基本的な配色
- 緑色:その記事で解析対象となるスタンド名。
- 白:確定事項。資料等で断定されている、または実例から確定的となっている事項。
- 黄:推定事項(確信度高)。実例や資料から推定できるが確実とは言えない、または疑問の含まれる事項。
- 赤:推定事項(確信度低)。疑問の含まれる割合がより大きい、または全くの推論である事項。
- オレンジ:分析対象に何らかの区分けが存在する場合の分類名等。
- 水色の太字:項目名。
- ただの太字:項目内での小項目等。その他。
- 下線付き文字:リンク。文字色は上記の配色規則に従う。
Last Update 2015/06/21
マジシャンズ・レッド
MAGICIAN'S RED
(魔術師の赤)
本体:モハメド・アヴドゥル
発現からの経緯:本体の生まれ付き。本体が20代後半の時(1980年代後半)、本体が死亡した事で消滅。
タイプ:近距離、直間両攻撃型
特徴:人型。全長2m。鳥(鷹や鷲等の昼行性猛禽類)のような頭部を持つ。前腕と下半身は羽毛(?)に覆われ、足にはブーツを履いている。なお、名前の由来はタロットカードの1番目の大アルカナ『THE MAGICIAN(魔術師)』である。
能力:炎を発生させ、自由自在に操る。
- 炎の規模や威力(温度)はある程度調節できる。(最高で、少なくとも鉄を瞬時に焼き切れるほど)
- 炎は主に口から吐き出すが、手足の先等から発生させる事もできる。ただしそれは像のごく付近のみで、遠隔発火はできない。
- 発生させた炎の動きやその延焼方向は自由に操作できる。
- 発生させた炎はスタンド使いにしか見えないが、それが通常の物質に燃え移って広がった炎は誰にでも見える。
- 発生させた炎は、自然界のもの同様、水で消火できる。
- 自分で発生させた炎なら一瞬で消し去る事もできる。
- 『クロス・ファイヤー・ハリケーン』:アンク型の炎を放ち、自由自在に操る。また、その複数版『クロス・ファイヤー・ハリケーン・スペシャル』も繰り出せる。
- 『赤い荒縄(レッド・バインド)』:縄状の炎で目標を縛り、なおかつ炎熱によるダメージを与える。
- 「生命探知器」:6つの炎を上下左右前後一纏めにして浮かべ、周囲の生物の呼吸や動き、スタンドのエネルギー等を探知できる。
ダメージ伝達:部位相応
射程距離:2m
能力射程:20m(「生命探知機」の探知範囲は半径15m)
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
SPWオリジナル | A(パワーB) | B | C | B | D |
JOJO A-GO!GO! | B | B | B | C | D |
謎・疑問点
- 水をかけられて消火されていたが、水中では全く無力なのか? それとも耐水の火炎も出せるのか?
- 『赤い荒縄』で「焼かずにただ縛るだけ」もできるのか? だとすれば火炎を事実上完璧に固形物化できるのか?
Last Update 2013/10/05
(取り立て人)マリリン・マンソン
MARILYN MANSON
本体:ミラション
発現からの経緯:エンリコ・プッチが『ホワイトスネイク』の能力によって『DISC』化して何者かから奪い、2011年末〜2012年2月頃に今の本体に与えた。そのためオリジナルとは能力内容が多少異なっている可能性もある。その当日、再び『DISC』として抜き取られた。
タイプ:遠距離、思考分離、特殊攻撃型
特徴:人型。全長2m。顔は溶接用保護面のようで、額の上に貯金箱のような細長い穴があり、目の部分が金額カウンターになっている。両手は二股のフック状。本体からほぼ独立した意志を持ち、相手に対して「賭け」の判定や説明をする。
能力:「賭け」で負かした相手の「心の弱み」を見抜き、借金を取り立てる。
- 相手が「賭け」に負けた時、または「ルール違反」を認めた時に相手の影から出現する。
- 「取り立て」を行う条件やその判定は相手が(潜在意識も含めて)自分自身で決めたルールに従う。
(例:「賭け事で負けた時」「イカサマをした時」etc)
- 頭部メーターに設定された金額(または相応の価値)が定額に達するまで、金品はおろか、相手の肉体の一部や、相手自身が在り処を知らない所有物までも取り立てる。ただし所定額をオーバーしても「釣り銭」は返さない。
- 「取り立て」の際に相手の思考を読み、どんな嘘や隠し事も見破る(ただしそれらの情報は本体には伝わらない) 。また、自分の所有物以外は無効である。
- スタンドは「取り立て」相手の「心の影」として現れるため、あらゆる攻撃を受け付けない。
- 取り立てたものを自身の体内に蓄えておく事ができる。
- 取り立てたものを返す時は全てを元通りの状態に戻す事ができる。
- 本体は「取り立て」の対象にならず、ルール違反をしても相手にわからなければ負けにならない。
- 現れるのは能力を行使する時だけで、通常の操作は不可能。
補足:ミラションは博打好きの上に盗癖を持つ。そんな欲深さがこのスタンドに適合したものと考えられる。
ダメージ伝達:部位相応(ただし能力発動時のスタンドは無敵)
射程距離:「取り立て」の対象次第でどこへでも
能力射程:−
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
JC 68巻 | E | A | A | A | C |
謎・疑問点
- 「取り立て」の対象はどの程度の範囲か?例えば命や魂を賭けると言われればそれを取り立てるのか?
- 金品取り立て中に相手が死亡したら、残りの掛け金はどうするのか?
- 正式名称には「取り立て人」を含むのか?
Last Update 2009/12/30
マン・イン・ザ・ミラー
MAN IN THE MIRROR
本体:イルーゾォ
発現からの経緯:『矢』によって発現。2001年春、本体が死亡した事で消滅。
タイプ:近距離、隔離、直接攻撃型
特徴:人型。全長2m。ゴーグルをつけている。
能力:鏡を出入口として、『鏡の中の世界』に生物を引き込む。
- 『鏡の中の世界』とは、現実世界の全ての物質が左右逆に存在し、生物は存在しない「死の世界」である。
- 鏡の中の物質は、このスタンドと本体以外、誰も動かしたり破壊したりできない。
- 鏡の外の物質に起きた事(移動、破壊etc)は、鏡の中の物質にも起きる。また、逆も真。
- このスタンドと本体は自由に鏡に出入りできる。
- 出入口にする鏡は一般のもので構わず、破壊されても何の影響もなく、その破片も出入口にできる。また、別の鏡から入っても行く先は同じ世界である。
- 鏡への出入りは全て本体による許可制であり、細かく制限する事もできる。
(例:本体は中でスタンドは外、半身だけ中、ウイルス感染した部分の出入りは許可しないetc)
- 『鏡の中の世界』に引き込まれた者の身に付けた物(服、腕時計etc)は全て、実体ではなく精神エネルギーのイメージである。
- 『鏡の中の世界』からは、鏡を窓代わりに外の様子を見る事ができる。(他者の場合はこれも許可制?)
- 現実世界から鏡を通して鏡の中を見られるのは、本体と、本体から鏡の中を見る事や鏡の中に入る事を許可された者だけである。
- 解除すると(本体が死ぬと)鏡の中に引き込まれていた生物が外の世界に戻る。
ダメージ伝達:部位相応
射程距離:2m(『鏡の中の世界』では数百m)
能力射程:不明(『鏡の中の世界』の広さ)
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
JC 51巻 | C | C | D | C | E |
謎・疑問点
- 『鏡の中の世界』は元々存在しているのか?それともこのスタンドが創り出した世界か?(花京院の推理は間違っていたのか?)
- 『鏡の中の世界』はどの程度の広さか?それとも無限に続いているのか?
- 『鏡の中の世界』に植物はあるのか?(現データでは判断不能)
- 『鏡の中の世界』には空気のような「見えない(=鏡に映らない)物」はあるのか?
- 『鏡の中の世界』に引き込まれた者が元々身に付けていたものはどこに行くのか?
- 弱点はないのか?また、能力はどの程度持続するのか?
- イルーゾォがジョルノ達の前に初めて現れた時、鏡の中の姿がフーゴだけにしか見えなかったのは何故か?
→フーゴは最初に鏡の中に引き込む標的に選ばれたため、その時点で「許可された」状態になっていたのでは?
- 出入口として利用できるのは「鏡」だけか?他の反射物(水面etc)では不可能か?
Last Update 2015/05/06
本体:リンゴォ・ロードアゲイン
発現からの経緯:「新世界」の1887年頃、本体が『悪魔の手のひら』に立ち入った事で発現。1890年10月29日、本体が死亡した事で消滅。
タイプ:近距離、纏衣装着、時空間干渉型
特徴:頭部と肩(?)のみのデザインで、サイズはそれぞれ常人の同部位程度。頭部に目、鼻、口、耳等はなく、網状の模様に覆われている。肩の下からロープ状のもの(長さ1m程度)が約10本伸びて本体の頭部や胴体各部に繋がっており、外見的にはスタンドと本体が縫い付けられたような状態で出現する。その際、スタンドの頭部は本体の背中から肩の辺りに位置する。
能力:6秒だけ時間を戻す。
- 戻る時間は必ず6秒ジャストであり、延長も短縮もできない。
- 時が戻る際は、ビデオの逆回しのように戻っていくのではなく、一瞬で戻る。能力発動の前兆等も特にない。
- 時が戻っても、本体を含めた全生物には、「時が戻る前」の記憶が残る
- ただし、記憶以外の全てが「6秒前」の状態に戻るため、事情と能力発動を把握していない者には混乱や錯覚が生じやすい。
- 時を一旦戻した後、再発動できるようになるまで6秒の時間が必要。(つまり、「元の時間」になるまで再発動不能)
- 毎回6秒の休憩を挟みさえすれば、無制限に何度でも能力を発動できる。
- 能力は本体が(自分の手または道具等を介した操作により)腕時計のリューズを回して秒針を6秒分逆回しにする事で発動する。
(ただしこれは「精神的なスイッチ」に過ぎず、使用する腕時計はもちろん、条件自体もある程度変更できる)
ダメージ伝達:ほぼ部位相応
射程距離:ほぼ0m
能力射程:時を共有する空間(銀河系?)全て(ただし時が戻る前の記憶が保持されるのは半径数百m以内の生物のみ?)
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
SPWオリジナル | E | E | E | E | D |
JOJOVELLER | − | A | E | − | C |
謎・疑問点
- スタンド像自体は動けるのか?本体から離れられるのか?
- 時を戻す能力に有効範囲はあるのか?あるとすれば毎回世界中に影響が出ているのか?
→時を戻す能力自体は射程無制限で、記憶が残る効果自体は半径数百m程度なのでは?
- 発動条件はどの程度変更できるのか?あるいは、本体が意図的に条件を設定しているだけで、本来は条件設定不要なのか?
- ジャイロ・ツェペリ達を道に迷わせた時、小屋にいた本体は果樹園内のジャイロ達の状況を認識できていなかったはずだが、どのように能力発動のタイミングを合わせていたのか?
Last Update 2009/06/01
マンハッタン・トランスファー
MANHATTAN TRANSFER
本体:ジョンガリ・A
発現からの経緯:発現理由は不明。本体が35歳の時(2011年11月)、死亡した事で消滅。
タイプ:遠距離、物質操作攻撃型
特徴:電球の傘のような形。真上から見ると正十字形で全幅30cm。底部に鍵のような形のものが2つ付いている。普段は凧のようにふわふわと宙を漂っている。また、本体は白内障のためほとんど盲目である。
能力:自分に命中した弾丸を任意の角度に反射させる。
- 単体では全くの無力で、あくまで『狙撃衛星』として使用される。
- 周囲のごくわずかな気流の変化を感知して標的の位置を把握できる。
(ただしこれは本体の鋭敏な感覚と、スナイパーとしての経験則があっての事である)
- 自分への攻撃を、それが巻き起こす気流に乗って半自動的に避ける事ができる。
補足:このスタンドに関するデータの大半は
『ホワイトスネイク』が空条徐倫に見せた夢(幻覚)から得たものである。そのため、オリジナルとは多少異なっている可能性がある。
ダメージ伝達:全身にフィードバック
射程距離:数百m以上
能力射程:−(気流の探知範囲は半径30m程度)
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
JC 66巻 | E | E | A | A | C |
謎・疑問点
- 反射した弾丸はスタンドにも有効か?
- 気流を感知するのはどこまでがスタンドによるものか?
- 本体がDIOの部下だった頃から同じ能力なのか?(当時のジョンガリ・Aは少年のはずだが……?)
- 本当に徐倫が夢の中で見た通りの性能なのか?
- ジョンガリ・A以外の撃った弾丸でも有効か?また弾丸以外(例えば石等)でも反射は可能か?
Last Update 2009/06/01
ミスター・プレジデント
MR. PRESIDENT
本体:ココ・ジャンボ
発現からの経緯:本体の生まれ付き。存在が確認されたのは2001年春。また、能力発動の方法(きっかけ)についてはそれ以前に訓練されたものらしい。
タイプ:本体内、非制御、隔離型
特徴:スタンドの像はない。また、本体は亀である。
能力:本体の体内に空間(部屋)を創り出す。
- 本体の甲羅の窪みに指定の『鍵(キー)』がはめ込まれる事により、能力が発動する。
- 『鍵』の柄に付いた宝石に触れる事により出入りが可能。その際、物質は空間のサイズに合わせ拡大縮小される。また、『鍵』に付いた宝石は窓代わりにもなる。
- 空間内には何故か電気が通っており、テレビ等の電波も届いている。
- 『鍵』を外すと、空間内の生物だけが強制的に外に放出される。
- 本体の意識がなくなっても(眠っていても)能力は持続される。
- 中に幽霊や魂を閉じ込める事ができる。
- 本体はもちろん自分の体内には入れない。(魂に関しては不明)
ダメージ伝達:部屋の壁等を壊せば亀内部のその箇所にダメージか、全身にフィードバック
射程距離:−
能力射程:本体の体内
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
JC 61巻 | E | E | A | E | E |
謎・疑問点
- 空間内の部屋はやはり人為的に用意したものか?(壁や床もか?)
- 『鍵』は他のものではいけないのか?そうならば、あの『鍵』はどうやって用意した?
- 本体の甲羅の窪みは生まれ付きなのか?
- 『パッショーネ』はどうやってこの亀を発見し、訓練したのか?
- 本体の身体が破壊された場合、中身はどうなるのか?また、死亡した場合は?
- 『チャリオッツ・レクイエム』が発動した時でも能力が維持されたのは何故か?
→部屋に本体の魂が残っていたのでは?
Last Update 2017/02/12
本体:不明
- 過去の武器商人と言われているが、実際は更に古い時代から存在するスタンドとの説もあり、真相は不明。
発現からの経緯:発現理由は不明。本体はその数世紀以上前には死亡していると推測されるが、「新世界」の21世紀時点で能力効果の「呪い」だけが残り続け、一部の者(スタンドの存在を知らない者も含む)に都市伝説として知られている。2009年にドイツで「呪い」が苦竹財平に移って日本に持ち込まれ、2011年に一旦東方常秀に移り、翌日には再び苦竹に移った。以後不明。
データ基準時期:「新世界」の2011年9〜10月頃
タイプ:一人歩き、運勢操作型
特徴:
人型。全長2m。両膝から下のデザインは不明。顔面と両手の中央から裏側まで大きな円形の穴が貫通しており、目鼻口は無い。同様に四肢の付け根付近には小さな三角形の穴がある。両耳は球状。胴体(正面だけ?)は縦長の三角模様に覆われている。
- このスタンド像自体は既に消滅しているか、常に紙幣か「呪い」の対象者等に宿っていて単体では活動不能。
- 名称は『ミラグロマンの呪い』『ミラグロマンの紙幣』として都市伝説になっているが由来は不明。「呪い」を移す者が『ミラグロマン』と呼ばれる場合もある。「ミラグロ(milagro)」とは「奇跡」を意味するスペイン語でなので、都市伝説の起源がスペイン語圏の可能性もある。
能力:所持金が増え続ける「呪い」をかける。
- 「呪い」の対象者は金を使うと必ず同額以上の金銭を得る。(例:自販機の誤動作で倍額が払い戻される、賭け事に勝つetc)
- この際、支払いの対価の商品やサービスが得られない事もある。(例:商品に不備があって慰謝料込みで返金されるetc)
- 金の支払先以外から金銭が戻る事もある。(実例:映画館に入る→館内の抽選に当たる→景品が第三者に高額で売れる)
- 現金だけでなく銀行預金の自動引き落としや電子マネー決済でも同様になる。
- 金を捨てたり他者に与えようとしても同様になる。
- 金を自宅に置いて外出したり、銀行に預金するだけなら何も起きない。
- 対象者は、普通の買い物すら難しくなる、入手経緯を説明できない所持金が増える、物理的に現金が邪魔になる等、社会生活上どんどん不自由になる。そうして精神が疲弊していく。
- ただし、精神の疲弊は「呪い」の直接の効果ではないため、本人の価値観次第では幸福になる事もあり得る。
- 対象者が労働報酬等で得る収益も通常より多くなる。(都市伝説からの推測)
- 対象者が(意図を問わず)金を破壊(破る、燃やす等)した時、「呪い」は完全な状態になり、所持金(紙幣)が物理的に増殖し始める。
- 実際には不完全状態の頃から紙幣の物理的増殖は始まっている可能性もあるが、目に見えて増え始めるのはこの時から。
- この「呪い」によって対象者が得る紙幣は(種類にもよるが)全て番号の数字部分の末尾が「13」になる。(全て異なる番号)
- 対象者の金を他者が(意図を問わず)盗んで使用したり破壊したりした場合、その者に「呪い」が移る。
- 金が使用された時点で「呪い」は相手に移るが、対象者(移した側)自身の「呪い」はまだ解けない。
- 金が破壊された時点で「呪い」は「完全に」移り、対象者は解放される。
- 逆に、移された側は「呪い」が不完全なうちに元の対象者(移した側)に返金すれば「呪い」から逃れられる。
- 正当な理由による金銭の支払いを受けた者(例:商品を定価で売った店主)には「呪い」は移らない。
- 「呪い」から解放された時点で、対象者がそれまで「呪い」で得た金銭は消える。(詳細は不明だが実例から判断)
- 対象者が死亡した場合、対象者の遺した金銭を入手した者に「呪い」が移る。(都市伝説からの推測)
ダメージ伝達:−(既に本体もスタンド像も現存しない?)
射程距離:−(既に本体もスタンド像も現存しない?)
能力射程:∞
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
SPWオリジナル | − | − | ∞ | − | − |
- 「呪い」の効果は永続。
- 像が現存していると仮定しても単体で活動できる状態ではないと推測されるため、パワーやスピード等は皆無。
|
備考・補足
- 本体死後に一人歩き型スタンドだけが残った例は過去にも『アヌビス神』『ノトーリアス・B・I・G』等あるが、このスタンドは能力効果だけが残り、スタンドの自我や仮の本体は存在しない。
- このスタンドにまつわる都市伝説とその影響について。
- (おそらく近代の欧米または南米の)ある武器商人は世界中の戦争で収益をあげて大富豪になったが、後に裁判に敗れて500億ドルの賠償金を求められ、家族を殺害した末に焼身自殺した。その死体の側に落ちていた焼け焦げた紙幣が『ミラグロマンの紙幣』の起源と言われている。
- しかし、実際にはこれ以前から「呪い」は存在していたという説があり、本体の正体も上記の武器商人が実在したかも不明。そもそも『オータム・リーブス』のように本体が存在しない可能性もある。
- この武器商人が「呪い」の対象者だったとすれば、「呪い」が他者に移る前に破産した事になるため、現存する「呪い」の効果と若干矛盾する。この都市伝説が誤りか、「呪い」の効果が現在と異なっていたか、武器商人は「対象者」ではなく本当に起源(本体)だったかのいずれかだと考えられる。
- 後にこの都市伝説は世界中に伝わり、権力者やいわゆる裏社会の人間はもちろん、一般市民の一部にさえも知れ渡る。そして知る者は全て『ミラグロマンの紙幣』を誤って手にしないよう密に用心する事となる。(人によっては相手の殺害すらも厭わない)
- 逆に「呪い」の対象者は、「呪い」から逃れるには他人に移すしか手段がないため、誰かが所持金を盗むよう仕向けようとする。
- こうして世界中で『ミラグロマンの紙幣』(「呪い」)がババ抜きのように押し付けられ合っている。
- 多数の一般人がその能力効果を知るスタンドとしては『オータム・リーブス』に近いが、こちらは一部地域ではなく世界中である。
- 都市伝説を信じる者は、『ミラグロマンの紙幣』(らしき現金)を手にすれば即座に返そうとするが、実際には通常の支払いでは「呪い」は移らない。(前述の映画館の実例の他、苦竹財平は「呪い」を移す直前に買い物をしたが金が戻った様子がない)
- おそらく都市伝説では「『ミラグロマンの紙幣』を受け取った者は必ず同額以上を返金しなければ呪われる」事になっている。
- ただし、通常の支払いを受けた者でも結局その後で同額以上を返金する羽目になる事が多いため、少なくとも「呪い」の対象者との金銭のやり取りを避けようとする事自体は当然と言える。
- なお、上記の映画館の実例で景品を買った第三者が映画館の関係者だった等の可能性もあるため、あくまでこれらは仮説である。
- 上記の背景から、対象者が他者相手に直接金を払った後で所持金が増えるのは、どこまでが「呪い」の効果なのか、相手の意図的な返金なのか、判断が難しい。
- ただし、意図的であるとしても、そういう状況に置かれる事自体が「呪い」の一部であるという解釈もできる。
- 同一対象者に「呪い」が続いた場合、理論上いつか所持金が世界中の金銭の総量を超えてしまうはずだが、実際にどうなるかは不明。
- 「呪い」が完全になれば新たな紙幣が発生するのかもしれないが、不完全なまま長く続いた場合が不明。あるいは、銀行預金等は無限に増殖しても、現金の増殖には限界があるのかもしれない。
- 「呪い」が消えた後の様子から、増えた金銭は後で何らかの理由で失われるものと推測できるが、具体的にどうなるのかは不明。
- 苦竹財平の実例では、部屋を埋め尽くすほどの紙幣が翌日には消えており、特に強奪されたり押収されたりした様子もなかった。(ただし、単に預金していた可能性もある)
謎・疑問点
- 例えば貨幣制度を持たない裸族や野良猫等が「紙幣」を運び去って破ってしまったら、「呪い」は相手に移るのか?
Last Update 2009/06/01
本体:レオーネ・アバッキオ
発現からの経緯:本体が18〜20歳の時(1998〜2001年春までの間)に『矢』によって発現。本体が20〜21歳の時(2001年春)、死亡した事で消滅。
タイプ:近距離、特殊用途、直接攻撃型
特徴:人型。全長2m。腹と両脚以外の全身をラバースーツのようなもので覆っている。目や手の甲、肩等にレンコン(?)のような穴がある。額にタイムカウンターがある。
能力:「過去の出来事」を、録画したビデオのように「リプレイ(再生)」できる。
- 自ら対象(生物やスタンド、本体自身)に変身し、その動きを再現する。(付属品も任意でリプレイ可能)
- リプレイ中は自由な制御ができなくなる。ただし、リプレイの解除はいつでも自在。
- 最初に「巻戻し」を行い、過去のある時点にその場所にいた対象(指定可能?)をリプレイする。
- 基本的にどんな形や動きでもリプレイするが、スタンドの特殊能力等(例:瞬間移動etc)は再現できない場合もある。
- 周囲の状況がある程度同じなら、全く同じ場所でなくてもリプレイできる。
(例:乗り物がどこにあっても運転席に入れば運転手をリプレイできる)
- かなり古い出来事もリプレイできる(約16年前までは確認)。ただし「巻戻し」の時間も比例して長くなる。
- 「再生」以外に「早送り」、「スロー」、「一時停止」等ができる。
- リプレイ内容は、本体か第三者(スタンド使い)が直接見聞きして確認しなければならない。
補足:リプレイ対象の検索は「空間」だけでなく、特定の対象を指定できる可能性もある。
補足2:この能力内容には、本体が過去の過ちにとらわれている事が反映されているように思われる。そのため、発現時期によっては全く別の能力になり得た可能性がある。(以上、全てデータ編集者の私見)
ダメージ伝達:部位相応
射程距離:10m(リプレイ中はA)
能力射程:−
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
JC 49巻 | C | C | A | C | C |
謎・疑問点
- リプレイ対象にはどんな条件があるのか?
- 例えば『星の白金』をリプレイして「オラオラ」で攻撃するような事は可能か??
Last Update 2009/06/01
本体:リゾット・ネエロ
発現からの経緯:本体が21歳の時(1994〜1995年)に『矢』によって発現。本体が28歳の時(2001年春)、死亡した事で消滅。
タイプ:近距離、群体、本体内潜伏、物質操作攻撃型
特徴:全長数cmの細長い体に顔と腕がある。一体一体微妙に形が違う。総数は不明だが無数に存在し、通常時は本体の体内に潜んでいる。「ロォォォドォー」という鳴き声を発する。
能力:磁力を発して鉄分を操作する。
- 鉄分を組み立て、刃物等を作って操作できる。(射程内なら位置や数を問わない)
- 生物の体内の鉄分をも操作できる。(例:標的の体内に無数の刃物を発生させて吐き出させる)
- 2によって体内の鉄分を奪われた生物は、やがて鉄分が欠乏して酸欠になる。(死亡も有り得る)
- 本体の全身の表面に鉄粉を付着させ、姿を消す事ができる(保護色の原理?光の屈折の操作?)。また、これに関しては発動させた後はほぼ自動的であり、動き回る際等も意識的な微調整は不要。
- 操作中だけ鉄分を増量させる。
ダメージ伝達:全身にフィードバック(数体倒した程度では影響なし)
射程距離:最高で20m(通常時は本体の体内から出ない)
能力射程:5〜10m(ただし、一旦作った鉄製品はもっと遠くまで形を保てる)
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
JC 59巻 | C | C | A | C | C |
謎・疑問点
- スタンド像の射程距離は本当はどの程度なのか?
- 一体でどれ程の磁力があるのか?
- 本体が姿を消すのはどういう原理か?(鉄粉で後ろの背景を描いているのか?それとも鉄粉で光の屈折を操作しているのか?)
- やはり鉄分は増量させているのか?(人体内の鉄分の量であれだけの刃物は作れないはずでは?)
- 作った鉄製品は本体の方に引っ張る事しかできないのか?逆に飛ばす事はできないのか?
- このスタンドの磁力にS極とN極の区別はあるのか?