基本的な配色
- 緑色:その記事で解析対象となるスタンド名。
- 白:確定事項。資料等で断定されている、または実例から確定的となっている事項。
- 黄:推定事項(確信度高)。実例や資料から推定できるが確実とは言えない、または疑問の含まれる事項。
- 赤:推定事項(確信度低)。疑問の含まれる割合がより大きい、または全くの推論である事項。
- オレンジ:分析対象に何らかの区分けが存在する場合の分類名等。
- 水色の太字:項目名。
- ただの太字:項目内での小項目等。その他。
- 下線付き文字:リンク。文字色は上記の配色規則に従う。
Last Update 2020/03/22
ナット・キング・コール
NUT KING CALL
発現からの経緯:本体が18歳の時(「新世界」の2011年8月20日)、『壁の目』によって発現。ただし本体はその後2日間高熱を出して眠り続け、スタンドが覚醒したのは数日〜数週間後(遅くとも9月)。
データ基準時期:「新世界」の2011年8月(本体が18歳の時)以降
タイプ:近距離、特殊攻撃型
特徴:人型。全長2m。額に1辺30cm程度のV字型のパーツ(角?)があり、顔の外まで突き出している。頭部や両腕に無数のネジが刺さっており、首周りはやや大型のナットと組み合わさったネジに囲まれ、下半身にはネジの頭やナットが付いている。上半身に横縞模様があり、更に胴体の縞の中に三角形を組み合わせた模様がある。全身に対して腕が極端に細い。
- ネジとナット:サイズはある程度可変。どちらもスタンドだが(少なくとも取り付け後は)実体またはそれ同然の存在で、スタンド使い以外でも視認したり触れたりできる。なお、ネジは厳密には「ボルト」の場合もあるが以後全て「ネジ」と呼ぶ。
能力:対象にネジとナットを取り付け、分解または結合する。
- 「ネジ」と「ナット」を生み出し、対象に透過させるように取り付ける事ができる。
- 生物、無生物を問わず何にでも取り付ける事ができる。
- 取り付けた時点では対象に破損や苦痛は生じない。
- 「ネジ」と「ナット」は同時に複数個使用できる。(個数制限不明)
- 対象に取り付けた後、「ネジ」の「ナット」を外す事で、対象を分解する。
- 分解時に対象の「ネジ」周辺が「元々ネジ留めされていた無生物のパーツ」風に変形する。
- 対象が生物の場合でも、分解時に出血や苦痛はない。
- このスタンドや本体以外が外した場合でも効果は同じ。また、常人の指先程度の力でも難なく軽々と回して外せる。
- 能力が解除されると、分解後の対象同士が組み合わさり、パーツ化(変形)も解除される。(分解されたままの場合もある)
- 必ずしも元通りではなく、複数のパーツ同士が入れ替わって組み合わさってしまう事もある。
- 別々のもの同士を「ネジ」で組み合わせる事ができる。
- 単なるネジ留めではなく、例えば「密閉容器の内側に異物を接合する」等もできる。
- 自分や本体の身体の一部を「ネジ」で取り外して遠隔操作できる。
- ただし遠隔操作中の部位にも五感は残っており、苦痛やダメージはそのまま本体に伝わる。
ダメージ伝達:部位相応
射程距離:2m
能力射程:5〜10m
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
SPWオリジナル | A | C | D | C | A |
JOJOVELLER mini | C | D | A | E | A |
- 「ネジ」を使えば何でも分解できるため破壊力はA。
- スタンド像の基本性能はまだほぼ不明であり暫定評価に近い。
- 体型からすればパワー自体は弱いと考えられる。
- (スタンド使い以外相手だが)大人数人を素早くあしらう等、動作速度は遅くはない。
- 「ネジ」の取り付けと取り外しは能力の一環とみなし、精密動作性の評価からは除く。
- 発現から間もない上、汎用性のある能力のため、成長性は高いと考えられる。
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備考・補足
- まだまだデータ不足である。
- 能力は「接合と分解」という点で『スティッキィ・フィンガーズ』に近く、どちらも非常に汎用性が高い。
- 「ネジ」と「ナット」は実体化しているようだが、何かと一体化している様子はなく、原理は不明。
- 完全な実体化ではなく、スタンド使い以外に視認できるのは「何かに取り付けた状態」に限るという可能性もある。
- 「ネジ」による分解時には対象が「ネジ」に合わせて無生物風に変形する特徴がある。この変形の法則性の詳細は不明。
- 「ネジ」で分解した対象が解除でどの程度元に戻るかは不明。
- 両手首を取り外された者は、本体が能力射程外に出た途端、左右の手が逆になって接合され、「ネジ」が消えた。
- 衣服を分解された者はそのまま戻った様子がない。
- 「ネジ」と「ナット」の強度は不明だが、本物の鋼鉄程度であれば、サイズ上限次第では単純に武器や盾として応用できる可能性もある。
謎・疑問点
- 分解する場合、最初から「ナット」と組み合わさった状態の「ネジ」を取り付けなければならないのか?
- 「ネジ」が物理的に破壊された場合、分解や接合したものはどうなるのか?
Last Update 2009/06/07
本体:カルネ
発現からの経緯:『矢』によって発現。2001年の春、本体の死によって本来の能力が開花し、その後も活動を続けている。
タイプ:(本体生前)近距離、思考分離、直接攻撃型 → (本体死後)一人歩き、一体化、直接攻撃型
特徴:本体の生前と死後で性質が異なる。
- 生前:人型。全長2m。頭部の右側半分ほどが貝殻(または甲羅?)のようなものに覆われている。意志を持つ(本体に自分の能力を教えた?)。
- 死後:アメ−バ状。頭部と手らしきものはあり、生前の名残が見られる。スタンド像単体では発現できず、肉等を取り込んで一体化する。わずかだが意志を持つ。
能力:本体が死ぬ事によって、その「怨念」のエネルギーで単体活動を開始し、敵を攻撃する。
- 生物無生物を問わず、射程内で最も速く動くもの(または運動エネルギーmv^2 /2の大きいもの?)に反応し、攻撃する。
- 対象の動作や移動のスピードが速ければ速いほど、それと同じスピードで最優先に追跡、攻撃する。
- 攻撃したものが生体組織(特に肉)やスタンドなら「喰って」取り込み、パワーもサイズも成長する。
- 生物でなくても、一部の機械等からはエネルギーだけを吸収できる。
(実例:飛行機のエンジンからエネルギーを得て巨大化)
- 1つの対象の攻撃中や捕食中は他への攻撃反応が鈍くなる。
- 対象の「速さ」の判断はこのスタンドの置かれた状況や、対象までの距離等からの相対的基準による。
(例:飛行機内にいる場合、飛行機自体は無視し、機内で動いている時計等を襲う)
- 既に本体がいないため、射程距離やダメージ伝達による制限を受ける事がない。
- 静止中の物体に自分から衝突した場合や、万力のようなゆっくりとした強い力、爆発等ではダメージを受けるが、わずかでも欠片が残っていれば再生するため、完全破壊は極めて困難。
- 本格的な攻撃開始の前に、本体のダイイング・メッセージを文章で敵に伝える。
- 上記能力は全て本体が死亡した後にのみ発揮され、本体の生前は特殊能力なし。
ダメージ伝達:本体の生前は部位相応、本体の死後はなし(既に本体がいないため)
射程距離:本体の生前は2mだが、本体の死後は∞(一人歩き)
能力射程:数十m(本体死後の標的探知範囲)
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
JC 57巻 | A | ∞ | ∞ | E | A |
謎・疑問点
- 本体はどうやって自分の能力を知ったのか?
→生前のスタンドに意志があって本体に教えたのでは?
- 例えば『暗黒空間』に丸ごと飲み込まれでもすれば「死ぬ」のか?
- 本体生前の人型状態の時はどの程度の能力があったのか?
- 「怨念」が消える事はないのか?