SPW財団 新ジョジョ研究部署

スタンド大解析−ア行


基本的な配色
  • 緑色:その記事で解析対象となるスタンド名。
  • 白:確定事項。資料等で断定されている、または実例から確定的となっている事項。
  • :推定事項(確信度高)。実例や資料から推定できるが確実とは言えない、または疑問の含まれる事項。
  • :推定事項(確信度低)。疑問の含まれる割合がより大きい、または全くの推論である事項。
  • オレンジ:分析対象に何らかの区分けが存在する場合の分類名等。
  • 水色の太字:項目名。
  • ただの太字:項目内での小項目等。その他。
  • 下線付き文字:リンク。文字色は上記の配色規則に従う。


Last Update 2017/03/11
アイ・アム・ア・ロック
I AM A ROCK
本体:八木山 夜露(やぎやま よつゆ)
  • 『岩人間』。法的にはこれが本名だが、他人の戸籍を奪った名前であり、「本来の名前」は不明。

発現からの経緯本体の生まれ付き。本体が戸籍上28歳の時(「新世界」の2011年8〜9月)、死亡した事で消滅。
データ基準時期:「新世界」の2011年8〜9月

タイプ:近距離、物質操作攻撃型

特徴:人型。胴体が楕円形。頭部、胴体、肩、手の甲がサボテンのように棘に覆われている。頭部は透明のカプセルに覆われ、棘はそれを貫通している。腰から大腿部までの部分が、他の部位に比べて太い。上腕がフレーム状。
能力:本体が触れた生物に、指定した物質を集合させる。
  1. 本体が触れた生物(同時に最低2人以上まで可)の身体に、特定の物質だけが集まってくるようになる。解除も自在。
  2. 対象に指定できるのは同時に1種類だけだが、能力射程内に存在する同種の物質全て(最低でも100個程度は可)が対象となる。
    1. 対象物は本体が任意で指定できるが、指定する具体的な方法や条件は不明。
      1. 固体であれば有機物、無機物を問わず、「特定の液体入りの同種の容器」等も指定できる。
      2. 実例として、単体での重量が数kg〜数十kgのもの数個を同時に集合させる事ができる。
    2. 対象物が破壊されても、その破片や内容物の全てが標的に集合する。
      1. 対象物やその一部が他のものと混ざっても、対象物だけが集まってくる。
    3. 対象物が集まる力と速さは、標的と対象物との距離に反比例する。(近付くほど向上)
      1. 集まる力が弱いうちは地面を転がるように迫ってくるが、強まると空中を飛んでくる。
    4. 同じく、標的と本体との距離にも反比例し、標的が完全に能力射程外から出ると解除される。
  3. 対象物が集まるのは標的の「中心」であり、標的への到達後は標的を押し潰すか、体表を破壊しながら体内に食い込んでいく。
  4. 自分(本体)自身にものを集合させる事もできる。解除も自在。
    1. これも同時に1種類だけだが、他者に能力を使用している場合、他者と自分に別々の物質を集合させる事ができる。
  5. 能力発動時、スタンド像は特に何もしない。

ダメージ伝達:部位相応

射程距離5〜10m
能力射程:標的への効果が維持されるのは本体から5〜10m、対象が集まってくる範囲は最低でも数十m以上

出典 \ 項目破壊力スピード持続力精密動作性成長性
SPWオリジナル
  1. 能力効果は「破壊力」の評価対象外とするが、対象物が集まる力は最大時でスタンドの基準でB以上、その速度はC〜B程度に相当する。
  2. 動作速度と格闘能力は『ソフト&ウェット』に明らかに劣るが、成人女性程度は軽々と組み伏せる。
  3. 完全な不意討ちでも直接攻撃ではなく能力発動を選択していたため、直接攻撃力(パワー)は高くないと推測される。
備考・補足
  1. 標的に物質を引き寄せて間接的に攻撃するという点で『バステト女神』に似ているが、こちらは引き寄せる対象が少ない代わりに標的の体内にまで食い込み続けるため、1種類だけでも致命傷を与え得る。
    1. 能力効果はイメージ的には磁力に似ているが、厳密には磁力よりも重力や引力に近いらしく、磁石のように「標的が逆に物質に引っ張られる」事はないと推測される
      1. 本体や、実際にこの能力を体験した東方定助も「重力」と表現した事がある。
  2. 標的本体への殺傷能力は高いが、像の性能が高くないにもかかわらず、効果が比較的遅行性で能力射程も短いという、やや不便な能力。
    1. 強力な戦闘手段となり得るのは、本体が岩石化によって擬態や防御ができる『岩人間』だからこそと言える。
  3. 集合させる対象物をどのように指定するのか、その方法や条件に不明点が多い。
    1. 指定できる物質の種類、サイズや重量、個数、対象物が複数ある場合の条件の変化の有無等が不明。
    2. 少なくとも、発動時点で本体の手元に存在しない物質でも指定できる。
    3. 標的に無生物を指定したり、集合させる対象に生物を指定したりできるかは不明。
      1. ただし、対象物が毬栗の場合、まだ枝に付いている実までもが落ちて集まってきたため、生物でも植物の一部(単に果実?)は指定できる模様。
    4. 条件次第では、攻撃以外でも、例えば本体に砂金や石油等の貴重品を集める等の応用ができる可能性もある。
    5. 標的が複数の場合に別々の物質を指定できるかは不明。
  4. スタンド像が最低でも5m程度の射程もかかわらず、本体は常に直接標的に触れようとしていたため、像ではなく本体が触れなければ発動不能と推測される。
  5. 本体は、本体自身の瞳からビニール膜のようなものを出す能力を使った事がある。それがこのスタンドの一環なのか、別の能力なのか、『岩人間』としての特性なのかは不明。
    1. その際に本体の陰にスタンド像らしきものが微かに見えたが、このスタンド像とは形状が異なる。
謎・疑問点
  • 本体からビニール膜を出す能力との関係は? 本体はスタンドを2種類持っているのか?

Last Update 2020/07/06
アウェイキング・
スリー
III
リーブス
AWAKING III LEAVES
本体:東方 密葉(ひがしかた みつば)

発現からの経緯:発現理由は不明だが、存在が確認されたのは「新世界」の2011年9〜10月頃。
データ基準時期:「新世界」の2011年9月頃〜(本体が31歳の時)

タイプ近距離、特殊攻撃型

特徴人型。全長2m。フード付きのマントに身を包んでおり、外見から両腕の存在や体型は確認できない。顔もフードの陰に隠れているが、両目は存在する模様。マントやフードの表面には無数の長い矢印がシール状に張り付いている。
  • 『矢印』:長方形のシャフトの先(片側のみ)に三角形のアローヘッドの付いた一般的な矢印型で、硬質の薄い立体。全長2〜20cm(調整可能)。少なくともスタンド使いには実体同然に扱われる。
  • スタンド名の「III」は正確にはローマ数字の「3」だが機種依存文字のため代用として英字表記とする。
    • スタンド名を直訳すると「目醒める3枚の葉っぱ」になるが、これは本体の名前の「密葉」と「三つ葉」を掛けたものと推測される。
能力:『矢印』を生み出し、その方向に周囲のものやエネルギーを動かす。
  1. 『矢印』は本体の掌から自在に出し、周囲に設置する事ができる。
    1. 『矢印』は使い捨てで無数に出す事ができる。(同時に最低7枚)
    2. 『矢印』はもの(固体)の表面に張ったり、ある程度空中に浮かべたりできる。また、遠隔操作もできる。
  2. 『矢印』を設置すると対象を『矢印』の方向に移動させる事ができる。
    1. 『矢印』の効果範囲や対象はある程度任意で指定できる。(例:直接張ったもの自体、周囲にあるもの、仲間は対象から除外etc)
      1. (少なくとも対象が本体の場合)『矢印』で体内の異物を排出したり、また体内に戻したりできる。(ダメージや出血は無し)
    2. 『矢印』を本体の周囲に放射状に複数枚配置すると簡易な結界を作る事ができる。
  3. 『矢印』を別方向に(立体的に)3枚同時に設置すると、それらの中間方向に力が働く。
  4. 『矢印』を同一方向に複数連結して設置すると、その数だけ効果が倍増する。(2枚で2倍、3枚で3倍)
  5. 本体が『矢印』を掴む事で、『矢印』の方向に移動できる。(簡易空中飛行)
  6. 能力発動時、スタンド像は特に何もしない。

ダメージ伝達:ほぼ部位相応

射程距離2m
能力射程数m。個々の『矢印』の効果は『矢印』の先端から両脇1〜2m程度(『矢印』の先端の方向に対しては移動時の慣性による延長もある)。

出典 \ 項目破壊力スピード持続力精密動作性成長性
SPWオリジナル
  1. 『矢印』は攻撃的にも応用できるが、間接的な使用になるため、破壊力の評価対象からは除外する。
  2. 実例からすれば『矢印』は毎回数分程度しか使用しておらず、持続力は高くない可能性がある。
  3. 他はそれぞれスタンド像自体の評価となるが、能力使用時に像は何もしないため、パワーやスピードは低いと判断。
備考・補足
  1. 『矢印』は非常に強力かつ汎用性のある能力だが、その効果についてはデータ不足のため判断不能な点が多い。
    1. 『矢印』の効果は、対象を強制的に移動させる事なのか、単に『矢印』の方向に力(≒運動エネルギー)を加えているのか不明。
      1. 後者の場合、対象の持つ力や重量によっては移動不能となるが、前者の場合、どんな巨大なもの、強力なパワーを持つものであっても、無条件に移動できるという事になる。
      2. また、前者の場合、『矢印』の方向からの物理的攻撃に対しては完全に無敵の防御力を持っているという事になる。
    2. 『矢印』を逆方向に2枚、1つの対象に使用すると、対象を分断する事もできるが、どの程度まで可能なのか不明。
      1. 対象の強度やサイズが不問であれば、原理的には地割れさえも起こせる事になる。
    3. 『矢印』による対象の移動の終点は、『矢印』の先端なのか、先端の延長線上なのか、どちらかを選択できるのか、正確には不明。
      1. ただし、少なくとも対象に直接『矢印』の先端を当てた場合は対象をその方向に弾き飛ばす事ができる模様。
    4. 『矢印』で体内の異物を排出した実例はあるが、「ものの中身の排出」がどこまで可能かは不明。
      1. 例えば敵の身体から血液を抜き出したり、あるいは内臓を丸ごと摘出する事もできる可能性がある。
  2. 『矢印』を3枚使った場合の「中間方向」とは、数学や物理学における空間ベクトルの和に近い。(厳密に同一かは不明)
謎・疑問点
  • スタンド像に両腕はあるのか? 何故『矢印』は本体が直接使用するだけで像は何もしないのか?

Last Update 2009/06/01
アース・ウインド・アンド・ファイヤー
EARTH WIND AND FIRE

本体:支倉 未起隆(はぜくら・みきたか)
 ※本名は「ヌ・ミキタカゾ・ンシ」との説あり

発現からの経緯:発現理由は不明。本体は自称216歳の時(1999年7月)に『矢』に選ばれた事があるが、その際に『矢』は完全に刺さらず、首筋を傷付けただけで弾かれた。その翌日に本体が能力を使ったのが確認されているが、『矢』との因果関係は不明。

タイプ:本体変化型

特徴:スタンドの像はない(全身と同化している?)。
能力:本体の全身を様々なものに変化させる。
  1. 機械のように複雑な構造の物、変身前の本体以上の力を出す物にはなれない。
  2. 重量、体積は関係なく、複数の物に同時に変化する事もできる。また、部分的な変身も可能。
  3. 道具や衣類に化けて第三者に使用される場合、相手と本体の力を合わせて約2倍の効果を発揮できる。
    (例:靴に化けた状態で第三者に履かれた場合、走る速さも跳躍力も2倍になる)
  4. 人の顔マネはできない。(本体曰く、「地球人の顔はみんな同じに見えるから」)
  5. 本体が「サイレンの音」アレルギーであるため、サイレンを聞くとジンマシンだらけになり、変身が不安定になる。
補足:本体は自称「マゼラン星雲から来た宇宙人」である。本体自身の台詞によれば、彼には他者のスタンドが見えないらしく、発言内容が全て真実なら、この能力はスタンドとは別種の能力という事になる。しかし、実際にはスタンドが見えているように思われ、他の発言にも不可解な点が多く、単に虚言癖があるだけの日本人の学生だという説もあり、真相は不明である。
補足2:これと同名のスタンドが別に存在するという説もあるが、そちらは『プラネット・ウェイブス』として扱う。

ダメージ伝達:本体に直接ダメージ

射程距離:−
能力射程:不明(複数に分裂した場合に離れられる距離)

出典 \ 項目破壊力スピード持続力精密動作性成長性
SPWオリジナル
JOJO A-GO!GO!

謎・疑問点
  • そもそもこれはスタンド能力だったのか?それとも未起隆は本当に宇宙人か?
  • 複数の対象に変身した場合、それぞれどの程度まで離れられるのか?
  • 変身できるサイズの上限はどの程度か?

Last Update 2009/06/01
アクア・ネックレス
AQUA NECKLACE
(水の首かざり)

本体:片桐 安十郎(かたぎり・あんじゅうろう)
 ※通称「アンジェロ」

発現からの経緯:本体が34歳の時(1998年9〜10月)に『矢』によって発現。本体が34〜35歳の時(1999年4月)、東方仗助の『クレイジー・ダイヤモンド』によって本体が生きたまま岩と一体化させられたため、使用不能となる。

タイプ:遠距離、一体化、自身変化、直接攻撃型

特徴:(基本形)亜人型。全長50cm。全身に目のような模様がある。視聴覚を持つ。
能力:あらゆる液体の中に混じる。
  1. スタンド像単体でも全身または一部を液状にできる。
  2. ある程度の変化(擬態)が可能で、その際はスタンド使い以外にも見える。
  3. 飲料水等に潜んで生物の体内に入り込み、内部から破壊する攻撃を得意とする。
  4. 他の機械等(加湿器、ヤカンetc)を利用すれば気化する事もできる。
  5. 水や雨の中を自由に動ける。
  6. 人間の体内に入り込み、取り憑いて(意識ごと)自由に操る事ができる。

ダメージ伝達:部位相応(液体の性質上、単純なパワー攻撃ではダメージを受けない)

射程距離200m
能力射程:−

出典 \ 項目破壊力スピード持続力精密動作性成長性
SPWオリジナル
JOJO A-GO!GO!

謎・疑問点
  • ブランデーに化けた時は一体化か?変化か?変化だとしたら、なぜ東方良平に見えたのか?
    → 最初から水と一体化していてそれごと変化(色も)した?
  • スタンド像単体(液体と一体化しない状態)での発現も可能か?

Last Update 2009/06/01
アクトン・ベイビー
ACHTUNG BABY

本体:静(しずか)・ジョースター
 ※この名前は本体がジョセフ・ジョースターの養女になった時に命名されたものであり、本名は不明。

発現からの経緯:発現理由は不明だが、本体が赤ん坊の時点(1999年5〜6月)で既に発現。下記のデータは本体が赤ん坊の時点でのものだが、本体が成長して変化した可能性が高い。

タイプ:近距離、非制御、環境及び本体変化型

特徴:スタンドの像はない。本体が物心ついていないため、ストレスによって無意識で発動させている。
能力:本体自身を含め、周囲を全て透明にする。
  1. 一旦透明化したものは、本体から離れても透明のままになる。(スタンド使いにも見えない)
  2. 本体のストレスの程度に比例して透明化する範囲が広がり、気分が落ち着けば解除される。

ダメージ伝達:−

射程距離:−
能力射程本体の周囲半径1m(ただし、透明化が維持される距離は最低でも10数m)

出典 \ 項目破壊力スピード持続力精密動作性成長性
SPWオリジナル
JOJO A-GO!GO!

謎・疑問点
  • やはり本体が成長して制御できるようになったのだろうか?

Last Update 2009/06/07
アトゥム
しん
ATUM

本体:テレンス・T・ダービー

発現からの経緯:本体の生まれ付き。存在が確認されたのは本体が21歳の時(1980年代後半)。

タイプ:近距離、精神攻撃型

特徴:人型。全長2m。ハート型のイメージがあしらってある。視覚を持つ。なお、名前の由来は古代エジプトにおける宇宙創造の神である。
能力:「賭け」で負かした者の心の隙をついて魂を奪い、人形に封じ込める。
  1. 「賭け」の内容は自由だが、事前に相手に魂を賭ける事を承諾させた上で、敗北を認めさせる必要がある。
  2. 「証文」があれば、その場にいない第三者の魂を賭けさせて奪う事もできる。
  3. 魂を奪われた者は仮死状態となり、本体が死ぬと奪ったままの魂も死ぬ。
  4. 本体が「賭け」に負けた事を認めると、(肉体が残っていれば)人形から魂が戻る。
  5. 魂を封じ込められた人形は意志を持ち、会話も可能。
  6. 標的の心にわずかな隙ができた時、その魂に触れ、自分の手首を切り離して標的の身体に埋め込む事ができる。また、手首はそのまま遠隔操作可能で、解除すれば一瞬で元に戻る。
  7. 他者の魂を見ながらそれに直接質問し、心(思考内容)を読める。
  8. 心を読む際は「Yes/No」の2択方式に限るが、その答えに誤りや嘘は決してない。(答えの言葉尻は質問形式次第で多少変わる事もある。例:「I do」)
補足:本体はテレビゲームの達人であり、それを「賭け」の手段として用いる。その際、(心を読む事を除けば)イカサマは一切使わず、純粋にゲームの技術で勝負する。また、本体は人形作りが趣味であり、奪った魂は自作の人形に封じ込める。
補足2:本体は『オシリス神』のスタンド使い、ダニエル・J・ダービーの実弟である。肉親同士が揃ってスタンド使いである事は珍しくないが、ここまで能力が似ているケースは稀。

ダメージ伝達:部位相応

射程距離2m
能力射程魂を人形に込めておける距離と相手に手を埋め込んでおける距離はほぼ∞、読心術は可視範囲

出典 \ 項目破壊力スピード持続力精密動作性成長性
SPWオリジナル
JOJO A-GO!GO!

謎・疑問点
  • 奪った魂は人形以外の物質に込める事は可能か?また、人形は自作でなければならないのか?
  • 相手に手を埋め込んでおける距離はどの程度か?また、埋め込めるのは「手」だけか?
  • 切り離した手を他者の身体に埋め込まず、単体で遠隔操作する事は可能か?
  • このスタンドを『ホワイトスネイク』が『DISC』化した場合、ミラションに適合するか?

Last Update 2009/06/01
アトム・ハート・ファーザー
ATOM HEART FATHER

本体:吉良 吉廣(きら・よしひろ)

発現からの経緯:1986〜1987年に『矢』によって発現。本体が初老の時(1987〜1988年)、病死して幽霊となったが、能力は消えなかった。1999年7月、既に幽霊であった本体が倒された事で消滅。

タイプ中距離、隔離、間接攻撃型

特徴:スタンドの像はない。また、本体は幽霊である。
能力:写真に入り込み、そこに写った空間を支配する。
  1. 標的と周囲の空間を写真に写す事により、魂のエネルギーを写真に封じ込め、現実世界と隔離する。(見た目にはそのまま)
  2. 写真に写った範囲は、中から出ようとすれば見えない壁に遮られ、外から入ろうとすればその空間を飛び越えてしまう。(内外の見聞きは通常通り可能)
  3. 本体は写真への自由な出入りと、写真に乗っての移動が可能。
  4. 写真内で本体が行った事は、現実世界でも起こる。(抵抗不能)
  5. 写真(生物が写っている部分?)が破損すると、写っている者にも同じダメージが伝達される。
  6. 支配できるのは本体自身が(入り込んで)いる撮影したてのポラロイド写真だけであり、同時に1枚だけである。
  7. 写真によって隔離された空間には、必ずその写真自体と、それを撮影したポラロイドカメラが残る。
  8. 写真内の本体が写っている部分をアップにして改めて撮影されると、支配できる空間がなくなる(自分しか写っていないので)。
  9. 現実世界の通常の物質を自由に写真内に持ち込む事ができる。再び持ち出す事も自在。

ダメージ伝達:−(写真内の本体が写っている部分だけを攻撃されればダメージ?)

射程距離:−
能力射程20〜30m

出典 \ 項目破壊力スピード持続力精密動作性成長性
SPWオリジナル
JOJO A-GO!GO!

謎・疑問点
  • 本体の生前から同じ能力なのか?
  • 本体の生前は、能力使用中に本体の肉体はどうなっていたのか?(肉体ごと写真に入っていたのか?)
  • 例えば山等の極めて広い範囲を写した場合でも能力は成立するのか?
  • 写真のどこを攻撃しても写った者にダメージが行くのか?本体が写った部分は?
  • 撮影時と状態が変わってしまった場所の写真でも支配できるのか?また、レントゲンや拡大写真では?
    →不可能では?(能力は撮影したばかりのポラロイド写真でしか発動できないのでは?)
  • 幽霊になってからの本体は、全身を写真から出す事ができたのか?それとも写真内にしか存在できなかったのか?

Last Update 2015/02/15
アヌビス
しん
ANUBIS

本体:キャラバン・サライ(最初)

発現からの経緯本体の生まれ付き。15世紀後半頃に本体が死亡し、それ以後は本体自身が作った刀に、スタンドだけが宿って生き続け、数多くの人間を「新しい本体」としてきた。1980年代後半、刀ごとナイル川に沈んで再起不能となった。

タイプ:一人歩き、直接攻撃型

特徴人型(下半身のデザインは不明)。全長2m。フードを被った犬(ジャッカル?)のような頭部を持つ。意志を持つ。本体の死後は常に刀に憑いていて、単体では無力。なお、名前の由来は古代エジプトにおける冥府の神である。
能力:宿った刀に触れた者を操る。
  1. 操る相手を元々の性格や身体能力に関係なく剣の達人に変え、自分(刀)を使って闘わせる。
  2. 操る相手は(同時に1人だけだが)自由に替えられる。
  3. 刀をスタンドにも有効にする。また、刀の切れ味や強度を高める。
  4. 攻撃の瞬間、実体である刀を透過可能にして「斬りたいものだけを斬る」事ができる。(ただしスタンドは透過不可)
  5. 敵の攻撃パターンを学習し、どんどん強くなる。(操る相手が替わってもデータは消えない)
  6. 操る相手がスタンド使いの場合、(操る相手が替わるまで)自分と相手のスタンド能力を併用できる。
  7. 鞘から「抜けない」でいる事ができる。(抜かれる相手を選べる)
  8. 人間以外の動物も操れる。(ただし、まともには闘えないだろう)
  9. 刀が破壊された場合、付近に破片があれば、その中で最大の破片に宿って活動を続ける。
補足:判明している限り、1980年代後半にチャカ、カーン、ジャン・ピエール・ポルナレフ、氏名不詳のエジプト人少年を「本体」とした。

ダメージ伝達:なし(本体が既に死亡しているため)。鞘に刀を封じ込めるしかない。また、刀が完全破壊されれば無力化される(消滅する?)。

射程距離:−
能力射程:刀に触れた者

出典 \ 項目破壊力スピード持続力精密動作性成長性
SPWオリジナル不定不定不定
JOJO A-GO!GO!

謎・疑問点
  • 犬のようなものは本当にスタンド像か?それとも精神のイメージとしての姿か?
  • スタンド像(犬)が自分で自分(刀)を持つ事はできないのか?
  • 本体の身体能力には全く左右されないのか?
  • 刀とは「一体化」しているのか?ただ単に取り憑いているだけか?
  • 刀に宿っているのはスタンド『アヌビス神』そのものの意志か?それとも本体の精神(魂)か?
  • チャカやポルナレフが刀を見ただけで惹きつけられていたのは能力か?それとも刀の純粋な美しさ故か?
  • 本体の生前はどんな能力だったのか?
  • 別の刀への転憑は可能か?特に、本体が作った別の刀の場合は?
  • チャカが倒された後、刀を運び去ろうとしたネズミ達はこのスタンドが操っていたのか?だとすれば複数の相手を操れるのか?

Last Update 2017/01/21
アンダー・ワールド
UNDER WORLD

本体:ドナテロ・ヴェルサス

発現からの経緯本体の生まれ付き。または本体の幼児期(1980年代後半)、父親(DIO)がスタンド使いになった事による影響で発現。本体の少年期から能力の片鱗が見えていたが、本体はそれに全く気付いていなかったため、能力のせいでかえって災難に遭っていた。本体が25歳の時(2012年3月中旬)、父親(DIO)の遺骨から生まれた謎の生命体『緑色の赤ん坊』と融合したエンリコ・プッチとの出会いによって能力を自覚し、同月19日に覚醒。覚醒当日に本体が死亡した事で消滅。またはその直前にエンリコ・プッチが『ホワイトスネイク』の能力によって『DISC』化した(末路不明)。

タイプ:遠距離、思考分離、具現化、直間両攻撃型

特徴:人型。全長2m。左右の目があるべき部分からパイプが生え、頭部から背中にかけて伸びている。意志を持つ。
能力:地面に記録されている過去の出来事を「掘り起こして」再現する。
  1. 地面は過去に起きた出来事をビデオや磁気テープのように記録している。その「記録」を再現するのがこのスタンドの能力である。
  2. 地面(等)に穴を掘り、そこから「過去の記録」を掘り起こす。
  3. 「過去の記録」は何らかの「形」を持った状態でしか掘り起こせない。
    (例:墜落した飛行機、数分前にその場所にいた人やスタンド、地面から湧き出たもの、生前の死者etc)
  4. 「過去の記録」は、そのオリジナルが目の前にある(いる)状態でも掘り起こせる。また、複数を連続で出す事も可能。
  5. 「過去の記録」はほぼ実物そのままで、(内容や状況にもよるが)スタンド使い以外でも通常の物質同様に見たり破壊したりできる。
  6. 「過去の記録」はスタンドに対して干渉できる。
  7. 掘り起こす「過去の記録」が生物の場合、ある程度の意志を持たせる事もできるが、それは過去そのままのものであり、魂等は存在しない。逆に、全く意志を持たない人形同然の状態で掘り起こす事もできる。
  8. 掘り起こすのはあくまでも「過去の事実の記録」であり、その結果が変わる事はない。(過程は多少変わる事もある)
  9. 地面に記録されている「過去の出来事」はその場所から周囲半径数十km(都市1つ程度)の範囲内で、基本的に地面の上や地中で起こった事、または空中から地面に対して起こった事に限られる。
  10. 掘った穴の中に広い空間(洞窟)を作り出す事ができる。また、その解除も自在。(洞窟の「記録」?)
  11. 応用として、地面等をモグラのように自在に掘り進む事ができる。また、岩やコンクリートさえも自在に掘る事ができる。
  12. 「過去の記録」以外にも、「埋まっているものを探し当てて掘り起こす」事に関する限り、色々と応用できる。

ダメージ伝達:部位相応

射程距離50m
能力射程掘り起こした「過去の記録」が存在を保つ範囲は本体から半径100m程度(一説にはフロリダ州オーランド近辺でしか使用できない)

出典 \ 項目破壊力スピード持続力精密動作性成長性
JC 76巻
SPWオリジナル

補足:「過去の記録」を掘り起こす能力自体に破壊力はないが、スタンド像は他への物理的干渉が可能。
謎・疑問点
  • フロリダ州オーランド近辺の出来事の「記録」しか掘り起こせないのか?それとも、単に範囲の広さの問題か?
  • 掘り起こす過去の内容や日時について、本体がどの程度まで記憶(把握)している必要があるのか? 飛行機墜落事故や戦闘機の撃墜記録を本体が全て把握していたとは考えにくいが……?
  • どの程度前の出来事まで掘り起こせるのか?(例えば恐竜は?)
  • 掘り起こした「過去の記録」はどの程度コントロールできるのか?(例えば敵自身を掘り起こして自分自身と闘わせる事は可能か?)
  • 一旦掘り起こした「過去の記録」は、解除しなければどの程度の時間まで存在を保てるのか?
  • 病院の地下の洞窟は能力によって創り出したものか?それとも「過去の記録」の洞窟か?
  • この能力によってウェザー・リポートの『DISC』を取り出す事は本当にできたのか?できたとして、それでウェザーの記憶を消す事はできたのか?
  • 本体の少年期の災難は、どこまでがこの能力によるものか?
    →野球のスパイクは偶然本物を拾ったのでは?(「掘り起こした」のではなく、「降ってきた」事から)
    →ナイフで怪我をする前につまずいた穴は能力で掘ったものでは?
    →ナイフや死体は能力で実物を掘り当てたのでは?(そのまま消えなかったと思われるので)
    →傷口からのミミズや血膿は偶然の本物では?(後で発熱したので)
  • このスタンドは最終的にどうなったのか?ヴェルサスの死体にこのスタンドの『DISC』が刺さっていたようにも見えたが、だとしたら『DISC』も消滅するはずだが……?
  • (能力には関係ないが)スタンド名は「UNDERWORLD」か?「UNDER WORLD」か?(英単語的に意味が変わるのだが)

Last Update 2009/06/01
イエローテンパランス
YELLOW TEMPERANCE

本体:ラバーソール

発現からの経緯:発現理由は不明。1980年代後半、本体が死亡した事で消滅。

タイプ:中距離、纏衣装着、一体化、自身変化、直接攻撃型

特徴:ドロドロとしたスライム状。取り込んだ肉と一体化していて変幻自在。本体曰く無敵のスタンド。なお、名前の由来はタロットカードの14番目の大アルカナ『TEMPERANCE(節制)』である。
能力:生物の肉を消化吸収し、取り込む。
  1. 酸のように肉を溶かし、そのまま消化吸収する。(そのスピードは比較的遅い)
  2. 一部を切り離して標的の肉体に付着させる事が可能。その際は自動操縦になり、どこまでも離れない。
  3. 喰らいついている時に熱されると飛び散って広がり、冷やされると硬化して更に食い込む。
  4. 加えられた攻撃(パワー)のエネルギーを分散吸収する。このため、本体が身に纏えば「攻撃する防御壁」となる。(本体自身は喰われない)
  5. 本体が身に纏った状態で変形し、他の人間に化ける事が可能。(外見のみ)

ダメージ伝達:不明(弱点はない?)

射程距離15m(常に本体に纏わりついている)
能力射程喰らいつけばどこまでも

出典 \ 項目破壊力スピード持続力精密動作性成長性
SPWオリジナル
JOJO A-GO!GO!

謎・疑問点
  • 例えば『暗黒空間』に飲み込まれた場合、どんなダメージを受けるのか?
  • 花京院に変装した際に出した『法皇の緑』は、やはりこのスタンドが変化したものだったのか?(だとすればスリや屋台主にも見えたのでは)
  • 最初に発現した時(肉を吸収する前)はどんな状態だったのか?
  • 取り込んだ肉が腐る事はないのか?
  • 本体が纏う場合、パワードスーツ効果はあるのか?

Last Update 2013/09/23
イン・ア・サイレント・ウェイ
IN A SILENT WAY

本体:サンドマン(サウンドマン)
※正式な本名はネイティブ・アメリカンである本体の部族の言語で「音をかなでる者」という意味の言葉(発音不明)であり、その英語直訳「サウンドマン」が誤って広まった名が「サンドマン(砂男)」

発現からの経緯「新世界」の19世紀後半、本体が『悪魔の手のひら』に立ち入った事で発現。1890年11月15日、本体が死亡した事で消滅。

タイプ:近距離、直間両攻撃型

特徴:人型。全長2m。髑髏のような頭部の鼻あたりまで覆面を被っており、その周囲には羽飾りがある。胸部に6輪(縦2列に3輪ずつ)の薔薇が飾られている。スカートのようなものを穿いている。
能力:音を形にし、それに触れたものに音の表す物理的効果を与える。
  1. 自分や本体が発生させたものを含め、周囲にある「音」を立体文字のようなものに変える。また、その数は無制限である。
  2. 「音文字」は物質や生物に貼り付ける事もできる。(その際、「音文字」は平面化する)
  3. 「音文字」を貼り付けられた生物はその部分が多少変形する事がある。
  4. 「音文字」またはそれを貼り付けたものに何かが触れると、触れたものを媒介に次々と音の効果が伝わり、その終着部分に音の表す物理的効果が発生する。(例:「ザクザク」→切り裂かれる 、「メラメラ」→燃えるetc)
  5. 「音文字」の効果は伝導の終着部分だけに発生し、その通過点には全く影響しない。
    (例:腕時計をした手に持った棒で「音文字」に触れると、棒と手には影響せず、腕時計だけに効果が発生する)
  6. 「音文字」の効果は気体以外ならほぼ何でも伝導媒介にできる。
  7. 伝導媒介が水(液体)の場合、「音文字」自体を流す事ができる。その場合、「音文字」に直接触れたものが効果対象となる。
  8. 複数の「音文字」やその効果は、それらが交差する部分では威力が倍増する。(同種の音のみ)
  9. 「音文字」の貼り付いたものが破壊されても、その破片それぞれに効果が残る。
  10. 人間に聞き取れない音をも「音文字」に変える事ができる。その場合、「音文字」は不可視となる。
  11. 「音文字」またはそれを貼り付けた無生物を、擬似的な生命体(スタンド?)に変えて操る事ができる(仮称「音獣」)。また、その数は無制限である。
  12. 「音文字」を貼り付けたものや「音獣」が倒されると、それから流出していた「音文字」も消える。(伝導または発生した効果は消えない)
  13. 「音文字」にできるのは、実際に発生した音だけである。また、「音文字」化された音はその時点で止む(聞こえなくなる)。
  14. 「音文字」の効果は対象の強度や性質をある程度無視する。(例:脆い物を破壊した音で硬い物を破壊できる、非可燃物に着火できるetc)
  15. 「音文字」からの効果伝導は任意で抑制できる。(例:本体が効果を受けずに直接「音文字」に触れるetc)
  16. 貼り付け前の「音文字」は凄まじい強度を持つ。また、ある程度浮遊させる事もできるため、盾や足場の代わりにもなる。
  17. 直接攻撃の瞬間、それで発生した音による「音文字」をそのまま対象に直撃させると、攻撃力は激増する。
補足:能力発覚以前、本体がスタンドの片鱗を見せた事が2回ある。1回目は本体が部族内で追われていた時で、一瞬スタンド像の腕が現れた直後、本体自身が突然数m移動して追っ手を振り切り、砂の手形だけが残った。2回目は本体が『スティール・ボール・ラン』レースの参加申し込みをした時で、本体が受付係員に手渡したエメラルドの表面に付着していた砂が小さな腕となり、その係員の目に砂を入れた。これらにより、当初このスタンドの能力は砂を操る事であると推測されていたが、実際にはこの「音を形にするスタンド」の応用だったという事になる。また、『スティール・ボール・ラン』レースの中でスタンド能力が変化したという可能性もあるが、少なくとも本体の走行ルートは『悪魔の手のひら』から離れており、能力変化のきっかけになり得た要素は確認できない。いずれにせよ、前述の2件の目撃者の中にスタンド使いがいない上、既に本体も死亡してしまった以上、今後も真相の解明は期待できないだろう。

ダメージ伝達:部位相応

射程距離:2m
能力射程:数十m(伝導範囲は更に数十m?)

出典 \ 項目破壊力スピード持続力精密動作性成長性
SPWオリジナル
JOJOVELLER

謎・疑問点
  • 「音文字」の効果は破壊的なものだけなのか?(例えば人の台詞や笛の音を「音文字」にするとどうなる?)
  • 対象の末端部分以外でも効果が発生しているようだが、「音文字」の効果伝導が終了する正確な条件は何か?
  • 水中のジャイロ・ツェペリ達を攻撃した丸い体のモンスターの正体はこのスタンドによるものか?それともディエゴ・ブランドーの恐竜か?
    →どう見ても「恐竜」には見えないため、このスタンドの「音獣」では?
    →「音文字」を貼り付けられた恐竜の頭部が変形していたようなので、あのモンスターも恐竜か他の動物の変形では?(何の?)
  • 音が形になった文字は「何語」なのか?(本体の部族の言語をジャイロ達が理解できるとは考えにくいが……)
  • 能力が砂でないとすれば、部族の追っ手から逃げた時の手段は?
    →衝撃や突風等を発生させる音を使って本体を弾き飛ばしたのでは?
    →音の効果かスタンド像の通常動作で何らかの目くらまし(砂埃の発生等)をして、その隙に本体が自力で急いで逃げたのでは?
    →そもそもスタンドから砂が飛び散ったり砂の手形が残ったりはしたが、現場は元々砂だらけだったため、「砂を操っていた」証拠にはならないのでは?
  • 同じく、レース参加受付所で見せた砂の腕は何だったのか?
    →エメラルドの表面に付着していた本物の砂の中で、小型化したスタンド像を動かしたのでは?
  • 本体の本名と能力内容がどちらも「音」に関連するのは単なる偶然か?

Last Update 2015/08/16
ウェザー・リポート
WEATHER REPORT

本体:ウェス・ブルーマリン
 ※偽名「ウェザー・リポート」、スタンド発現以前から愛称は「ウェザー」、本来なら「ドメニコ・プッチ」と命名されるはずだった(「本名」の判断は困難)
 → エンポリオ・アルニーニョ(一時的)

発現からの経緯:本体(ウェザー)が16歳の時(1980年代後半)、双子の兄(エンリコ・プッチ)が『矢』によってスタンド使いになった事による影響で発現。本体が39歳の時(2012年3月19日)、エンリコ・プッチの『ホワイトスネイク』によって殺害された際、その能力を利用して『DISC』化した。「新世界」での2011年11月、『DISC』によってエンポリオ・アルニーニョが一旦使用したが、それ以降どうなったかは不明。

タイプ近距離、一体化、制御不完全、環境変化、直間両攻撃型

特徴:人型。全長2m。頭部に短い角が数本ある。雲状に変化する事ができ、通常時はほぼ不定形。周囲の空気中の水分と一体化している。
能力:天候を自在に操る。
  1. 気流、雨、稲妻等、あらゆる気象現象を自在に発生させて操る事ができる。また、応用範囲が極めて広い。
    (例:雲による水分吸収、空気摩擦による発火、空気の塊によるクッションetc)
  2. 上記の気象現象は空からも、自ら発生させた雲(スタンド像)からも発生させる事ができ、その規模は本体の周囲半径1m足らずの極小範囲から任意に調節できる。
  3. 能力の射程範囲は広いが、本体の近くでは特に精密な天候操作が可能になる。
  4. 本体の至近距離では、スタンド像から強烈な風圧を纏ったパンチを放つ事ができる。
  5. 「雲(スタンド像?)」を自由に造形し、「雲のスーツ」を作製できる。これには気密性があり、真空中でも2分程度は耐える事ができる。また、複数への分割も可能である。
  6. 「雲(スタンド像?)」を周囲に拡散し、その範囲内における気流の変化を感知できる。
  7. 「空から魚や蛙等(実例ではヤドクカエル)が降る」といった異常気象(「怪雨」)を発生させる事ができる。(謎多し)
  8. 本体が自殺を試みた時、本体の意志を無視して本体を助ける。
    (例:飛び降り自殺→突風を起こして本体を吹き飛ばす)。
  9. 空気を操り、周囲に純粋な酸素だけを集める事ができる。(生物に対して強い毒性を持つが本体も危険)
    ヘビー・ウェザー HEAVY WEATHER
  10. 太陽光線によって、天候レベルの「サブリミナル効果」(潜在意識への催眠暗示のようなもの)を発生させる能力。
  11. オゾン層を破壊(操作?)する事で太陽光の屈折率を変化させる。そして、その光を見た者全てがサブリミナル効果による「思い込み」で、以下の現象を体験する。
  12. 影響範囲内の各所(日光が届く所なら屋内にまでも)に『悪魔の虹(仮)』が発生する。(これは実在)
  13. 『虹』に触れたもの(主に生体組織)からは、カタツムリ(またはその卵)が大量発生し、更にどんどん繁殖する。(実は幻覚)
  14. 『虹』やカタツムリに触れ(られ)た生物達は、身も心もカタツムリのように変化していく。また、「カタツムリ化」した生物に触れ(られ)た場合も同様。(実は「思い込み」)
  15. 能力発動後、やがて「マイマイカブリ」(カタツムリの天敵である昆虫)がどこからともなく現れ、カタツムリ(化した生物)達を襲う。(幻覚だが実際に喰い殺される事もある)
  16. 上記の「カタツムリ発生」、「カタツムリ化」、「マイマイカブリ襲来」はサブリミナル効果による幻覚や「思い込み」だが、影響下にある者にとっては現実同然であり、これらが原因での死亡もあり得る。
  17. これらの「思い込み」は、影響下の全ての者に同内容で認識される。
    (例:「カタツムリ化」したと思い込んでいる者は、後から来た他者にも「カタツムリ化」して見える)
  18. 一旦この能力の影響を受けた生物は決して逃れられない。(「思い込み」だと理解しても、目を閉じても、時間が経っても、夜になっても、場所を移動しても無駄)
  19. このサブリミナル効果は盲目の生物には全く効果がない。
  20. この能力は本体の無意識によって発動し、本体には全く制御できない。(能力の原理にも気付かない)
  21. 本体にも『悪魔の虹』やカタツムリ等は見えるが、それに触れても「カタツムリ化」はしない。
  22. 何らかの理由で能力が封じられるか、本体が死亡した場合、全ての「思い込み」効果は消える(ただし死者はそのまま)
  23. この能力の発動中も、『ウェザー・リポート』本来の能力には全く影響なく、通常通り使用できる。
補足:この能力の発現直前、本体(ウェザー)はある悲劇に遭い、それによって潜在意識に生じた無差別な憎悪から、無意識で『ヘビー・ウェザー』を発動させた。その数日後、エンリコ・プッチの『ホワイトスネイク』の能力によって本体が『記憶DISC』を奪われて記憶喪失となったために『ヘビー・ウェザー』が発動する事もなくなった。2012年3月19日に本体に『記憶DISC』が戻った事で『ヘビー・ウェザー』も再び発動したが、間もなく本体の死(または『スタンドDISC』の摘出)によって消滅した。
補足2:サブリミナル効果であるためか、『ヘビー・ウェザー』のカタツムリやマイマイカブリは、一般とは多少の差異がある。具体的には、本物のカタツムリの卵は軟質で殻がないが、『ヘビー・ウェザー』で発生するカタツムリの卵は鶏卵のような殻を持つ。また、通常のマイマイカブリは夜行性の日本特産種で空も飛べないが、『ヘビー・ウェザー』のマイマイカブリは真昼のフロリダを飛び回っていた。
補足3:エンポリオ・アルニーニョがこのスタンドを使用した際、完全には制御できず、敵(エンリコ・プッチ)への攻撃の際、巻き添えでエンポリオ自身も危険に晒された。また、純粋酸素を集める能力は生前のウェザーが気付いていなかった能力で、エンポリオが本体となった時、このスタンドが半ば暴走的に勝手に発動させたものである。これらはウェザーがプッチに抱いていた絶大な憎悪がスタンド(『DISC』)に宿っていた事が原因と推測される。

ダメージ伝達部位相応、ただし人型時以外は全身にフィードバック(不定形なので単純な攻撃ではダメージにならない)

射程距離5m(基本形時)
能力射程:半径30km以上(天候の内容によっては範囲外に影響する事もあり、上空は雲の高度まで)、雲による気流感知は半径20m程度、『ヘビー・ウェザー』は町1つ程度(上空はオゾン層レベルまで)、純粋酸素を集めるのは1部屋程度

 出典 \ 項目破壊力スピード持続力精密動作性成長性
基本能力JC 68巻
ヘビー・ウェザーJC 78巻
SPWオリジナル

謎・疑問点
  • スタンド像は「雲状に変化できる人型」なのか?それとも「雲の集合体の人型」か?
  • 「雲」は純粋なスタンドか?それとも周囲の水分と一体化したものか?また、一般人にも見えるのか?
  • 実例がないが、気温も操作できるのか?可能ならどの程度までか?
  • このスタンドの射程距離や応用範囲はそれぞれどの程度か?
  • 空から降らせた蛙は「発生」させたのか?それともどこかから運んできたのか?(だとすればどこから?)
  • プッチ神父戦で、雷や竜巻のように直接的な殺傷力を持った天候で攻撃する事はできなかったのか?怪我によるパワーダウンか?
  • 『ヘビー・ウェザー』の能力効果は何故「カタツムリ」なのか?(太古の記憶?原始的本能?それとも本体と何か関係が?)
  • 『悪魔の虹』は実際に発生しているのか?それともサブリミナル効果の幻覚か?
  • 『ヘビー・ウェザー』の「カタツムリ化」は本当に幻覚か?「思い込み」が肉体に作用して本当に変化しているのでは?
    →プッチ神父の台詞(「この風景をカメラやビデオで撮影したとしても〜」)から、「カタツムリ化」自体も幻覚と判断できる。
  • 『ヘビー・ウェザー』による「カタツムリ化」が全て幻覚なら、徐倫が街灯に入り込めたのは何故か?
    →例えば実際には街灯に擦り寄って動いていただけで、周囲も含めて全員が同内容の幻覚を見ていたのでは?
    →「カタツムリ化によって入り込めた」と錯覚していただけで、実際には無意識に糸化して入り込んでいたのでは?
  • 『ヘビー・ウェザー』の影響下で、全員の見る映像が連動するのは何故か?
  • 『ヘビー・ウェザー』のカタツムリによる器物破損(徐倫のいた病院の天井等)も全て幻覚か?
  • 『ヘビー・ウェザー』のマイマイカブリも幻覚なのか?それとも本物のマイマイカブリがサブリミナル効果で他の生物をカタツムリだと思い込んで襲うのか?(だとすれば、生態の違いは何故?)
    →能力解除時に全ていなくなった事から、マイマイカブリ自体も幻覚だったのでは?
  • カタツムリやマイマイカブリ(本物)が『ヘビー・ウェザー』の影響下にいた場合、どういう効果が出るのか?
  • 完全に制御した場合、本体を避けて敵の周辺だけに純粋酸素を集める事も可能か?

Last Update 2017/02/12
ウォーキング・ハート
WALKING HEART
本体:東方 鳩(ひがしかた はと)
  • 「新世界」の東方一族。

発現からの経緯本体の生まれ付き(遺伝)、または隆起前の『壁の目』によって発現。
データ基準時期:「新世界」の2011年9月(本体が24歳の時)以降

タイプ:近距離、物質操作攻撃型

特徴:女人型。全長2m。全身が細長い棒のようなものに覆われて縦縞模様のような状態で、藁人形のようでもある。両耳は「H」型で中央にハートマークがある。ハイヒールを履く。頭部のシルエットが本体の髪型に似ている。
能力:本体の足の踵を硬質化させて伸ばす。
  1. スタンド像は特に何もせず、本体の踵だけを自在に伸縮させる事ができる。
    1. 「踵」はハイヒールのヒール部分のように棒状(針状)になって高速で伸び、高い硬度と貫通力を持つ。(スタンドにも有効)
    2. 本体が靴を履いている場合、靴の踵ごと伸縮する。
  2. 伸ばした「踵」を壁や崖等に突き刺す事で、垂直な壁であっても本体が壁面に「立って歩く」事ができる。

ダメージ伝達:部位相応

射程距離:2m
能力射程:4m(「踵」の伸びる長さ)

出典 \ 項目破壊力スピード持続力精密動作性成長性
SPWオリジナル
  1. スタンド像の性能が不明なので「踵」だけから評価する。
  2. 主に本体の蹴りに合わせて「踵」を伸ばし、家の壁や天井、人間の頭部を軽々と貫通できる。
  3. 「踵」が伸びる速さは生身の常人が避ける事は困難なレベル。
  4. 「踵」の狙いの正確さは、どちらかと言えば本体の脚の動き(蹴り)に依存する。
備考・補足
  1. まともなスタンド像が存在しながら、それと無関係に本体自身の変形が特殊能力という非常に珍しいスタンド。
    1. スタンド自体の踵が変形するかは不明だが、能力発動時の状況から、スタンドと本体の足首部分を重ねて一体化させるわけではない模様。
  2. 通常、足首を垂直の壁面に固定しても、そこに立ったり歩いたりする事は常人の筋力では不可能に近い。そのため、この能力で壁を歩けるのは能力効果の一環と考えられる。
    1. 本体への身体強化効果だと仮定した場合、脚や足首だけでなく、腹筋や背筋も対象の可能性が高い。
    2. なお、壁を歩いている間、本体の頭髪は下方に垂れていたため、重力を丸ごと捻じ曲げたりしているわけではない。
  3. 本体がハイヒールを履いた状態でのみ能力使用が確認されているが、例えば下駄やサンダルを履いても「踵」が同じ伸び方なのかは不明。
    1. 同様に、「踵」が常に前述のように棒状(針状)にしか伸びないのか、複数本に分けたりできないかも不明。
謎・疑問点
  • 像の性能は?

Last Update 2009/06/01
エアロスミス
AERO SMITH

本体:ナランチャ・ギルガ

発現からの経緯本体が15〜16歳の時(1999年)に『矢』によって発現。本体が17歳の時(2001年春)、死亡した事で消滅。

タイプ:遠距離、索敵探査、射撃型

特徴:プロペラ式戦闘機型。全長50cm。両方の主翼に機銃、機体下部に爆弾を搭載。コクピットには『スミスさん』というパイロットが乗っているらしい。
(『レーダーモニター』)四角いモニターにプロペラとシャフトが付いている。単体で本体の眼前に浮かべて使用する。
能力:戦闘機のように飛び、「レーダー」で探知した敵を機銃や爆弾で攻撃する。
  1. 視聴覚はないが、レーダーで二酸化炭素(生物の呼吸etc)を探知、発見できる。(感度調節自在)
  2. 探知した二酸化炭素は『レーダーモニター』に光点として表示される。(確認は本体の肉眼による)
  3. 機銃の狙いはあまり正確ではなく、乱射して攻撃する。(ただしレーダーと併用する事で精度が向上)
  4. 機銃や爆弾で対象に付けた傷からは『スタンド硝煙』が出続け、レーダーで探知できる。
  5. あまり実用的ではないが、回転するプロペラで切り付ける物理攻撃もできる。

ダメージ伝達:ほぼ部位相応

射程距離:数十m(『レーダーモニター』は本体の眼前だけ)
能力射程:半径数十m

出典 \ 項目破壊力スピード持続力精密動作性成長性
JC 51巻

謎・疑問点
  • 本体が失明した場合、レーダーは無力化するのか?
  • レーダーは本体の呼吸も感知するのか?
  • 『スミスさん』の全身はどんなデザインなのか?特に下半身は?

Last Update 2009/06/07
エコーズ
ECHOES

本体:広瀬 康一(ひろせ・こういち)

発現からの経緯:本体が15歳の時(1999年4〜5月)に『矢』によって発現。発現当初は卵状であったが、間もなく本体の精神的成長(または怒り)に伴って孵化し、以後約2ヶ月の間に、同様に脱皮を繰り返し成長した。現在は以下の『ACT1』『ACT2』『ACT3』の使い分けが可能(同時に1体だけ)。


エコーズ
アクトワン
ACT1
ECHOES ACT1

発現からの経緯:本体が15歳の時(1999年4〜5月)に『矢』によって発現。発現当初は卵状であったが、同年5月8日、本体の精神的成長(怒り)に伴って孵化した。以後約2ヶ月の間に『ACT2』『ACT3』へと繰り返し成長したが、その後も任意で使い分けが可能(同時に1体だけ)。なお、発現当初のスタンド名は単に『エコーズ』で、『ACT1』という名称は『ACT2』発現に伴って命名されたもの。

タイプ:遠距離、精神攻撃型

特徴:異形の亜生物型。頭部、胴、両腕、脚代わりの小さなタイヤ2輪、尻尾で構成される。ほぼ2頭身だが尻尾が約1.5mあるため全長は2m。頭部の顔以外は兜(甲羅?)のようなものに覆われている。両目はカメレオンのように飛び出しており、口はやや嘴に近い。尻尾は爬虫類か両生類のよう。移動時は基本的に飛行する。視聴覚を持つ。
能力:音を操る。
  1. 漫画の書き文字を立体化したようなものを作り出して対象に貼り付け、そこから字面通りの音を出す。(「文字」は貼り付けると平面化する)
  2. どんな音でも「文字」化して作り出せる。(例:擬音、声etc)
  3. 「文字」を生物に貼り付け、標的の頭(精神?)の中でその音を延々と反響させる。
  4. 本体が叫んだ言葉を「文字」にして標的にぶつけ、精神(魂?)にまで訴えかける。(「言っても無駄」な相手には効かない)
補足:本体が『矢』で刺された時、その傷が自然に治る事はなく、『クレイジー・ダイヤモンド』の能力によって治療された。そのため、本来なら本体にはスタンドの素質がなかった可能性もある。

ダメージ伝達:ほぼ部位相応

射程距離:50m
能力射程射程距離+数m(音自体はもっと遠くまで聞こえる場合もある)

出典 \ 項目破壊力スピード持続力精密動作性成長性
SPWオリジナル
JOJO A-GO!GO!

謎・疑問点
  • 音はどこまで大きくなるのか?音量を極端に大きくして鼓膜を破るような攻撃は可能か?
  • 仗助が『矢』の傷を治さなかった場合、康一はスタンド使いになれたのか?


エコーズ
アクトツー
ACT2
ECHOES ACT2

発現からの経緯:本体が15歳の時(1999年5月)、本体の精神的成長に伴って『エコーズACT1』がサナギ化し、脱皮して成長した結果。同年6月、同様に『ACT3』へと成長するが、その後も任意で使い分けが可能(同時に1体だけ)。

タイプ:遠距離、特殊攻撃型

特徴:亜人型。後頭部から背中にかけて甲羅のようなものがある。長い尻尾があり、全長は尻尾を入れれば1.5m、尻尾以外で0.3mで、全体に『ACT1』より小型。移動時は基本的に飛行する。視聴覚を持つ。
能力:音(擬音)の表す物理的効果を生み出す。
  1. 尻尾の先端を立体文字のようなものに変化させて切り離し、その字面が表す音の効果を生み出す。
    (例:「ドヒュウゥ」→吹き飛ばされる 、「ドッグォン」→爆発する、「ドジュゥゥ」→火傷するetc)
  2. 効果は『シッポ文字』に触れたものだけに現れ、外部には全く影響しない。
  3. 『シッポ文字』は物質や生物(本体含む)に貼り付ける事も可能で、その場合も文字の部分に触れたものに効果が現れる。(『シッポ文字』は貼り付けると平面化する)
  4. 『シッポ文字』は複数に分裂させる事もできる。

ダメージ伝達:ほぼ部位相応(『シッポ文字』は背中に対応)

射程距離:50m
能力射程射程距離+数m

出典 \ 項目破壊力スピード持続力精密動作性成長性
SPWオリジナルD(音次第では最高でB程度)
JOJO A-GO!GO!

謎・疑問点
  • 「ゴゴゴゴ」等のように、雰囲気を表す音を貼り付けるとどうなるのか?
  • (スタンドに厳密な強弱はないが)実は『ACT3』より「強い」のではないだろうか?(例えば「ズシィィン」等の音で「重さ」を作り出せば……)
    →単純に「重さ」の程度が異なるのでは?(それでも汎用性からすれば『ACT3』より上かもしれないが)
  • この形態は『ACT3』発現後も本当に使用可能なのか?


エコーズ
アクトスリー
ACT3
ECHOES ACT3

発現からの経緯:本体が15歳の時(1999年7月)、本体の精神的成長に伴って『エコーズACT2』が脱皮し、成長した結果。 以後は『ACT1』『ACT2』と任意で使い分けが可能(同時に1体だけ)。

タイプ:近距離、思考分離、特殊攻撃型

特徴:人型。全長1m。「3」と書かれたハーフパンツを穿いている。拳法のような動きをする。意志を持ち、英語混じりの口調でよく喋る。性格は本体より乱暴。
能力:殴ったものを「重く」して動けなくする『3FREEZE(スリー・フリーズ)』という能力を持つ。
  1. 一般的な物質以外にも、生物、スタンドさえも「重く」できる。
  2. 「重さ」は物理的かつ圧倒的で、Aクラスのパワーを持ったスタンドでさえも満足に動けなくする。
  3. 「重く」しておける対象は同時に1体だけである。
  4. 「重さ」は本体との距離に反比例し、射程外に出ると解除される。(加減も可能)

ダメージ伝達:部位相応

射程距離:5m
能力射程:像と同じ(本体から5m)

出典 \ 項目破壊力スピード持続力精密動作性成長性
JC 48巻
JOJO A-GO!GO!
SPWオリジナルB(フリーズの重さA)

謎・疑問点
  • 「重く」する事に直接的な殺傷効果はあるのか?
  • 本体を「重く」する事はできるのか?

Last Update 2015/02/15
エニグマ
ENIGMA

本体:宮本 輝之輔(みやもと・てるのすけ)

発現からの経緯本体が10代半ばの時(1999年6〜7月)に『矢』によって発現。1999年7月、東方仗助の『クレイジー・ダイヤモンド』によって本体が生きたまま紙と一体化させられて「本」になったため、使用不能となる。

タイプ:近距離、特殊攻撃型

特徴:人型。全長2m。体表は埴輪のような(?)質感で、各部に「?」マークを引き伸ばしたり反転させたりしたような模様がある。
能力:あらゆる物質を「紙」に変える。
  1. あらゆるもの(火や電気までも)を紙に変える事ができる。
  2. 対象が人間(生物?)の場合は「恐怖のサイン」を見せた時でないと紙にできない。ただし、その際このスタンドは「無敵」となり、回避は不可能になる。
  3. 紙にされたものは以前と全く変わらない状態(温度等)で保存される。生物の場合も同様。
  4. 「紙」が破壊されると「中身」も破壊される。(折り曲げる程度は影響なし)
  5. 「紙」は必ず折りたたまれた状態の長方形や正方形で、サイズは対象の元のサイズにある程度比例する
  6. 「紙」は、折りたたまれた状態から開かれれば元に戻る。(本体の意思や行為と無関係)
  7. 本体自身は自由自在に紙に変化でき、紙になったままヒラヒラと飛べる。

ダメージ伝達:部位相応

射程距離5m(「恐怖のサイン」発見時は延長あり)
能力射程ほぼ∞(紙に封じ込めておける距離)

出典 \ 項目破壊力スピード持続力精密動作性成長性
SPWオリジナル
JOJO A-GO!GO!

謎・疑問点
  • タクシーの運転手はどうやって紙にしたのか?(丸ごとなら「恐怖のサイン」は必要ないのか?)
    →通常の手段で(タクシー内の)運転手を紙化すると同時に外側のタクシーを紙化し、1枚(または1セット)の紙にしていたのでは?
    →運転手を紙化した際、身に付けたものと同じ扱いで車も一緒に紙になったのでは?
  • 相手が同意している場合や気絶している場合でも、「恐怖のサイン」は必要なのか?(不可能の場合、意識のない生物は紙化できない?)

Last Update 2009/06/01
エボニーデビル
EBONY DEVIL

本体:呪いのデーボ

発現からの経緯:本体の生まれ付き(存在が確認された1980年代後半の時点で既に有名だった事から判断)。1980年代後半、本体が死亡した事で消滅。

タイプ:遠距離、一体化、直接攻撃型

特徴:亜人型。全長1m(下半身のデザインは不明)。インディアンの木彫り人形のようなデザイン。角が2本、胸の前に大きな円盤(盾?)が2つある。手に短剣を持つ。視聴覚を持つ。なお、名前の由来はタロットカードの15番目の大アルカナ『THE DEVIL(悪魔)』である。
能力:「恨み」を力に変え、敵を攻撃する。
  1. 攻撃を受け、敵を「恨む」事により、人形(物質一般?)に憑依(一体化)し、自在に操る事ができる。
  2. 恨めば恨むほどスタンドパワーは強くなり、射程距離も延長される。
補足:本体は「アメリカインディアンの呪術師」という触れ込みの、有名な殺し屋である。暗殺の際、最初に標的を挑発してわざと自分を攻撃させ、標的を恨む事でスタンドをパワーアップさせる。そのため、本体の全身はかつての暗殺の標的につけられた傷で埋め尽くされている。

ダメージ伝達:部位相応

射程距離2m程度だが「恨み」によって100m以上まで延長(どこまでも?)
能力射程:−

出典 \ 項目破壊力スピード持続力精密動作性成長性
SPWオリジナルD(恨みで多少増強あり)
JOJO A-GO!GO!

謎・疑問点
  • 乗り移れるのは人形だけか?
  • 乗り移った人形は何故あんなにも表情豊かなのか?(スタンド像の基本形には表情がないのに)
  • 人形の口の中にあった無数の牙は元々か?それともこのスタンドによる変化か?

Last Update 2009/06/01
エンプレス
EMPRESS
(女帝)

本体:ネーナ(偽名の可能性あり)

発現からの経緯:発現理由は不明。1980年代後半、本体が死亡した事で消滅。

タイプ:遠距離、使い捨て、思考分離、一体化、纏衣装着、直接攻撃型

特徴:スタンド像単体では発現できず、生物の肉体に寄生(一体化)し、成長する。全長は最大で50cmほど。視聴覚か意志の少なくとも一方を持つ。「チュミミ〜ン」と鳴き声をあげる。なお、名前の由来はタロットカードの3番目の大アルカナ『THE EMPRESS(女帝)』である。
能力:生物に寄生して「肉人形」となり、どんどん成長して宿主自身を攻撃する。
  1. 最初に標的の肉体に本体の血液を付着させ、その部分に肉人形が生まれる。
  2. 最初は吹出物状だが、やがて人面疽→亜人型(上半身)、と成長する。(最終形態不明)
  3. 成長は時間の経過と、肉人形の食物摂取による。また、サイズ的にはかなり大食である。
  4. 本体自身が「肉」を纏って変装する事も可能。
  5. 同時に最低2体の「肉」(標的に寄生した肉人形+本体の変装)を操る事が可能。
補足:本体は常に能力で変装しており、「ネーナ」という名前もその際に名乗ったものである。そのため、実際には本体の本名や正体は不明と言える。なお、その真偽によっては死亡時の本体は16歳だった事になるが、外見からすれば中年だったと思われる

ダメージ伝達:(他者に寄生している状態では)ほぼ部位相応

射程距離数百m
能力射程:−

出典 \ 項目破壊力スピード持続力精密動作性成長性
SPWオリジナルC(動作)
JOJO A-GO!GO!

謎・疑問点
  • 肉人形は自律性か?それとも単なる遠隔操作か?
  • 成長を続けた場合、または宿主を倒した場合、最終的にはどうなるのか?
  • 本体が纏う以外の肉人形を複数体同時に操る事は可能か?
  • ジョセフに向けて吐き出していた物体は何だったのか?また、何か効果があったのか?
  • 肉人形が直接傷つけられる事なく、宿主から切除された場合、どうなるのか?(例えば寄生した腕が根元から切断されたら?)
  • (スタンドとは関係ないが)ポルナレフと戦う前にホル・ホースと一緒にいた少女と本体は同一人物なのか?それとも変装か?前者の場合、ホル・ホースに話していたプロフィールはどこまで本当か?

Last Update 2018/12/30
エンペラー
EMPEROR
(皇帝)

本体:ホル・ホース

発現からの経緯:発現理由は不明だが、存在が確認されたのは1988年11月。
データ基準時期:1988年11月〜1989年1月頃

タイプ:遠距離、射撃型

特徴:拳銃型。サイズは本物の拳銃程度。回転式拳銃(リボルバー)と自動拳銃(オートマチック)の中間のようなデザイン。6連の回転式弾倉を持つが、その位置は一般的なリボルバーよりも銃口側寄りで、位置的に銃口と繋がっていない。
  • タロットカードの4番目の大アルカナ『THE EMPEROR(皇帝)』の暗示に対応付けられたスタンドであり、それが名前の由来である。
能力:標的に向かって弾丸を発射する。
  1. 本体の掌に出現し、本体が本物の拳銃と同様に引き金を引いて発射する。
    1. 弾丸の威力や弾速は本体から離れるほど(または、発射から時間が経つほど)低下する。
    2. ファニングショット(引き金を引いたまま逆の手で撃鉄を動かして発射する技術)もできる。
  2. 弾丸もスタンドなので、発射後の軌道を自由に操作できる。また、発射後の弾丸を消す事もできる。
  3. 外見上は6連発だが、「疲れるまで」連射できる。(7連発まで確認)
    1. 連射した弾丸も遠隔操作できるが、数が増えるほど操作精度は落ちる。

ダメージ伝達全身にフィードバック(弾丸は伝達無し)

射程距離:ほぼ0m(お手玉程度には掌から離せる)
能力射程100m(ただしあまり離れると威力が弱くなり過ぎて使い物にならない)

出典 \ 項目破壊力スピード持続力精密動作性成長性
SPWオリジナルB(弾速)
JOJO A-GO!GO!
  1. 発射直後の弾丸の威力や弾速は実銃と同程度。
  2. 本体から数十mの距離で弾丸を遠隔操作する場合、視認できるほどに弾速が低下する。
  3. デザイン上、細かい動作はできないが、「拳銃」としてみれば射撃精度は高く、弾道操作抜きで煙草1本を狙った角度に弾き飛ばす事すらできる。ただし、どこまで本体の技術かは不明。
  4. 弾道操作は、近距離であれば『銀の戦車』の剣だけを迂回するほどの小回りが利く。
備考・補足
  1. デザインはリボルバーとオートマチックの中間で、弾倉付近は(外見からすれば)弾丸を発射できるはずのない形状。発射は、通常時はダブルアクション式でありながら、シングルアクション式拳銃特有のファニングショットもできるという、奇妙な拳銃。
    1. 単純に「実在する様々な拳銃の特徴を併せ持つ」とも解釈できるが、本体のいい加減な性格が反映されている可能性もある。
  2. 殺傷行為以外に用途の無いスタンドだが、防御手段が無い等「戦闘向き」とは言い難い。実際、このスタンドで本物の銃を持ったガンマンと西部劇風に決闘しても、必ずしも有利ではない。
    1. 本体も、接近での暗殺こそこのスタンドの独壇場と評している。
  3. 同じ「拳銃のスタンド」に『セックス・ピストルズ』があるが、タイプとしては射撃型と物質操作攻撃型で全く異なり、一概には比較できない。
    1. 「暗殺向き」という観点で考えた場合、こちらは銃も弾丸もスタンドなので、事前に察知されにくい、スタンド使い以外には銃声が聞こえない、弾丸や硝煙等の証拠が残らない等の大きな利点がある。
  4. このスタンドの弾丸に視聴覚は存在せず、本体は弾丸の位置だけを感覚的に把握して遠隔操作するものと推測できる。
    1. 根拠として、本体が、標的をかすめただけの弾丸について標的を貫通したものと誤認した実例がある。
  5. 本体曰く『魔術師の赤』の炎が苦手らしい。
    1. 詳細は不明だが、攻撃範囲の広い火炎を弾丸が避けられず、鉛に近い性質を持つ弾丸が火炎で溶かされてしまうためと推測される。
謎・疑問点
  • 内部構造はどうなっているのか?
  • 何口径か?
  • 放った弾丸はいつまで制御できるのか?(完全静止後は?)
  • 弾丸を破壊された場合、ダメージ伝達はあるのか?
  • 硝煙は発生するのか? 発生する場合、それは「スタンド硝煙」か? 物理的に残るものか?

Last Update 2009/06/01
オアシス
OASIS

本体:セッコ

発現からの経緯1999年頃に『矢』によって発現。2001年春、本体が死亡した事で消滅。

タイプ:近距離、纏衣装着、環境変化、特殊攻撃型

特徴:身体にフィットした全身スーツ状で、本体自ら装着する。顔や腕等の部分に隙間と縫い目があり、足の裏は靴底状。
能力:触れるもの全てを泥状に溶かす。
  1. 「泥化」は直接触れた部分以外へも、固体を媒介として「波」状に伝わり、間接的に触れているものへも広がっていく。
  2. 周囲の地面を泥化し、地上にあるものを地中に引きずり込む事ができる。
  3. 本体がこのスタンドを纏う事により、泥化した地面の中を泳ぐように移動できる。その速度は常人が地上を走るよりも速い。
  4. 泥化の程度は自由に調節でき、応用で対象に弾力を持たせたりできる。(解除も自在)
  5. 泥化したものは本体以外の者が触れても(たとえ沈んでいる最中でも)「固いまま」で、パワーに関係なく泳ぐ事はできない。
  6. 泥化したものは『オアシス』または泥化した他のものから離れると、数秒でその時点での形に固まる。
  7. 本体の身体能力を異常なまでに高める。その格闘能力は他の戦闘向きスタンドと比べてもかなり高い。
補足:泥化した地面の中を泳いでいる際、本体はもちろん視界を封じられるが、その原始的な才能(主に聴覚)で周囲の状況を感知できる。

ダメージ伝達部位相応(本体が纏っているので実際にはほとんど直接ダメージ)

射程距離:本体が装着
能力射程数十m(固体で繋がってさえいれば)

出典 \ 項目破壊力スピード持続力精密動作性成長性
JC 60巻

謎・疑問点
  • スーツがスタンド像だったとすると、セッコは一般人にはどう見えていたのか?(やはり全裸か?)

Last Update 2013/11/04
オータム・リーブス
AUTUMN LEAVES
(Les Feuilles)

本体:なし

発現からの経緯:「新世界」の1901年11月11日、『聖なる遺体』による影響で発現。2011年後半時点でまだ存在している。

タイプ:一人歩き、群体、特殊用途型

特徴:亜動物型。薄い円盤状の胴体に頭部と4本の脚が生えている。全長数cm、体高1cm程度。足首もほぼ円盤状(吸盤状?)で、脚は細い。背中に「11」のマーク、全身に水玉模様がある。総数は不明だが無数に存在する。「ニー」「ニィ」等と小声で鳴く。また、本体は存在しておらず、日本のM県S市紅葉区杜王町のある路上でスタンドだけが活動し続けている。なお、何故かこのスタンドにはフランス語名称が存在する。
能力:銀杏の落ち葉の下に潜み、葉の上に乗ったものを超高速で移動させる。
  1. 上に乗ったものを、常人では目視不可能なほどの速度で、滑るように移動させる。(ビデオのスロー再生等では確認できる)
    1. 移動方向にはある程度の法則性がある。また、多くの場合、移動した直後に同じ軌道で元の位置に戻る。
      1. 葉が水平面ではなく斜面や壁面にくっ付いている場合でも効果は変わらず、その角度に合わせて移動方向も変わる。
    2. 基本的に移動経路は葉が連続して落ちている範囲だが、他からの干渉や移動者の行動次第で飛び出る事もあり得る。
    3. 自分や葉自体が移動するわけではない。
  2. 移動時には空気抵抗、摩擦、慣性等を大きく緩和し、葉や移動対象にほとんど影響を及ぼさない。
    1. ただし、何かに衝突した場合、少なくとも相手側には多少の衝撃が加わる。(移動対象が人間なら、殴る程度の威力にはなる)
    2. 移動したのが生物の場合、「何の違和感もなく一瞬で元の位置に戻る」ため、移動自体に全く気付かない事が多い。
  3. 葉の上に乗らず、触れたり持ち上げたり寄せ集めたりしただけのものには作用しない。
  4. 葉の上に乗ったものなら、人間から紙幣1枚まで移動させるが、葉の上に葉が重なっても移動はしない。
補足:本体から離れて一人歩きしているスタンドや、本体の死後に活動を続けるスタンドは過去に発見されているが、このスタンドはそれらとは異なり、発現時点から本体が存在しない自然現象のような能力である。ただし、状況から『聖なる遺体』の影響による発現と考えられるため、例えば『シュガー・マウンテンの泉』の本体が大木であるように銀杏の木等が本体であるという可能性や、過去に『聖なる遺体』の左腕や眼球に宿っていたスタンドと同様の存在である可能性、『聖なる遺体』(またはその正体である「聖人」)自体が本体という可能性等も考えられる。しかしながら現時点では「本体は存在しない」というのが公式資料上の見解である。
補足2:このスタンドが活動を続ける道路および遊歩道(六壁遊歩道)は、町民から『カツアゲロード』または『デッドマンズ・カーブ』と呼ばれている。現地住人は「不思議な現象」としてこの能力の効果だけを把握し、一部はその効果を様々に悪用している。それは例えば、何も知らない通行人が能力効果で移動した際に自分の所有物を壊すように仕向ける「当たり屋」のような恐喝や、能力効果で金品を人知れず受け渡しての違法取引等である。地元警察もある程度これらを把握しているが、この道の「誰もが知っているが誰も他人には話さない」暗黙のルールに阻まれ、対処できていない。スタンド能力を持たず、スタンドの存在自体さえ知らない者が、他者のスタンドの効果だけを当然のように利用しているという、非常に珍しい事例である。

ダメージ伝達:なし

射程距離:本体が存在しないので無制限だが、特定地域(150m程度の道路と遊歩道上)のみ
能力射程:基本的に落ち葉の上だけ

出典 \ 項目破壊力スピード持続力精密動作性成長性
SPWオリジナル

謎・疑問点
  • 何故フランス語名称が存在するのか?
  • 背中の「11」の意味は発現日か?
  • 本体は本当に存在しないのか?ならば何を原動力にしているのか?
  • そもそも何故このスタンドが生まれたのか?『聖なる遺体』の影響にしても、発現状況と能力効果に関連がないのでは?
  • カツアゲロードから離れられるのか?
  • スタンドは葉の下にいるだけか?それとも取り憑いているのか?
  • スタンドを葉の下から引きずり出して上に乗っても移動効果は発動するか?
  • 葉をカツアゲロードの外に持ち出しても効果は同じか?
  • 路上に落ちている「銀杏の葉」以外のものでも同じ効果を持つのか?
  • 定助や常秀が葉を動かして利用した際、スタンドも葉と一緒に運んでいたのか?
  • 倒される事はあるのか?もしも全個体が倒されればこの能力は消滅するのか?
  • 雨や雪が葉の上に降っても移動するのか?
  • 『カツアゲロード』は車道のようだが、車やバイクが葉を踏んでも移動させるのか?移動できるもののサイズや重量はどの程度までか?

Last Update 2013/09/23
オー! ロンサム・ミー
OH! LONESOME ME

本体:マウンテン・ティム

発現からの経緯:本体が16才の時(「新世界」の1875年)に『悪魔の手のひら』に立ち入った事で発現。本体が31歳前後の時(1890年11月7日)、本体が死亡した事で消滅。

タイプ:本体変化、特殊用途型

特徴:スタンドの像はない。
能力:本体または他者の肉体をロープと一体化させ、バラバラに分解して自在に操る。
  1. 本体がロープに触れている時、その肉体とロープを接点から溶け込むように一体化させる事ができる。
  2. ロープと一体化している時、本体は自分の肉体を自在に分解し、ロープ伝いに移動させ、肉体各部を自在に動かす事ができる。
    (ビジュアル的には、ケーブルを移動するロープウェイや、糸で連なった数珠のような状態)
  3. 本体は分解した自分の肉体各部を自在に動かす事ができる。(ただし、ロープで繋がっている時のみ)
  4. 本体と一体化している間、ロープ自体も自由に動かす事ができる。
  5. 本体がロープに触れている間、そのロープに触れた他者の肉体も同様にロープと一体化、分解できる。(本体と同時でも可)
  6. 他者がロープと一体化する場合、その肉体は基本的に本人の意思通りに動かす事ができる。(ただし、分解自体は本体の意思による)
  7. ロープで一体化した者の肉体(着衣も含む)の分解や結合は自在。その際、苦痛や出血はない。
補足:本体は有名なカウボーイであり、投げ縄の名手である。その投げ縄とこの能力を組み合わせて駆使する。

ダメージ伝達:本体またはロープと一体化している他者に直接ダメージ

射程距離:−
能力射程:ロープの届く範囲(数十m)

出典 \ 項目破壊力スピード持続力精密動作性成長性
SPWオリジナル
JOJOVELLER

謎・疑問点
  • どこまで肉体を分解できるのか?
  • ロープで肉体を分解している時、それを繋ぐロープが切れてしまったらどうなるのか?
  • 使用できるロープに条件はあるのか?
  • 複数本のロープを同時に使用できるか?
  • 他者の肉体を分解するために特別な条件はあるのか?また、他者の肉体を分解し、そのまま戻さない事はできるか?(それによっては非常に強力な殺傷手段になり得るが)

Last Update 2009/06/07
オシリス
しん
OSIRIS

本体:ダニエル・J・ダービー

発現からの経緯:本体の生まれ付き。本体が31歳前後の時(1980年代後半)、発狂したため、使用不能となる。

タイプ:近距離、精神攻撃型

特徴:人型。全長2m。おちょぼ口。全体的に太め。体表に血管のようなものが浮かび上がっている。手の指先が円盤状。なお、名前の由来は古代エジプトにおける生命と農耕の神である。
能力:「賭け」で負かした者の心の隙をついて魂を奪い、コインの形に加工する。
  1. 「賭け」の内容は自由だが、事前に相手に魂を賭ける事を承諾させた上で、敗北を認めさせる必要がある。
  2. 相手に「証文」を書かせれば、その場にいない第三者の魂を賭けさせて奪う事もできる。(ブラフか?)
  3. 魂を奪われた者は仮死状態となり、本体が死ぬと奪ったままの魂も死ぬ。
  4. 本体が「賭け」に負けた事を認めると、(肉体が残っていれば)『コイン』から魂が戻る。
  5. 『魂のコイン』は実体であり、1人分の魂を複数枚の『コイン』に分割する事も可能。
補足:本体は超一流のギャンブラーである。また、「イカサマはそれを見抜けなかった者の敗北」という持論を持ち、勝負の際にはあらゆるイカサマを使う。
補足2:本体は『アトゥム神』のスタンド使い、テレンス・T・ダービーの実兄である。肉親同士が揃ってスタンド使いである事は珍しくないが、ここまで能力が似ているケースは稀。

ダメージ伝達:部位相応

射程距離2m
能力射程ほぼ∞

出典 \ 項目破壊力スピード持続力精密動作性成長性
SPWオリジナル
JOJO A-GO!GO!

謎・疑問点
  • 成長すれば『アトゥム神』同様の能力を得られるのか?
  • その場にいない第三者の魂を賭けさせる事は本当にできるのか?賭け勝負自体を認識していない者の魂が「敗北を認める」とは考えづらい。実は承太郎にプレッシャーをかけるためのブラフだったのでは?

Last Update 2018/11/03
オゾン・ベイビー
OZONE BABY
本体:プアー・トム

発現からの経緯本体の生まれ付き。「新世界」の2011年9〜10月頃、本体が死亡した事で消滅。
データ基準時期:「新世界」の2011年9〜10月頃

タイプ:遠距離、自動操縦、環境変化型

特徴:本来のスタンド像の他、「イメージ像(仮)」を持つ。
  • 本来の像:家のミニチュア型。全長20cm。アメリカのホワイトハウスに似た洋風邸宅のデザイン。3階建て。
    • 何かと一体化しているわけではないが、少なくともスタンド使いには実体同然に扱われる。
  • イメージ像(仮):亜人型。全長50cm。全体がロボット風。下半身はキャスター付きの椅子のようで、関節の無い2本の脚が左右に広がっている。頭部は歪んだ円柱形で、額に「OZON Baby」という文字があり、両目は節穴状。腕は体型の割に長く、脚より下まで届く。上腕はフレーム状。個体数は不定。
    • 「イメージ」として出現する姿形だけの幻影のような存在で、幽霊のように姿が不明瞭になる事がある。
能力:閉鎖空間内の空気を加圧する。
  1. スタンド像が土中に埋められる事で自動的に効果が発動する。
    1. 本体に限らず、誰の手で埋められても同様に発動する。
    2. 効果は一旦発動すれば、像が掘り出されても持続する。
    3. 像は全く動けないため、本体は使用後に自ら像を回収する必要がある。また、本体は常に像の位置を把握できる。
  2. 発動後、像の周囲の閉鎖空間の中は、どんどん気圧が高まっていく。
    1. 能力射程内にある閉鎖空間全てが対象となり、同時に何ヶ所でも加圧される。
      1. 完全な気密性を持つ閉鎖空間でなくても、ドアや窓が閉め切られている程度でも効果は発動する。
      2. 標的の一部(指先等)を板状のもので挟み込んだだけでも、効果は発動する。
      3. 同時に複数の閉鎖空間内に入ったものは、その分だけ倍加した加圧を受ける。(例:窓の隙間から伸ばした指を挟まれた者)
        1. ただし、閉鎖空間同士が完全な包含関係にある場合、1つ分の加圧しか受けない。(例:密室内で寝袋に入っても加圧効果に影響は無い)
    2. 効果発動後、常人に影響するほどの気圧になるまで、数分以上はかかる。(閉鎖空間が単独の場合)
    3. 窓が開く等して「閉鎖空間」でなくなれば元の気圧に戻っていく。また、その速度は加圧より速い。
    4. 本体(スタンド像?)の付近では、距離に反比例して加圧の効果が激増し、直接接触した場合は最強になる。
  3. 加圧の影響を受けた者が閉鎖空間から逃げたり、窓を開ける等して加圧を解除したりすると、急激な気圧変化による減圧症を発症する。
  4. 効果は任意で解除できる。この場合、減圧症は発症しない。
  5. 加圧中の空間内にいる生物の前にはイメージ像が出現する。
    1. イメージ像は基本的に幽霊のように漂うだけで何もせず、物理干渉力自体皆無だが、一切の干渉を受け付けない。
      1. 正確には、攻撃を受けると、煙が吹き散らされるように一時的に形が崩れ、すぐ元に戻る。
    2. 標的が複数の場合、同時に複数個所に出現する事もある。(1ヶ所1体まで)

ダメージ伝達:不明

射程距離:最低でも100m以上
能力射程:像の周囲半径100m(本体が能力射程外にいても発動する)

出典 \ 項目破壊力スピード持続力精密動作性成長性
SPWオリジナルD(最大A)
  1. 時間とともに加圧効果が強まるが、標的が生物の場合、基本的には身体を物理的に破壊される前に気圧差や減圧症で死ぬ。
  2. 至近距離の場合、生物の骨格が破壊され全身が潰れるほどの気圧になる。
  3. 家型のスタンド像は全く動けないためスピードと精密動作性は皆無。
備考・補足
  1. スタンド像自体は全く動かず、能力効果だけが自動操縦という珍しいスタンド。
  2. スタンド像に加え、イメージ像が別途存在するという、これまた珍しいスタンド。
  3. 能力射程内における完全なる無差別攻撃型であり、一旦発動すれば標的にはほとんど対処不能という非常に殺傷力と致死性の高い能力。
    1. 限定空間内の効果でありながら、そこからの脱出や効果解除が更に減圧症による生命危機を招くという二重の罠であり、標的の独力による対処は非常に困難。
  4. 条件を満たせば本体や味方も能力の影響を受ける、開けた場所では発動自体できない、像を埋めるには時間がかかる等、使用しにくいのが欠点。
  5. 自ら効果を解除した場合に減圧症が発症しない理由は不明。単に気圧がゆっくり元に戻るのかもしれないが、減圧症自体が元々スタンド効果という可能性もある。
  6. 同一空間内に標的が複数いる場合、例えばその1人の指先が外部で何かに挟み込まれた場合、実例はないが、理論上その1人だけより強い加圧に襲われる事になる。
  7. 能力効果自体は『ウェザー・リポート』の下位互換に近いが、自動である事と「罠」に近い用途において差異がある。
  8. イメージ像の額にはスタンド名が文字で書かれているが、スペルが間違っている。
謎・疑問点
  • 像はダメージを受けるのか?
  • 像を埋める場所は「地中」でなく植木鉢等でも良いのか?
  • 加圧が強化されるのは本体とスタンド像どちらの付近か?

スタンド                              名称不明  番外    参考関連事物(12)  補注
人物あ(12)  か(12)    さ(12)          は(12)      ま(12)      わ・ん  氏名不詳(12)
目次等項目説明  通常目次フレームON)  スタンド一覧50音順発見順)  関連人物一覧50音順発見順)  トップページ
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