基本的な配色
- 緑色:その記事で解析対象となるスタンド名。
- 白:確定事項。資料等で断定されている、または実例から確定的となっている事項。
- 黄:推定事項(確信度高)。実例や資料から推定できるが確実とは言えない、または疑問の含まれる事項。
- 赤:推定事項(確信度低)。疑問の含まれる割合がより大きい、または全くの推論である事項。
- オレンジ:分析対象に何らかの区分けが存在する場合の分類名等。
- 水色の太字:項目名。
- ただの太字:項目内での小項目等。その他。
- 下線付き文字:リンク。文字色は上記の配色規則に従う。
Last Update 2015/06/21
パープル・ヘイズ
PURPLE HAZE
(紫の煙)
本体:パンナコッタ・フーゴ
発現からの経緯:本体が14歳前後の時(1998年頃)に『矢』によって発現。
タイプ:近距離、思考分離、直間両攻撃型
特徴:人型。全長2m。体表がチェック柄で、半透明の兜を被っている。口や首周りが粗く縫い合わされている。両拳に半球状の『ウイルス入りカプセル』が3個ずつ付いている。ある程度の意志があり、獰猛で知性には乏しいが、妙に神経質な面もある。
能力:『殺人ウイルス』を撒き散らす。
- パンチ等を使うと拳の『カプセル』が割れ、中から『ウイルス』が流出する。
- 『ウイルス』に感染した生物は肉体の代謝機能を破壊され、約30秒で内側から腐るように溶けて死ぬ。
- 『ウイルス』は皮膚感染や空気感染によって周囲の生物(やスタンド)にどんどん広がる。
- 一旦流出した『ウイルス』の制御、感染の防止、感染後の治療は、本体にも全く不可能。
- 感染前の『ウイルス』は光によって殺菌できる。(室内ライト程度の光で数十秒)
- 拳から『カプセル』だけを取り外したり、射出したりもできる。(ただし、さほどの速度ではない)
- 『ウイルス』は成長もするらしい。(詳細不明)
- 『ウイルス』に感染すれば本体さえも死に至る。ただし、このスタンド自身にだけは効かない。
補足:この報告書は本体がスタンドと分断された状態でのデータ、および本体をよく知る者の証言から作成されたものであり、通常時における能力のデータは全くない事を付け加えておく。
ダメージ伝達:部位相応
射程距離:5m
能力射程:半径数十m(光量次第。晴天時で日の当たる場所なら半径10m程度)
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
JC 52巻 | A | B | E | E | B |
謎・疑問点
- 「ウイルスは成長もする」とは具体的にどういう事か?
- 免疫ができた後のジョルノには、もうウイルスは効かないのか?
- 通常時も意志があるのか?
- もしも夜や暗闇の中でこのウイルスを使えばどれだけの被害規模になるのか?
Last Update 2016/02/21
本体:トニオ・トラサルディー
発現からの経緯:本体の生まれ付き。ただし、覚醒したのは本体の青年期(1990年代後半)。
タイプ:遠隔自動操縦、使い捨て、群体、一体化、回復型
特徴:プチトマトに顔と2本の腕が付いたような姿。全長数cm。使い捨てで無数に発生する。「メッシャー」という鳴き声を上げる。
能力:食材と一体化し、その料理を食べた生物の体を健康にする。
- 一体化した食材の薬効を極端にした治癒的効果を与える。
(例:虫歯が瞬時に抜けて生え変わる、腹が一度裂けて下痢が治る、膨大な垢が出て肩こりが治るetc)
- 効果は料理の内容によって異なり、食べた者がその点に関して不健康な場合にのみ発動する。
- 料理の味はあくまで本体の調理技術によるものである。
- 精神にも作用する(食前は料理に惹き付け、食後は安定させる)。
- 食材から離れると本体の元へ戻る習性がある。
ダメージ伝達:なし(使い捨て)または、基本形時に限りほぼ部位相応
射程距離:数m(一体化後は∞)
能力射程:食べた者の体(また、料理が見えたり匂いが届いたりする範囲)
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
SPWオリジナル | E | A | A | C | C |
JOJO A-GO!GO! | E | C | A | E | C |
謎・疑問点
- どこまでの治療が可能か?例えばエイズのような不治の病や痴呆も治るのか?外傷には?
- 料理がさめてしまった場合どうなるのか?
- 人体に影響を与えているスタンドなのか?食材に影響を与えているスタンドなのか?
- 自身への能力行使は可能か?
- 料理の味や、手相による健康診断は全て本体の技能によるものなのか?それともスタンド能力か?
- 億泰が自分の肉体に起こる異常現象に全く疑問を抱かなかったのは何故か?スタンド効果の一環か?美味への感動か?それとも本人の性格か?
- (本体の性格上実行はしないだろうが)病気等を引き起こす事も可能か?
- 一体化した食材を全く調理しないまま食べさせても、効果は発動するのか?(雪解け水も「料理」ではないはずだが……)
Last Update 2009/06/01
本体:ヴィヴァーノ・ウエストウッド
発現からの経緯:エンリコ・プッチが『ホワイトスネイク』の能力によって『DISC』化して何者かから奪い、2012年3月上旬に今の本体(当時28歳)に与えた。そのためオリジナルとは能力内容が多少異なっている可能性もある。その数時間後または翌日、DIOの骨によって本体が植物化され(て死亡し)た事で消滅。
タイプ:近距離、物質操作攻撃型
特徴:人型。全長2m。体表は筋肉組織が露出したようなデザインで、頭頂部付近だけが機械のよう。
能力:隕石を自分に引き寄せる。
- 能力発動時、隕石は大気圏突入角度を6.5±0.9°に自動調節され、無事に大気圏を突破する。
- 隕石は必ずこのスタンド(または本体)自身に向けて飛来し、地面等に落とす事はできない。
- 隕石はこのスタンド(または本体)の直前で燃え尽きて塵になり、決して自分自身には命中しない。
- 隕石は任意でいつでも呼べるが、その性質上、多少のタイムラグがある。
- 隕石は複数(2〜3発程度)同時に呼ぶ事もできるが、あまり短期間での連発はできない。
- 呼べる隕石のサイズ上限はサッカーボール程度である。
- 隕石が空から自分に落ちてくるまでの軌道や向きを、多少は制御(予想?)できる。
- 引き寄せた隕石はスタンドにも有効である。なお、その温度は約3000℃である。
補足:ウエストウッドは最初、この能力を全く認識しておらず、
『サバイバー』の効果によって本能的に使っていた。
ダメージ伝達:部位相応
射程距離:2m
能力射程:大気圏外までも
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
JC 71巻 | A | B | A | E | E |
謎・疑問点
- この能力は自分より低い位置にいる敵には全く通用しないのか?それとも隕石が低位置から再び浮上する軌道にもできるのか?
- 隕石の軌道はどの程度制御できていたのか?それとも予測していたのか?
- 引き寄せられる「隕石」の条件(成分等)は?
- 隕石のサイズと個数の限界はどの程度か?また、どの程度までの連発が可能か?
- 隕石が途中で完全に静止してしまった場合はどうなるのか?
- ウエストウッドの超人的な格闘能力にも多少は影響していたのか?
Last Update 2015/07/26
本体:広瀬 康穂(ひろせ・やすほ)
発現からの経緯:本体が19歳の時(「新世界」の2011年後半)、『壁の目』によって発現。本体はそれから数日〜数週間は自分のスタンドを自覚できず、無意識で能力を発動させていた。
タイプ:遠距離、一体化、未来予知、索敵探査、運命操作(?)、直接攻撃型
特徴:女人型。全長2m(本体よりやや大柄)。スタンド像単体では発現できず、本体の影と一体化するが、実体化はしておらずスタンド使いにしか視認できない。体表に地図のような模様がある。顔には模様と右目だけがある。長髪を首の周りで数束に分けている(本体と同じ髪型)。
能力:本体や他者を「行くべき道」に導く。
- 探し物、目的地、尋ね人、調べ物、問題の解決策等、対象者(本体または本体が望む他者)が目的に到達する手助けをする。
- 能力発動時、ある程度自動的に行動する。(本体が能力を自覚した後も同様)
- 主に携帯電話等の電子機器(複数可)を用い、対象者の必要な情報や目的への手掛かりを、何らかの「印」として提示する。
- 干渉した電子機器は、一時的に本来の仕様や性能の限界を無視した動作をする。
- 携帯電話のナビゲーションシステム等に、予知や探知のような機能を付与できる。
- 磁気や電子による記録媒体から必要な情報を抽出できる。
- 能力によって得た様々な情報を手近なモニター等に表示させる事ができる。
- 間接的な干渉でも効果を発動できる。(例:録画映像の中のビデオカメラによる録画映像の検索、通話相手の電話への機能付与etc)
- 効果だけでは必ずしも目的を達成できず、ある程度対象者が判断する必要がある。(例:「印」が選択肢形式、時間制限付きetc)
- 干渉する電子機器等に一時的に憑依または一体化できる。(ただし対象からダメージ伝達も受けるようになる)
- 対象者自身や他者の潜在意識(運命?)を操作し、結果的に対象者に役立つよう仕向ける。(例:思い付き、勘違い、些細な発見等)
- 基本的には「対象者を導いてくれる」だけで、あらゆる事態に対応できるわけではない。また、「洗脳」とは異なる。
- 効果発動時、像が対象者の付近(影?)に移動する。そのスピードは通常時よりかなり速い。
- 基本的に出現時点では平面(影状)だが、像の全身または一部を自在に立体化できる。
- 立体化した部分だけが他のものに物理的に干渉できる。
- 影状時はものの表面に入り込んだまま移動できる。(立体化時より素早い?)
ダメージ伝達:部位相応(影状の部分も「無敵」ではない)
射程距離:数十m以上(「影」ではあるが本体から分離可能)
能力射程:数百m以上
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
SPWオリジナル | D | C | A | D | A |
JOJOVELLER | − | − | A | D | C |
謎・疑問点
- このスタンドの命名者は誰か? 本体より先に東方つるぎが呼んでいたが?
- 立体と平面、どちらが基本形か?
- 例えば「宝くじで1等を当てたい」と思えば、当選に導いてくれるのか?
- 能力の限界はどの程度か?
Last Update 2015/07/26
ペーパー・ムーン・キング
PAPER MOON KING
本体:東方 剣(ひがしかた・つるぎ)
※「剣」の正式表記は「つるぎ」の可能性もある。
発現からの経緯:『壁の目』によって発現(ただし本体の生家がその付近なので、実際は生まれ付きの可能性もある)。存在が確認されたのは本体が9歳の時(「新世界」の2011年後半)。
タイプ:遠距離、使い捨て、一体化、精神攻撃型
特徴:スタンド像単体では発現できず、折り紙(等)と一体化する。外見は折り紙そのまま。命名者は本体。
能力:『折り紙』に触れた者の映像識別力を失わせる。
- 標的は、本体の指定した対象を見る際に形やデザインが正しく識別できなくなる。(例:「○○が××に見える」)
- 対象の範囲、例外、見間違える内容等は細かく指定できる。(例:人間や人形等の顔が全て同じに見え、本体だけ見分けがつくetc)
- サイズや種類が全く異なるものであっても、見分けがつかなくできる。(例:全ての車が特定人物に見える)
- 効果対象は次第に広がり、標的の症状は悪化していく。(本体が制御可能)
- 複数の標的を同時に術中に置く事ができる。(最低でも2人)
- 『折り紙』(作品)は、ある程度そのモデルと同じ性質を持つ。(例:蛙→跳ねる、蝉→飛ぶ、バナナ→踏むと滑る、車→走る)
- 強度等はあくまで元のまま。(モデルによって変わる?)
- モデルが生物等であれば若干の自律性を持ち、本体による遠隔操作もできる。
- 自律行動中は本体へのダメージがなくなる。(『折り紙』を踏まれてダメージを受けた事も受けなかった事もある)
- 能力の込められた紙であれば、本体以外が折った紙でも同様の性質を持つ。
- 「紙」以外でも(薄い板状のものなら)本体が一時的に折り曲げて『折り紙』にできる。(実例:スマートフォン)
- 視覚を惑わす効果は、本体の任意の『折り紙』に、任意のタイミングで触れた者にだけ発動し、解除は自在。
- 何も折っていない状態の紙に触れても同様である。
- 発動時、標的の身体(『折り紙』に触れた部位?)に紙屑のような皺が現れ、すぐに元に戻る。
- 標的が能力射程外に出れば自動で解除される。
- 『折り紙』はある程度使い捨てにできる。(同時に複数の『折り紙』を操作できるかは不明)
補足:このスタンドの名称は『ペーパー・ムーン』だという説もあるが、ここでは黙殺する。
ダメージ伝達:『折り紙』の形状次第で部位相応または全身にフィードバック(通常操作時のみ)
射程距離:数十m
能力射程:本体から数十m(像と同程度)
出典 \ 項目 | 破壊力 | スピード | 持続力 | 精密動作性 | 成長性 |
JOJOVELLER mini | E | E | C | B | E |
謎・疑問点
- このスタンドは本当に「折り紙と一体化したスタンド」なのか、それとも「折り紙を操る能力」なのか?
→ダメージ伝達があるので前者と考えるべきだろう。
- 本体は広瀬康穂に「(このスタンドが)今見えましたね?」と言ったが、このスタンドは一般人には目視できないのか?(だとすれば「折り紙型のスタンド像」?)
→ただ単に言葉通り「見えたか」を聞いただけなのでは?
- 同時に複数の『折り紙』を制御できるか?
- 効果は視覚以外には影響しないのか?だとすれば盲人や嗅覚の鋭い動物には無効か?
- 『折り紙』はどの程度モデルの性質を再現するのか?
- 使用できる折り紙は、切り貼りなしの正方形の紙1枚によるもの(「不切正方形一枚折り」)だけか?
- 『折り紙』は本当に使い捨て可能か?なら、遠隔操作で東方定助に使用した『折り紙』をわざわざ呼び戻していたのは何故か?
- 八木山夜露を転ばせた「バナナ」を折ったのは広瀬康穂か?本体か?前者の場合、一度能力を込めた(スタンドと一体化した)紙はずっとそのままなのか?
- ダメージ伝達の有無は本当に自律行動と通常操作で変わるのか?それとも「蛙」の時は他スタンドも同時に一体化していた事による例外か?あるいは元が紙でなくスマートフォンであり、ひび割れたから?