SPW財団 新ジョジョ研究部署

スタンド大解析−ガ行


基本的な配色
  • 緑色:その記事で解析対象となるスタンド名。
  • 白:確定事項。資料等で断定されている、または実例から確定的となっている事項。
  • :推定事項(確信度高)。実例や資料から推定できるが確実とは言えない、または疑問の含まれる事項。
  • :推定事項(確信度低)。疑問の含まれる割合がより大きい、または全くの推論である事項。
  • オレンジ:分析対象に何らかの区分けが存在する場合の分類名等。
  • 水色の太字:項目名。
  • ただの太字:項目内での小項目等。その他。
  • 下線付き文字:リンク。文字色は上記の配色規則に従う。


Last Update 2009/06/01
グーグー・ドールズ
GOO GOO DOLLS

本体:グェス

発現からの経緯:本体が22歳の時(2011年11月)に『矢』の欠片によって発現。

タイプ:中距離、自動操縦、特殊攻撃型

特徴:亜人型。全長15cm。頭部から背中にかけて細かい突起がある。口の両端が粗く縫い合わされている。両手の指先が鋭い爪になっている。通常操作時は視聴覚を持つ。
能力:生物に取り憑き、瞬時に縮小する。
  1. 宿主が身に付けている物のサイズも縮む。また、重量も同比率で減る。
  2. 宿主がスタンド使いの場合、スタンドのサイズとパワーも本体と同比率で縮む。
  3. 宿主の縮小サイズは任意で調節が可能(限界で20cm程度まで)。また、解除すれば数秒で元のサイズに戻る。
  4. 宿主が能力射程範囲から出た場合、宿主はゆっくりと元のサイズに戻っていく。(再び射程内に戻っても止まらない)
  5. 宿主が「裏切った」と判断した時、宿主から分離して自動操縦で追撃する。(通常の遠隔操作も可能)
  6. 本体自身の縮小はできない。
補足:本体は「周囲より優位に立ちたい」、「ペットのように支配できる友人が欲しい」という屈折した対人意識を持っており、それがスタンド能力にも反映されている。

ダメージ伝達:部位相応

射程距離:20〜30m
能力射程像の射程距離−数m(本体から測定)

出典 \ 項目破壊力スピード持続力精密動作性成長性
JC 65巻

謎・疑問点
  • 生物以外の単体での縮小は可能か?
    →原動力が対人意識なので不可能では?
  • どのぐらいのサイズまでの縮小が可能か?
  • 最初に縮小した時点でのサイズは何で決まるのか?(元のサイズ?このスタンドのサイズ?それとも?)

Last Update 2013/09/22
グリーン・グリーン・グラス・オブ・ホーム
GREEN, GREEN GRASS OF HOME

本体:緑色の赤ん坊(名前はない)

発現からの経緯:本体の生まれ付き(あるいは誕生前から?)。本体の誕生当日(2012年3月上旬)、『天国に行く方法』によって本体がエンリコ・プッチに取り込まれたため、消滅(プッチまたは『ホワイトスネイク』と融合?)。

タイプ近距離、特殊攻撃型

特徴:亜人型。サイズは不定(最大で全長30cm程度?)。尻尾があり、目は4つ。側頭部にジェット機のエンジン部分のようなものがある。頭頂部にタテガミのようなものが生えている。基本的に直立歩行はせず、その歩行姿勢は猿等に近い(手で物を掴んだりはできる)。また、本体はDIOの骨から生まれた謎の生命体である。
能力:本体に近付くものを縮小する。
  1. このスタンド自身が何もしなくても、対象(生物、無生物)は本体に近付くだけで自動的に縮小される。
  2. 本体に近付けば近付く程、それに応じてどんどん縮むため、対象のサイズと本体までの距離との比率は常に一定のまま変わらず、決して本体には辿り着けない。
    (本体までの距離が半分になると対象のサイズも半分になり、残りの距離は対象の主観では2倍になる)
  3. 真上から本体に向けて落下したものも同様に縮小され、永遠に本体に到達せずに落下し続ける。
  4. 対象がスタンド使いの場合、スタンドのサイズとパワーも本体と同比率で縮む。
  5. 一旦縮小された対象は、本体から離れれば元に戻っていき、能力射程外に出ると完全に元に戻る。
  6. 本体にある程度まで近付いた者にはスタンド像が直接攻撃する。また、そのサイズとパワーは本体からの距離に比例する。
  7. このスタンドが直接掴む事で、対象(掴んだ部分だけ)を急激に縮小させる(しぼませる)事もできる。ただし、手を離すと解除される。
  8. 本体の任意のものだけを能力効果影響から除外できる。(つまり、本体は自分で望んだものには自由に接近、接触できる)
補足:スポーツ・マックスが『リンプ・ビズキット』によってDIOの遺骨に魂を呼び戻そうとした際、「骨」は自らの意思を持って暴走した。その数日後、スポーツ・マックスの死によって「骨」は活動を停止したが、今度は「骨」に触れた人間が「植物」に変化するという異常事態が発生した。最終的に41人(そのうち38人は既に死亡していた)が植物化して融合し、1つの「実」を付けた。そして、その「実」が「骨」を取り込んだ後に「実」の中から生まれたのがこのスタンドの本体である。その生態等については不明点が多いが、左肩(首筋)に星型のアザがある等、DIOまたはジョースター一族からの遺伝的影響が確認できる。
補足2:スタンド像のサイズの決定条件には謎がある。空条徐倫&アナスイとの戦闘時にビンに閉じ込められたという事は、「最初はビンの口を通れるサイズで、徐倫達を追いかけるうちに大きくなって出られなくなった」事になり、本体からの距離とサイズが比例していると解釈できる。しかし、その後で本体がビンを手に持った(=スタンドと本体の距離がほぼゼロになった)時も、このスタンドのサイズが縮んだ様子はない。一旦大きくなったら縮まないのだろうか?また、このスタンドの目撃者は徐倫とアナスイだけであり、しかも目撃時は2人も縮小されていたため、当人達の主観から実際のサイズを判断するのは困難。

ダメージ伝達:ほぼ部位相応

射程距離:?(最大でも5m)
能力射程:本体の周囲半径5m(真上は数十cm程度)

出典 \ 項目破壊力スピード持続力精密動作性成長性
JC 73巻
SPWオリジナル判断不能(サイズ比C)E(サイズ比C)

謎・疑問点
  • 例えばモグラ等が地中から本体に近付いてきても縮小されるのか?
  • 本当に本体には辿り着けないのか?
  • スタンド像の巨大化とパワーアップの条件は何か?また、本来のサイズはどの程度か?
  • ビンに閉じ込められた時、抜け出せなかったのは何故か?(実体なのか?)
  • 誕生前に懲罰房棟の囚人達が植物化したのもこのスタンドによるものか?
  • (スタンドとは関係ないかもしれないが)結局、本体は何者なのか?

Last Update 2015/05/06
グリーン・ディ
GREEN DAY

本体:チョコラータ

発現からの経緯:本体が32歳前後の時(1999年頃)に『矢』によって発現。本体が34歳の時(2001年春)、死亡した事で消滅。

タイプ近距離、直間両攻撃型

特徴:人型(一説には亜人型)。全長2m。頭頂部や肩には短い円筒状のパーツ(カビ噴出口)が並んでいる。下半身のデザインについては補足を参照。
能力:あらゆる生物を朽ち果てさせる『食人カビ』を撒き散らす。
  1. 『カビ』は発動後、標的が「下(低い位置)に降りた時」(「r時刻での位置エネルギー> r+dr時刻での位置エネルギー」となった時)に突然発生、繁殖する。
  2. 『カビ』が生えた生物(の生体組織)は朽ち果てて(腐って)崩壊する。(肉体的苦痛はない?)
  3. 『カビ』は自分で殺した生物の死体を媒介に無限に広がり続ける。ただし、その時点で既に死んでいる者や無生物には生えない。
  4. 『カビ』のこれらの性質は、生物に寄生する「バッタカビ」や「冬虫夏草」に由来するような原理である。
  5. 『カビ』の解除は自在で、特定の相手を攻撃対象から除外する事もできる。
  6. 本体が自分の肉体をバラバラに切断し、その切断面を『カビ』で包む事でバラバラのまま自由に行動できる。また、バラバラ状態の各部がそれぞれスタンド像の対応部位を動かせる。
補足:本体は元外科医のギャングで、他人の恐怖や絶望等について凄まじいまでの好奇心を抱く快楽殺人者である。学生時代には老人介護のボランティア活動の裏で老人達を精神的に追い詰めて自殺に追い込み、外科医時代は医療事故を装って数多くの患者達を殺害していた。その無制限な残酷性がスタンド能力に反映されている。また、能力6には外科医時代の「人体実験」によって身に付けた知識や技術が活かされている。
補足2:このスタンドの下半身のデザインはずっと不明だったが、2002年7月になって新しくデータが得られた。ただし、通常とは異なるルートからのデータであるため、「参考」という形でここに記す。データによると、腰から下は2本の脚に分かれないロングスカート状になっている。その足元(スカートの裾に当たる部分)は大きく広がっていて、そこにも数本のカビ噴出口がある。

ダメージ伝達:部位相応

射程距離2m
能力射程:スタンド像および媒介となる死体から半径50m(カビの広がる範囲はほぼ∞)、バラバラ状態の体を自由に操作できる範囲は最低でも(本体の頭部や心臓を含むパーツから)10m以上

出典 \ 項目破壊力スピード持続力精密動作性成長性
JC 60巻

謎・疑問点
  • 全身分解はどこまでがスタンド能力、どこまでが本体の元外科医としての技術か?
  • チョコラータがバラバラになった体を治す事は可能だったのか?
  • バラバラになった体を自由に動かせる範囲はどの程度か?
  • 『カビ』は生体と一体化しているようにも思えるが実体なのか?
  • 『カビ』によって朽ち果てる事に肉体的苦痛はあるのか?(ローマの泥酔者は気付いていなかったが……?)
  • セッコにカビが生えなかったのは何故か?(本体の任意での効果からの除外?『オアシス』を纏っていたから?)
  • セッコが言っていた事だが、『カビ』は『ノトーリアス・B・I・G』に生えるのか?
    →生命エネルギーを持たないので、生えないのでは?
  • スタンド像を真下から見るとどうなっているのか?

Last Update 2009/06/07
ゲブ
しん
GEB

本体:ンドゥール

発現からの経緯:本体の生まれ付き。1980年代後半、本体が死亡した事で消滅。

タイプ:遠距離、一体化、直接攻撃型

特徴:スタンド像単体では発現できず、液体と一体化する。サイズはある程度自在。また、本体は生まれ付き全盲である。なお、名前の由来は古代エジプトにおける大地の神である。
能力:水(等の液体)と一体化し、自由に操作する。
  1. 攻撃時に「人の腕型」になる事が多く、「斬る」「貫く」「窒息させる」等の攻撃手段を得意とする。
  2. 砂等に染み込んだ状態で自由に移動できる。
  3. 一体化した液体の状態変化をある程度抑制可能で、乾燥しきった場所(砂漠等)でも長時間活動できる。(火炎等の高熱には耐えられない)
補足:このスタンドに視聴覚はなく、本体も盲目であるため、本体がその鋭敏な聴覚を活かし、地面に立てた杖を通してスタンドの周囲の音を聞き取って操作する。環境にもよるが、その精密動作性は極めて高い

ダメージ伝達:右腕(あるいは全身)にフィードバック(液体の性質上、単純なパワー攻撃は受け付けないが、火炎等にはダメージを受ける)

射程距離:最低でも4km以上
能力射程:−

出典 \ 項目破壊力スピード持続力精密動作性成長性
SPWオリジナル
JOJO A-GO!GO!

謎・疑問点
  • 一体化できる液体の条件は何か?あるいは水だけか?
  • サイズ(一体化して操れる水の量)の上限はどの程度か?
  • ダメージは常に右腕にフィードバックされるのか?それとも腕型になっている時だけか?(だとすれば、普段は全身に?)

Last Update 2020/06/07
ゴールド・エクスペリエンス
GOLD EXPERIENCE
(黄金体験)
本体:ジョルノ・ジョバァーナ
  • 人間と吸血鬼のハーフで、遺伝上はジョースター一族。日本名は「汐華 初流乃(しおばな はるの)」

発現からの経緯本体の生まれ付き。または本体の幼児期(1980年代後半)、父親(DIO)がスタンド使いになった事による影響で発現。幼児期にも能力の片鱗は見えていたが、完全に覚醒したのは本体が15歳の時(2000年末〜2001年初頭)である。また、同年の4月に『ベイビィ・フェイス(子)』との闘いの中で能力が成長(変化?)し、更に『矢』によって『ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム』に進化した。その後は『矢』によって『〜レクイエム』との使い分けが可能になった。

タイプ:近距離、回復、使役、特殊攻撃型

特徴:人型。全長2m。全体に細身。両胸、腰の両脇、両手の甲にてんとう虫型のパーツがある。頭頂部は自転車用ヘルメットを被ったような形状で、てんとう虫を抽象化したようなデザイン。両肩に小さな翼のようなパーツがある。
  • 視聴覚を本体に連携できる。
  • 漢字表記の『黄金体験』よりも『ゴールド・E』と略記される事が多い。
能力:「生命」を生み出す能力を持つ。
  1. 殴った(触れた)物質を小動物や植物に変える事ができる。
    1. 生み出す生命は本物とほぼ同様の性質や習性を持ち、ある程度の制御、操作、条件設定も可能。
      (例:任意の標的を攻撃させる、元となった物質のあった場所や持ち主へに対する帰巣本能を持たせるetc)
    2. 命を生み出すには「それに適した環境」が必要であり、生み出される生物は「環境」に影響される。
      (例:極寒地では発育が悪い、毒物で汚染された場所からはその毒への免疫を持つ生物が生まれるetc)
    3. 植物(人間以外?)に生命エネルギーを与え続ける事で成長を促進させ、最終的に絶命させる(枯らす)事ができる。
    4. ある程度任意の場所やタイミングで能力の発動および解除ができる。
    5. 「その時点で生きているものやその一部」以外の固体であれば、ほぼ何でも「生命」化できる。
      1. 少なくとも本体については、肉体のごく一部(歯等)の一時的な他生物化も可能。
  2. 生み出した生命が受けた攻撃のダメージや能力効果を、攻撃者へとそのまま反射できる。(「生命」側は無傷になる)
    1. 効果は任意で抑制できる。(少なくとも自分の攻撃を対象外にできる)
  3. 生きた人間(動物?)を殴って更に生命エネルギーを与える事で、標的の感覚だけを暴走させる事ができる。
    1. 感覚が暴走した者は、自分を含めた全ての動きがスローに見え、自己制御が不可能となる。
    2. 暴走状態で攻撃を受けると、鋭い痛みをゆっくり感じ続けるため、苦痛が激増する。
    3. 効果は任意で解除できるが、解除するまではこのスタンド自身の動きも遅くなる。
  4. 物質を生物の臓器や器官等に変え、自他の身体に埋め込む事で傷を治療できる。
    1. 移植した部位はすぐに癒着して完全な「対象者自身の身体」となる。
      1. 少なくとも移植後、攻撃反射効果は無い。
    2. 治療後も痛みは暫く残る。また、死者を蘇生させる(魂を呼び戻す)事はできない。
  5. 自分の手首(等)を切断すれば、一時的に生物に変化させる事ができる。また、物質を一時的に自分(スタンド)の一部に変える事ができる。
  6. 触れたもの中に存在する生命、魂、スタンドのエネルギーを(数量までも)探知できる。

ダメージ伝達:部位相応

射程距離:2m(切断部位の他生物化中は数m延長)
能力射程生命創造はA、感覚暴走は数m、治療は距離無制限で永続

出典 \ 項目破壊力スピード持続力精密動作性成長性
JC 48巻
  1. このパラメータは能力覚醒時点でのデータであり、後になって成長していた可能性が高い。
  2. 主に拳による攻撃(特に連打)を得意とし、初期は「まともに殴れば(常人の)腕の骨ぐらいはへし折れる」程度の破壊力で、パンチの速度は『スティッキィ・フィンガーズ』と同程度。
  3. 後に一度、パンチだけで乗用車10台を1分足らずで全てバラバラにした事がある。
  4. 次々と能力の応用範囲が増え、最終的に『レクイエム』に進化する等、成長性は極めて高い。
  5. 生み出した動植物の性能はパラメータの評価対象外とする。
備考・補足
  1. 特殊能力の応用範囲が広く、それもどんどん成長するという、極めて強力かつ汎用性の高いスタンド。
  2. 少なくとも能力4(治療)に関しては成長によって新しく身に付いた(あるいは発見した)ものであるが、それ以降に能力2(攻撃反射)と能力3(感覚暴走)の使用が確認されていない事から、これらは能力の変化に伴って失われたとする説もある。
  3. 生み出せる生物は、動物であれば少なくとも軟体動物(くらげ)、昆虫、魚類、爬虫類(蛇等)、両生類(蛙)、哺乳類(モグラ)等と幅広いが、どの程度の範囲かは不明。
    1. 実例として、体積にして人間の子供程度までしか確認されておらず、例えば大型哺乳類(虎、ライオン、熊等)を生み出せるかは不明。
    2. 絶滅種(恐竜等)、キメラ(合成生物)、未確認生命体(ロッズ等)、何よりも「人間」を生み出せるかは不明。
    3. 一度、亀(ココ・ジャンボ)の細胞を埋め込んだ物質から、元の亀のクローンを生み出し、スタンド能力(『ミスター・プレジデント』)までコピーした事がある。
  4. 生み出すのが動物の場合、元となる物質と大体同程度のサイズになるが、植物の場合、元の物質から「生えて成長する」形で、元より遥かに大きくなる事が多い。
  5. 治療は「部品を埋め込む」方式だが、事実として打撲や骨折も治療できているため、何らかの手段で体内の負傷箇所に直接干渉する事もできている可能性がある。
    1. 例えば死んだ組織に生命を吹き込んで再生する等。(これが全く不可能なら「埋め込む」方法でも負傷箇所の組織が邪魔になるはず)
  6. 同じ治療能力を持つ『クレイジー・D』と比べると、完全に欠損した部位や(理論上)病気もある程度治せる点で勝るが、痛みが残る点やスピードで劣る。また、そもそもこちらは厳密には「治療」ではなく「創造」であり、本質的には別種の能力。
  7. このスタンドでブローノ・ブチャラティの致命傷を治療した際、傷自体は治ったが、生命活動の停止した「死体」のまま活動し続ける、いわゆる「ゾンビ」(≠屍生人)状態になった事がある。
    1. ブチャラティはそのまま活動を続け、数日後に完全に死亡(魂が昇天)し、再び蘇生する事はなかった。
    2. 他に死者の治療を試みた事例では同様の事態は起きていないため、(原因や原理は謎のままだが)このスタンド能力の範疇外の異常事態と推測される。
謎・疑問点
  • 「攻撃反射」は本当に失われたのか? それとも必要な条件を全て満たした場面がなかっただけか?
  • 『ブラック・サバス』の『矢』に刺された際に『レクイエム』化しなかったのは何故か?
    →当時『矢』は『ブラック・サバス』が支配していたから?成長が足りなかったから?『矢』の個体差?


ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム
GOLD EXPERIENCE REQUIEM

タイプ:近距離、思考分離、回復、使役、特殊攻撃型

特徴:人型。全長2m。『ゴールド・エクスペリエンス』が自らの胸を『矢』で貫き、更に『矢』を取り込んだ事で進化した究極のスタンド(『レクイエム』)。額に『矢』の矢尻部分が浮き出ている。手の甲にてんとう虫型の飾りがあるが、他はあまり旧『ゴールド・エクスペリエンス』と似ていない。普段は本体にすら隠しているが、本体から完全に独立した意志を持つ。使用時は毎回、旧『ゴールド・エクスペリエンス』状態で発現させた後で『矢』を使って発現させる。
能力:相手の動作や意思のエネルギーを全てゼロに戻す。
  1. スタンドのそれを含め、自分と本体に対する全ての攻撃や能力効果を無効化できる。
  2. このスタンドに殺された者は「死」さえもゼロに戻ってしまうため、永遠に繰り返し死に続ける。
  3. 旧『ゴールド・エクスペリエンス』の能力(生物創造、治療等)も基本的に使用可能。(基本性能はアップ)
  4. 普段は本体が通常操作するが、攻撃されると自分の意志で勝手に能力を発動する。真の能力は本体さえも決して知る事はない。
補足:このスタンドの使用が確認されたのは一度だけであり、能力の真価を解明するには明らかにデータ不足である事を付け加えておく。また、唯一使用が確認されたのはディアボロ戦で、その際は『キング・クリムゾン』によって「消し飛ばされた時間」を逆行させて解除し、予知をも覆した。

ダメージ伝達:部位相応(ただし現実的にダメージを受ける事があるかは疑問)

射程距離2m
能力射程

出典 \ 項目破壊力スピード持続力精密動作性成長性
JC 63巻

補足2:このスタンドには他のスタンドに関する常識が一切通用せず、能力値の基準が異なるため、上のような評価になった。実際の破壊力やスピード等は一般におけるAランク中の上位、成長性に関してはもはや推定不能である。
謎・疑問点
  • このスタンドに弱点はあるのか?
  • 『矢』を支配すると、必ず「元の能力のパワーアップ」+「無効化能力」になるのか?
  • 『矢』があればいつでも発現できるのか?逆に、『矢』がなければ発現できないのか?
  • 「永遠に繰り返し死に続ける」とは、具体的にはどうなっているのか?(精神だけが死を体験しているのか?ならディアボロの死体はどこに消えた?)
    →時間を戻した時と同じような状態になり、その後ランダムの場所に復活させられるのでは?(やはり死体や目撃者の行方が謎だが)
  • ディアボロに飛ばしてサソリ化したものは何か?
    →旧『ゴールド・E』の脱皮後の破片か?
  • 『矢』を「完全に支配した」状態でもまだ本体が自分の能力を認識できていないのは何故か?
    →単にそういう能力なのでは?
  • そもそもジョルノは本当に『矢』を「完全に支配」できていたのか?
  • 結局『矢』を支配する条件は何だったのか?
  • このスタンドを発現させて『メイド・イン・ヘブン』による時間加速を無効化する事はできなかったのか?(時間加速で『矢』が消滅するまで時間的余裕はあったはず)
    →「自分に対する攻撃意思」のない能力効果や、あまりにも遠くからの能力効果は無効化できないのでは?
    →あるいは、本体がスタンドや『矢』を使用できない状況だったのか?(だとすればどんな?)

スタンド                              名称不明  番外    参考関連事物(12)  補注
人物あ(12)  か(12)    さ(12)          は(12)      ま(12)      わ・ん  氏名不詳(12)
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