はできない)
- 効果は「霧雨」を浴びている全ての者に、任意に、個別に発動できる。
- 標的の精神エネルギーを利用するため、一旦かかった効果の持続範囲は無制限。(本体が死ねば解除される)
- 「雨」は一旦地面等に落ちると効果はなくなる。
補足:戦時中(1943年8月6日)、本体の家族は故郷シチリアでドイツ軍からスパイの容疑をかけられ、両親は射殺され、妹アメリアも銃撃を受けた。絶命直前のアメリアが自分が逃げ延びて生存する幻を見た際、本体にこの能力が覚醒し、アメリアの幻を定着させ、「生き延びて末永く幸福な人生を送った末に天寿を全うする」という幻を見せた。この時は少なくとも天候レベルでの「霧雨」は発生しなかった模様だが、それがこの時だけのイレギュラーなものだったのか、以後毎回「霧雨」が発生したのか等は不明。
ダメージ伝達:「霧雨」に関してはなし(「霧雨」の性質上、ほとんど攻撃を受け付ける事はないが)。雨雲については不明。
射程距離:半径数百m(上方は雲の高さまで)
能力射程:霧雨(スタンド像)の中だけ。ただし一旦かかった効果は無制限。
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
JUMP jBOOKS | E | B(霧雨の広がる速度) | A | E | E |
謎・疑問点
- 「雨雲と霧雨がスタンド」なのか?それとも「雨雲がスタンドで霧雨はその効果」か?
- 「霧雨」は地面等に落ちた後(水溜り等になった後)も効果を保つのか?
→あくまで「霧雨」状態の時にしか効果はないのでは?
- 強風の中でも「雨雲」の位置を保持できるのか?
- 元々の天候による影響は受けるのか?(晴れ、雨、雪、等の天候下で使用した場合、効果に差異は?)
- 砂漠のような乾燥地帯でも使用できるのか?
- 能力を解除した時(本体死亡時含む)、発生させた雨(=水分)はどうなるのか?水溜り等は消えるのか?
- 屋内では使用不能か?
参照:JUMP jBOOKS『恥知らずのパープルヘイズ −ジョジョの奇妙な冒険より−』
Last Update 2020/02/15
本体:ペネロペ・デ・ラ・ロサ
※愛称「ペニー」、結婚後は「ペネロペ・ジョースター」
発現からの経緯:本体は旧世界の19世紀後半生まれの人間だが、この能力自体がいつ、どの世界で、何故発現したのか不明。36巡後の世界の2004年頃、S市杜王町で『キューブハウス』が発見された。それ以前は福井県西暁町にあったという噂があるが、真相は不明。2007年頃、スタンド像に4本の『矢』が刺さって取り込まれた事で『キューブハウス』が『アロークロスハウス』に変化した。2012年1月頃、『アロークロスハウス』に岸辺露伴が入居した。その少し後、「玲美」の存在が確認されたが、この時点で「玲美」は本体に関する記憶を失っていた。2012年7月24日、『矢』が分離した事によって『アロークロスハウス』が『キューブハウス』に戻り、「玲美」は本体に関する記憶を取り戻した。
タイプ:一人歩き、時空間干渉、隔離型
特徴:「杉本 玲美(すぎもと・れいみ)」と名乗る人間型のスタンド像と『キューブハウス』(または『アロークロスハウス』)という屋敷によって成立する能力。『屋敷』の方は完全な実体だが、本物の建築物と一体化したスタンド像なのか、スタンド能力で制御された本物の建築物なのか不明。ただし「玲美」は『キューブハウス』について「私の中」と言っている。
- 「杉本玲美」:人間型。高校生程度の日本人少女そのままの外見で、正体を知らなければ本物の人間と区別がつかない(ただし、あくまでスタンド像なのでスタンド使い以外には目視できない)。特に本体と似ているわけではない。意志を持つ。
- 『キューブハウス』:立方体の屋敷。外見上はドアも窓もない。内部から見ると、四方と床と天井にドアがある。
- 『アロークロスハウス(矢十字屋敷)』:正十字の4つの先端が矢印になった形の屋敷。『キューブハウス』を中心とした四方に矢印部分が付いている。矢印の裏側に8つの玄関がある。壁や床は真っ白で、屋根は平ら。「玲美」が『矢』を取り込んでいる時のみ存在するが、『レクイエム』であるとは言われていない。
能力:時空間を超越した屋敷を操る。
- 杉本玲美 REIMI SUGIMOTO
- 一般的なスタンド能力における本体の役割を果たし、『屋敷』を操作する。
- 人間同様に睡眠や食事を必要とする。ただしそれでも『屋敷』の機能に影響はない。
- 『屋敷』が傷付けられたり危険にさらされたりすると、精神的に疲労する。
- 『屋敷』には「玲美」の意志と無関係に発動する効果や、「玲美」にも制御できない効果もある。
- キューブハウス CUBE HOUSE
- 内部はテッセラクト(超立方体、正八胞体)に近い構造で、そっくりな立方体の部屋8つが6面全てで4次元的に隣接している。
- 四方の壁と床と天井、どのドアを開けてもそっくりな部屋に繋がる。
- 床のドアは必ず次の部屋の天井のドアに通じる。(逆も真)
- 壁のドアは全て次の部屋の「逆側の壁」のドアに通じる。(東側のドアを開ければ次の部屋の西側に出る)
- ある部屋から同じ方向に次々と部屋を移動した場合、4回ドアを開けた先は「最初の部屋」になる。
- 上記のような部屋の位置関係は3次元的には矛盾しているが、内部を移動する者を基準にその都度解決される。
- 本来この屋敷は「1人用」であり、2人以上が同時に移動して部屋の位置関係の矛盾に突き当たった場合、どちらかを「どこにも辿り着かない異世界」に引き込む。
- 「玲美」だけは自ら部屋の位置関係の基準となる事ができる。
- 床のドアを次々に落下していくと無限の落下の末に時空が歪み、落下者がタイムトラベルする。
- タイムトラベルは時間だけでなく位置も移動できる上、宇宙一巡すらも乗り越える事ができる。
- タイムトラベルの発動と行き先はある程度落下者の任意だが、実際は外部の第三者に役立つよう決定されると推測されている。
- タイムトラベルは一旦発動させた後も暫く効果が残り、別の場所でもある程度任意で発動できる。
- 『屋敷』外でタイムトラベルを発動させる場合、元々の落下者が第三者を同行させる事もできる。
- タイムトラベル以外の方法では脱出できない。「玲美」の意志があったとしても同様。
- 丸ごと転がって移動する事ができる。
- アロークロスハウス THE ARROW-CROSS HOUSE
- 矢印部分の玄関を通れば誰でも中央の『キューブハウス』まで自由に出入りできる。
- 『キューブハウス』のテッセラクト構造の法則はそのまま適用される。
- ただし『キューブハウス』の、矢印部分と繋がる部屋(仮称「中央の部屋」)の四方の壁のドアは、常に矢印部分に通じる。
- タイムトラベル機能も『キューブハウス』のまま。
- 『キューブハウス』を軸に、周囲の矢印部分を(十字型のまま)回転させる事ができる。
- ただし矢印は東西南北のいずれかを正確に指し示す性質があり、方向をズラして固定する事はできない。
- 回転の遠心力は、屋敷内には一切影響しない。
- 矢印部分の回転中も『キューブハウス』は回転しないが、「中央の部屋」の壁のドアは常に(回転を無視して)矢印部分に通じる。
- 矢印部分を動かして生物を屋敷と土台の間に下敷きにし、仮死状態のまま封印する事ができる。
- 封印先(『屋敷』の下)は通常世界との狭間のような場所で、外部と隔絶された状態となる。
- 封印は「玲美」の任意または『キューブハウス』の移動で解除される。
- 封印した相手の精神を「生き霊」として行動可能にしておく事もできる。
- 「生き霊」はほぼ通常の生物同様に物理的に活動できるが、他のスタンド使いからは見えなくなる。
- 外で災害等が発生した場合でも、『屋敷』内のライフライン(電気や水道等)は維持される。
- 『屋敷』は壊れてもすぐに復元する。(外部から持ち込んだ家具は別)
- 移動はできない。
補足:本体はスタンドとは別に
『ウゥンド(WOUND)』という能力を持つ。その能力とこのスタンド能力の内容には「密室」という共通点があるが、どの程度関連しているかは不明。
補足2:記憶喪失時の「玲美」は本体の事は何も覚えておらず、性格も本体とは異なっていた。しかし、記憶が戻った際は本体自身の記憶内容についても思い出したため、性格にも本体の影響が出たが、記憶喪失中の記憶や性格も残った。
ダメージ伝達:不明(どの時代の本体とリンクしているか不明なので判断不能)
射程距離:∞
能力射程:「玲美」と『屋敷』はあまり離れられないらしい(数m程度?)
| 出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
杉本玲美 | SPWオリジナル | C | C | C | C | C |
キューブハウス | SPWオリジナル | A(転がれば) | B(移動) | A | E | A |
アロークロスハウス | SPWオリジナル | B(回転) | A(回転) | A | E | A |
謎・疑問点
- 「杉本玲美」が正式なスタンド名なのか?
- どういった経緯で発現したのか?
- この能力は『ウゥンド』が進化した結果なのか?
- 玲美が倒された場合、『屋敷』はどうなる?
- 玲美は何故『矢』を手に入れ、守っていたのか?
- 『キューブハウス』には本来どのように出入りするのか?
- ジョージ・ジョースターと加藤九十九十九の事件解決後、露伴やブチャラティはどのように『キューブハウス』から出たのか?(タイムトラベル?)
- 『アロークロスハウス』は『レクイエム』なのか?
参照:JUMP jBOOKS『JORGE JOESTAR』、WEBページ『JORGE JOESTAR ILLUSTRATIONS by Otaro Maijo | JUMP j-BOOKS』(第四章 P17、第六章 P17、第八章 P5他)
Last Update 2020/02/15
本体:ヴィネガー・ドッピオ
※36巡後の世界の住人であり、旧世界におけるディアボロの交代人格のヴィネガー・ドッピオとは別人。
発現からの経緯:発現理由は不明だが、存在が確認されたのは本体が15〜16歳の時(36巡後の世界の2012年7月24日)。
タイプ:特殊用途型
特徴:スタンド像の有無は不明。
能力:物体に携帯電話の機能を付与する。
- 石、本、衣類等、様々なものを「電話」化できる。
- 「電話」化した物体は原型を留めたまま、外部にボタンや液晶画面が現れる。
- 同時に複数のものを「電話」化しておける。(最低でも10個近く)
- 「電話」化したものは通常の携帯電話のような通話機能(テレビ電話含む)を持つ。
- 「電話」は(壊れない限り)距離や時空を超えて繋がる。(実例:地球と火星付近、旧世界と36巡後の世界、基本世界と並行世界でも通話可能)
- ただし、「同一世界の中で時間のズレた空間」にだけは繋がらない。
- 「電話」にはリダイアル機能もある。
ダメージ伝達:不明
射程距離:不明
能力射程:∞
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
SPWオリジナル | − | − | A | − | B |
謎・疑問点
- メール、留守番電話、キャッチホン等の機能もあるのか?
- 一般的な携帯電話の持つ「電話以外の機能」もあるのか?(目覚まし時計、アドレス帳、カレンダー、ゲーム等)
- 将来的に一般の携帯電話向きの新技術が開発され、普及した場合、この能力も変化するのか?
参照:JUMP jBOOKS『JORGE JOESTAR』、WEBページ『JORGE JOESTAR ILLUSTRATIONS by Otaro Maijo | JUMP j-BOOKS』(FIFTEEN P02他)
Last Update 2013/01/17
本体:フーゴ
※36巡後の世界の住人であり、『パープル・ヘイズ』のスタンド使いであるパンナコッタ・フーゴとは別人。
発現からの経緯:発現理由は不明だが、36巡後の世界の2012年7月24日時点で存在していたとされる。
タイプ:不明
特徴:スタンド像の有無は不明。
能力:幻覚症状を大勢に広げる。
以下、我が財団の総力を結し情報捜索に当たったが、詳細全て不明。
補足:このスタンドは証言のみで実際には確認されていないが、36巡後の世界の2012年7月24日、ブローノ・ブチャラティ(36巡後の世界の住人)が当時その場にいたメンバーの能力概要を列挙した中に「幻覚症状が大勢に広がる」という能力があったため、ここに記す。なお、列挙された能力と、その際にブチャラティと同席していた仲間を照らし合わせると、消去法で本体はフーゴという事になるが、厳密には不明。
参照:JUMP jBOOKS『JORGE JOESTAR』
Last Update 2020/02/15
36巡後の世界には、過去の世界に存在したものと似て非なるスタンドおよびスタンド使い達が数多く存在する。ここではその中で、過去に確認されたもの(「オリジナル」と呼ぶ)とほぼ同じ能力をまとめて紹介する。特に断りがない限り、以後の記述に登場する人物や年代は全て36巡後の世界のものである。
確認されている能力
- ヘブンズ・ドアー HEAVEN'S DOOR
- 本体:岸辺 露伴(きしべ・ろはん)
- 発現からの経緯:発現理由は不明だが、存在が確認されたのは本体が30代の時(2012年7月24日)。
- オリジナルとの比較:旧『ヘブンズ・ドアー』(ただし「中期」)とほぼ同一の能力。
- 死体も「本」にできる事が確認されている。(その場合、ページは「死」という文字で埋め尽くされている)
- キラークイーン KILLER QUEEN
- 本体:吉良 吉影(きら・よしかげ)
- 発現からの経緯:発現理由は不明だが、存在が確認されたのは本体が38歳の時(2012年7月24日)。第2〜3の爆弾については後天的に発現したもの。
- オリジナルとの比較:旧『キラークイーン』(第1〜3の爆弾全て)とほぼ同一の能力だが若干の差異がある。
- 『キラークイーン・バイツァ・ダスト』をスタンド使いや本体自身にも取り憑かせる事ができる。
- ホワイトスネイク WHITE SNAKE
- 本体:エンリコ・プッチ
- 発現からの経緯:本体が17歳の時(36巡後の世界の1999年7月)以降のある時、『悪魔の手の平』に立ち入った事で発現。本体が30歳前後の時(タイムトラベル中だったが、元の日時は36巡後の世界の2012年7月24日)、ディオ・ブランドーとの出会いによって『Cムーン』『メイド・イン・ヘブン』へと進化した。そのまま本体が時間を加速させて36巡後の世界の2012年7月24日に戻った後、ジョルノ・ジョヴァーナの『ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム』によって「永遠に繰り返し死に続ける」状態にされたため、使用不能となる。、
- オリジナルとの比較:旧『ホワイトスネイク』とほぼ同一の能力。
- 一度溶かした相手を元に戻し、その際に元々負っていた傷までもある程度治す事ができる。
- Cムーン C-MOON
- オリジナルとの比較:表記以外は旧『C−MOON』とほぼ同一の能力。
- 存在した期間が短いため、重力異常をもたらす以外の能力は不明。
- 『緑色の赤ん坊』と融合しているわけではない等、『天国へ行く方法』の内容や実行手順が異なる。
- メイド・イン・ヘブン MADE IN HEAVEN
- オリジナルとの比較:旧『メイド・イン・ヘブン』とほぼ同一の能力だが若干の差異がある。
- 宇宙一巡後の「運命が固定されていて誰もがそれを知っている」効果がない。
- 宇宙一巡が単なるタイムトラベルになる場合がある。(元の世界の住人が次の世界に到達しない等)
- ゴールド・エクスペリエンス(仮) GOLD EXPERIENCE(?)
- 本体:汐華 初琉乃(しおばな・はるの)(「初流乃」ではなく「初琉乃」)
※イタリアでの公称「ジョルノ・ジョヴァーナ」(「ジョバァーナ」ではなく「ジョヴァーナ」)
- 発現からの経緯:発現理由は不明(旧世界から存在?)だが、存在が確認されたのは36巡後の世界の2012年7月24日であり、その当日(正確には本体がタイムトラベルした先で)本体が死亡した事で消滅。
- オリジナルとの比較:旧『ゴールド・エクスペリエンス』とほぼ同一の能力。
- 少なくとも生物を生み出す能力と生体部品を創り出す能力が確認されている。
- 厳密にはスタンド名は不明だが、『〜レクイエム』が存在するため、この名称であると考えられる。
- なお、本体の証言によれば、この本体は『〜レクイエム』によって自らの死を無効化する事で36巡後の世界に到達した旧世界のジョルノ・ジョバァーナ本人である。
- ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム GOLD EXPERIENCE REQUIEM
- キング・クリムゾン KING CRIMSON
- 本体:ディアボロ
- 発現からの経緯:発現理由は不明だが、存在が確認されたのは36巡後の世界の2012年7月24日であり、その当日(正確には本体がタイムトラベルした先で)本体が死亡した事で消滅。
- オリジナルとの比較:旧『キング・クリムゾン』とほぼ同一の能力。
- 時間が止まっている間の出来事は『エピタフ』で予知できない事が確認されている。
- なお、この本体はジョルノ・ジョヴァーナの交代人格であり、人格とともに身体(外見)とスタンドが入れ替わる。(元はジョルノ)
- D4C Dirty Deeds Done Dirt Cheap
- 本体:ファニー・ヴァレンタイン(旧世界の住人) & ザ・ファニエスト・ヴァレンタイン(36巡後の世界の住人)
- 発現からの経緯:それぞれ発現理由は不明。存在が確認された日時は(タイムトラベルや時間加速のため定義が困難だが、当人達の感覚的には)ファニー版が旧世界1920年12月頃、ザ・ファニエスト版が36巡後の世界の2012年7月24日。
- オリジナルとの比較:旧『D4C』とほぼ同一の能力だが例外的事項が存在する。
- 別世界に住む2人の本体が同一の能力を持つ。(以下「本体A」「本体B」と呼ぶ)
- この能力で移動する『隣の世界』は全て、この能力によって創り出される世界である。
- 本体Aの能力による『隣の世界』には「『D4C』を持つ本体A」は存在しないが、「『D4C』を持つ本体B」は存在する。(逆も真)
- 本体AとBが互いに「自分の『隣の世界』」から「『D4C』を持つ相手本体」を連れてくる事で、同一世界に「『D4C』を持つ本体」が無数に存在できる。
- 『聖なる遺体』を持たないため、『D4C‐ラブトレイン‐』は使用できない。
- ザ・ワールド THE WORLD
- 本体:ディオ・ブランドー(旧世界の住人であり、首から下はジョナサン・ジョースターの肉体)
- 発現からの経緯:「旧世界」の1889年2月7〜8日頃、頭部のみで生きていたディオ・ブランドーがジョナサン・ジョースターの首から下の肉体を乗っ取った事で発現。1980年代後半(タイムトラベルを経ているため正確な定義は困難)、本体がカーズの血肉を摂取して『究極生命体』(に近い存在)に進化した事で『ザ・ワールド・アルティメット』に進化。
- オリジナルとの比較:旧『ザ・ワールド』とほぼ同一の能力。
- ただし旧世界の20世紀に空条承太郎に倒された「ディオ」は、ジョルノ・ジョヴァーナの肉体にこの本体の魂の半分を込めた「偽者」であるため、こちらが「本物の『ザ・ワールド』」という事になる。
- 時間停止の制限時間は9秒程度である。
- ザ・ワールド・アルティメット THE WORLD ULTIMATE
- 基本的には上記『ザ・ワールド』の基本性能がアップしただけのもので、デザインは元のまま。
- 時間停止の制限時間は1時間弱である。
補足:パラメータは省略するが、基本的に全てオリジナルと同性能と考えられる。
補足2:36巡後の世界の地球は、海(大洋)は「ジ・オーシャン」、大陸は「パンランディア」1つしか存在せず、他は日本を含む大小の島々が存在する。また、日本の杜王街住人、イタリアのネーロネーロ島を本拠にするギャング組織『パッショーネ・ファミリー』構成員、アメリカ政府関係者等に多くのスタンド使いが存在する模様。また、スタンド使いを生み出す『矢』と『悪魔の手の平』も存在する。
謎・疑問点
- 「旧世界の住人とそっくりなスタンド使い」は他にもいるが、過去と同じ能力を持つ者と違う能力を持つ者がいるのは何故か?
参照:JUMP jBOOKS『JORGE JOESTAR』、WEBページ『JORGE JOESTAR ILLUSTRATIONS by Otaro Maijo | JUMP j-BOOKS』
Last Update 2020/02/15
本体:カーズ
旧世界の1939年2月28日にジョセフ・ジョースターとの闘いで火山の爆発によって宇宙に放逐された『究極の生命体』カーズは、地球に戻れずに漂い続けながら宇宙消滅すらも生き延び、宇宙が一巡して同時期になるたびに新たに地球から飛んでくる「その世界のカーズ」を吸収しながら生き続け、36巡後の世界の2012年7月24日(本体が自称約1千兆歳の時)に遂に地球へと帰還した。カーズは元々スタンド能力を持たなかったが、ごく自然に他者のスタンドを見たり触れたりできた上、更には他者のスタンドを見ただけでそのパワーアップ版の能力を身に付けた。ここではそれらのスタンドをまとめて紹介する。特に断りがない限り、能力は全てコピー元(「オリジナル」と呼ぶ)をほぼそのままパワーアップさせたものであり、オリジナルと名称が異なるスタンド名が確定している場合の命名者は36巡後の世界のジョージ・ジョースターである。なお、これらはタイムトラベルや時間加速をまたいで発現したが、基本的に2012年7月24日の発現である。
確認されている能力
- Uボート(仮) U BOAT(?)
- オリジナルとの比較:『Uボート』の強化コピー版。
- 像のデザインが異なり、全体に丸みを帯びている。
- ホワイトスネイク・アルティメット WHITE SNAKE ULTIMATE
- 発現からの経緯:『ホワイトスネイク・アルティメット』がディオ・ブランドーに『矢』で刺された事により『Cムーン・アルティメット・レクイエム』『メイド・イン・ヘブン・アルティメット・レクイエム』へと進化した。
- オリジナルとの比較:36巡後の世界の『ホワイトスネイク』の強化コピー版。
- いわゆる阿修羅のように、3つの顔と6本の腕を持つ。全身に横縞模様と、「K」「△」「R」「Z」の(ように見える)マークがある。
- この能力により、本体がコピーしたスタンドを『DISC』化して他者に与える事ができる。
- 本体が能力を維持したまま、その能力のコピー『DISC』を生み出す事ができる。
- ただし、カーズの強力過ぎる能力をそのまま与えると相手が破裂して死ぬため、劣化させた上で『DISC』化する必要がある。
- 相手と能力の適正をほぼ無視できる。
- 『メイド・イン・ヘブン〜』への進化後もこのスタンドを使用できるかは不明。
- Cムーン・アルティメット・レクイエム C-MOON ULTIMATE REQUIEM
- オリジナルとの比較:36巡後の世界の『Cムーン』の直接のコピーではなく『ホワイトスネイク・アルティメット』が『矢』で進化した結果。
- いわゆる阿修羅のように、3つの顔と6本の腕を持つ。
- 存在した期間が短いため、重力異常をもたらす以外の能力は不明。
- 存在した期間はずっとディオに利用される暴走状態であった。
- 『メイド・イン・ヘブン〜』への進化後もこのスタンドを使用できるかは不明。
- メイド・イン・ヘブン・アルティメット・レクイエム MADE IN HEAVEN ULTIMATE REQUIEM
- オリジナルとの比較:36巡後の世界の『メイド・イン・ヘブン』の直接のコピーではなく『ホワイトスネイク・アルティメット』が『矢』で進化し、『Cムーン・アルティメット・レクイエム』を経て更に進化した結果。
- 通常の頭部と馬の頭部がそれぞれ阿修羅のように3つずつある。(手足の数は不明)
- 発現当初はディオに利用される暴走状態であった。
- 『レクイエム』としての能力の有無は不明。(少なくとも使用は未確認)
- デューン(仮) DUNE(?)
- オリジナルとの比較:『デューン』の強化コピー版。
- カーズが常に砂と一体化しているわけではない。
- 「スタンド」と「バウンド」のどちらなのか不明。
- ザ・ワールド・アルティメット THE WORLD ULTIMATE
- オリジナルとの比較:36巡後の世界の『ザ・ワールド』または『ザ・ワールド・アルティメット』の強化コピー版。
- 像のデザインが若干異なる。
- ディオ版『〜アルティメット』は定義が曖昧なので解釈が困難だが、実際にカーズが目撃した『ザ・ワールド』は『〜アルティメット』だけと考えられるため、オリジナルは『ザ・ワールド』ではなくディオ版『〜アルティメット』である可能性がある。
- アルティメット・D4C ULTIMATE D4C
補足:パラメータは省略するが、基本的にパワーやスピードは全てオリジナルを数段上回る。
補足2:『ホワイトスネイク・アルティメット』が『矢』に刺されて制御不能になった直後、カーズは『アルティメット・D4C』を使用した。カーズが同時に2体(以上?)のスタンドを使用できるという事なのか、一方が暴走状態で制御下になかった事による例外的事象なのかは不明。
参照:JUMP jBOOKS『JORGE JOESTAR』、WEBページ『JORGE JOESTAR ILLUSTRATIONS by Otaro Maijo | JUMP j-BOOKS』(第十二章 P09、第十二章 P10、第十六章 P33、第十六章 P65、第十六章 P72、第十六章 P73、第十六章 P80他)