SPW財団 新ジョジョ研究部署

スタンド大解析−関連事物1


 ここではスタンドの研究において無視できない、スタンド以外の事物についてのデータを紹介する。このページでは特に、スタンドと直接関係する事物を対象とする。ただし、これらの詳細についてはスタンド以上に謎が多く、いまだに不明点が多い事を予め断っておく。


基本的な配色
  • 灰色:その記事で解析対象となる事物の名称。
  • 白:確定事項。資料等で断定されている、または実例から確定的となっている事項。
  • :推定事項(確信度高)。実例や資料から推定できるが確実とは言えない、または疑問の含まれる事項。
  • :推定事項(確信度低)。疑問の含まれる割合がより大きい、または全くの推論である事項。
  • オレンジ:分析対象に何らかの区分けが存在する場合の分類名等。
  • 水色の太字:項目名。
  • ただの太字:項目内での小項目等。その他。
  • 下線付き文字:リンク。文字色は上記の配色規則に従う。


Last Update 2011/03/06
ゆみ
(THE BOW & )THE ARROW

概略:刺した(射た)者のスタンド能力を引き出す謎のアイテム。旧世界でのみ確認されている。

名称補足:正式名称は不明。日本の杜王町で最初に発見された時は『弓』と『矢』がセットで扱われていたために『弓と矢』と呼ばれており、今でも半ば通称となっている。便宜上ここでは発見順に『矢』A〜Fと呼ぶ。

特徴:かなり古びた雰囲気があるが、サイズも外見も基本的にごく普通の矢。最低6本の存在が確認されている。少なくとも『矢』DとE(Fは不明)の矢尻部分には昆虫のような形の飾りが付いている。『矢』AとBは杜王町で発見された時点では『弓』とセットだった。発掘時点では6本とも(矢尻以外の部分を含んだ)「矢」の状態であり、『弓』は存在しなかったと思われる。

材質:矢尻部分はグリーン・ランドのケープヨーク地方にあるクレーターで採れる岩石で作られている。また、矢尻以外の部分や『弓』はごく普通の木製だと思われる。

機能・性質:現時点で判明している機能や性質。ただし、『矢』によってそれぞれの個体差がある可能性もある。
  1. 『矢』に刺された生物(人間に限らない)は「素質」があればスタンド能力を得る。
  2. 『矢』による傷は、スタンドが発現すると基本的に消える。または元の大きさに関係なく瞬時に出血が止まって軽傷になる。なお、稀に傷痕が「穴」となって痛みも出血もないまま残る場合もある。
  3. 『矢』には意志があり、素質のある者を自分で選別したり、勝手に動いたりする事がある。
  4. 使用者の目的に添った者を選ぶ事もでき、それで選ばれた者は本人の意思に関係なく、最低1回は何らかの形で『矢』の使用者の役に立つ。(ただし、その後で災いになる場合もある)
  5. 素質がない者が『矢』に刺された場合、そのまま傷を負い、程度によっては死ぬ。(ただし、スタンド発現なしの生存例は未確認)
  6. 『矢』で刺されたスタンドは究極のスタンド『レクイエム』に進化する。ただし、制御できなければ暴走する。
  7. 既にスタンド使いである者(本体)が『矢』で刺された場合、スタンド能力が進化する事がある。(原理詳細不明)
  8. 持ち主の意思を宿し、後で『矢』を譲渡された相手に伝える事がある。(実例:DIOとエンリコ・プッチ)
  9. 少なくとも上記1〜3の効果は、『矢』が矢尻の欠片だけになっても発揮される。
  10. 『弓』には何の意味もなく、効果を持つのは『矢』の矢尻部分だけである。

原理:ケープヨークのクレーターは数万年前に隕石の落下でできたものである。ある事件から、そこには隕石に付着したまま宇宙から飛来した未知のウイルスが眠っていると言われている。そのウイルスは『矢』にも含まれており、刺された生物にウイルスが感染し、それに適応できた者に「ウイルス進化」の原理でスタンド能力が発現する、というのが現時点での最有力仮説である。

経緯:いつ、誰が、どうやって作ったのかは不明だが、外見から少なくとも数百年以上前と推測される。1986年、ディアボロによってエジプトの遺跡から発掘された。その時点では6本だったが、そのうち5本は間もなくエンヤ・ガイルに売却され、DIOを含む何人かをスタンド使いにした。その後はバラバラである。個体別の経緯は下記の通りである。
  • A:虹村形兆の『矢』(仮)
    1. 1986年、エジプトでディアボロが発掘し、エンヤに売却。
    2. 1990年代後半、虹村形兆が『弓』とともに入手し、杜王町で多くのスタンド使いを生み出す。
    3. 1999年4〜5月、音石明が形兆から強奪、2匹のドブネズミ(虫喰い、虫喰いでない)からスタンドを引き出す。
    4. 1999年5〜6月、空条承太郎達が音石から押収する。その後、スピードワゴン財団に管理される。
    5. 2011年11月6日、欠片だけが空条徐倫に譲渡され、数日間に3体のスタンドを引き出す。
    6. その後、欠片がスピードワゴン財団に返却され、そのまま管理される。
  • B:吉良の『矢』(仮)
    1. 1986年、エジプトでディアボロが発掘し、エンヤに売却。
    2. 1986〜1987年、エンヤから『弓』とともに吉良吉廣に譲渡され、杜王町に運ばれる。
    3. 吉良吉廣と息子の吉影からスタンドを引き出した後、吉良家に保管される。
    4. 1999年6〜7月、空条承太郎達が『弓』を押収し、『矢』だけを吉良吉廣が持ち去る。
    5. その後数日間、吉良吉廣が杜王町で数人からスタンドを引き出す。
    6. 自らの意思で吉良吉影を刺し、そのスタンドを進化させ『キラークイーン・バイツァ・ダスト』を発現させる。
    7. 以後、行方不明。(吉良吉廣もろとも消滅?)
  • C:パッショーネの『矢』(仮)
    1. 1986年、エジプトでディアボロが発掘し、そのままイタリアに持ち帰る。
    2. 約15年に渡って数多くのスタンドを引き出す(途中からポルポが『ブラック・サバス』と組み合わせて使用)。
    3. 2001年春、イタリアのネアポリスでジョルノ・ジョバァーナによって破壊される。
  • D:ポルナレフの『矢』(仮)
    1. 1986年、エジプトでディアボロが発掘し、エンヤに売却。
    2. 1990年代前半、ジャン・ピエール・ポルナレフが入手。
    3. 1999年、イタリアで数秒だけだが『チャリオッツ・レクイエム』を発現させる。
    4. 2001年春、イタリアのローマで2体の『レクイエム』を発現させた後、ジョルノ達によって保管される。(この際、矢尻だけになる)
  • E:プッチの『矢』(仮)
    1. 1986年、エジプトでディアボロが発掘し、エンヤに売却。
    2. 1986〜1987年、エンヤからDIOに譲渡される。
    3. 1987年6〜12月、アメリカでDIOからエンリコ・プッチに譲渡される。(この時点で矢尻だけの状態)
    4. 1988年6〜12月、自らの意思でプッチを刺し、『ホワイトスネイク』を発現させる。
    5. 以後、行方不明。
  • F:行方不明の『矢』(仮)
    1. 1986年、エジプトでディアボロが発掘し、エンヤに売却。
    2. 以後、行方不明。
補足:空条徐倫に渡された『矢』の欠片は、厳密に言えば『矢』Aであるという確証はない。「実は1999年7月から2011年11月までの間に『矢』Fが空条承太郎達によって発見されており、その欠片だった」という可能性もある。事実、承太郎が目撃したと確認されている『矢』(AとB)は矢尻に飾りのないものだけだが、承太郎が『矢』を入れて徐倫に渡したペンダントの形は『矢』の矢尻の飾りに似ているため、どこかで飾りのある『矢』を目撃していた可能性がある。
補足2:1999年7月、『矢』Bは自ら支倉未起隆を選んだが、刺さりかけた際、首を傷付けただけで弾き返された事がある。未起隆はその後体調不良を訴えたが少なくとも翌朝には回復しており、能力『アース・ウインド・アンド・ファイヤー』の使用が確認された。しかし、未起隆がそれ以前から能力を持っていた可能性もあるため、『矢』との因果関係は不明である。また、未起隆が自称「宇宙人」である事との因果関係も不明である。
補足3:『矢』Bの姿が最後に確認されたのは、1999年7月に吉良吉影を刺して『キラークイーン・バイツァ・ダスト』を引き出した時だが、最終的にどうなったのかは不明である。ただ、当時『矢』Bは吉良吉廣が『アトム・ハート・ファーザー』の能力で写真内に入れて持ち運んでおり、その数日後に吉良吉廣が写真ごと爆破されたため、その時に一緒に消滅した可能性が高い。また、『バイツァ・ダスト』を一種の『レクイエム』と解釈した場合、『矢』Bはそのまま吉良の肉体または『キラークイーン』に取り込まれていた可能性もあるのだが、吉良吉影が死亡した際に『矢』の破片すら発見されなかった事を考えると、やはり吉良吉廣もろとも消滅した可能性が高いと言える。
補足4:2012年3月、エンリコ・プッチ神父の『メイド・イン・ヘブン』による「宇宙一巡」によって、それまで残っていた『矢』は全て、一旦は破壊されたものと思われる。その後、「新世界」に存在しているかは不明。
謎・疑問点
  • この『矢』自体は過去の人物のスタンドまたはその産物なのか?
  • ジョルノが破壊した『矢』Cの破片等は残っていなかったのか?
  • 致命傷にならないように『矢』を刺した場合、スタンドの素質のない者はどうなるのか?
    →むしろ「必ず致命傷になる」のでは?
    →ウイルスで死ぬのでは?
  • 虹村形兆は「致命傷にならないように『矢』を刺す」事を試さなかったのか?
    →几帳面なので、証人は必ず消していたのでは?
    →形兆は『弓』によって『矢』を射ていたため、『矢』が自動操縦的に致命傷を与えていたのでは?
    →致命傷を与えなくてもウイルスで死んだのでは?(だとすれば形兆は『矢』の原理、『弓』に意味がない事に気付いていた?)
  • 『矢』にはウイルス自体がそのまま宿っているのか?それとも刺された者に効果だけが現れるのか?
  • 『矢』のウイルスを消毒する事は可能か?
  • ケープヨークのクレーターはその後どうなったのか?
  • ケープヨークの岩石さえあれば『矢』自体がなくても同じ効果が得られるのか?

Last Update 2011/11/06
あくま
悪魔
のひら
THE DEVIL'S PALM(?)

概略:立ち入った者のスタンド能力を引き出す砂漠地帯。新世界でのみ確認されている。

名称補足:『悪魔の手のひら』という呼称を最初に用いたのは地元のネイティブ・アメリカンである。存在自体が一般に認知されていないので公的な正式名称は存在しない。ただし、1890年時点でのアメリカ合衆国大統領であるファニー・ヴァレンタイン達もこう呼んでいるため、「大統領が認める地名」即ち「正式名称」という解釈もできる。また、ここで紹介する砂漠地帯以外でも、「『聖なる遺体』が眠る場所、またはそれを得ようとする者に試練を与える場所」が『悪魔の手のひら』と呼ばれる事もあるが、ここでは除外する。

特徴:アメリカのアリゾナ砂漠に存在する地帯。流砂のために地形が不規則に変わる。山や谷が消えたり現われたりするだけでなく、この地帯そのものが1日数kmも移動し、砂漠内をさまよい続けている。方位磁石は全く効かない。(地形の変化を除けば)景色等は普通の砂漠のそれと大差ないため、たとえその存在を知る者であっても、実際に内部に迷い込んだ時にそこが『悪魔の手のひら』であると気付かない場合もある。離れた位置から見ないとわからないが、ちょうど手の指のような形に、5箇所で岩山が隆起する事がある。

起源:地元のネイティブ・アメリカンの伝承によれば、(「新世界」の)紀元前数万年、そこに大熊座の方向から隕石が落下したらしく、それ以来「呪われた地」とされてきた。

性質:現時点で判明している性質。
  1. 内部に立ち入った生物(人間に限らない)は「素質」があればスタンド能力を得る。
  2. スタンドの「素質」を持たない生物が立ち入っても、別に害はない。(ただし、単純に自然環境としての過酷さは凄まじい)
  3. 既にスタンド使いである生物が立ち入っても、スタンドが『レクイエム』に進化するわけではない。(あくまで「現段階で実例がない」だけだが)

原理かつて落下したという隕石には『矢』に含まれるのと同種のウイルスが含まれており、現在も土地全体にウイルスが眠っていて、『矢』と同原理で生物のスタンド能力を引き出すものと推測される。

経緯:紀元前数万年の隕石落下以来、アリゾナの砂漠をさまよいながら、スタンド使いを生み出してきたものと思われる。
  • ある時(18〜19世紀頃?)、エメラルド鉱山を捜しに来た白人がスタンド能力に目覚め、他者の内臓を引きずり出して殺した後、銃で自殺する。
  • 1875年、アメリカ軍の騎兵隊16人が調査に訪れ、遭難して壊滅する。(唯一の生き残りのマウンテン・ティムだけがスタンド使いになる)
  • それ以前も含め、立ち入った者達の何人かがスタンド使いになる。(ブンブーン一家、フェルディナンド博士、リンゴォ・ロードアゲインetc)
  • 1890年9月下旬、『スティール・ボール・ラン』レースのコース上に出現。レース参加者の何人かがスタンド使いになる。(オエコモバetc)
謎・疑問点
  • 『聖なる遺体』との因果関係は?
  • 人間以外もスタンド使いになるのか?だとすれば元々砂漠内に生息している生物にもスタンド使いがいるのではないか?
  • スタンドを引き出す原理が本当にウイルス感染だとして、内部に立ち入っても防護服等で感染を防ぐ事は可能か?
  • 内部の砂だけを持ち出したとしても同じ効果があるのか?
  • アリゾナ砂漠とロッキー山脈の『悪魔の手のひら』は同一存在か?それとも一時的にでも複数個所に存在したのか?

Last Update 2017/03/20
かべ
THE WALL EYES(?)

概略:近付いた者のスタンド能力を引き出す謎の隆起物(断層)。新世界でのみ確認されている。

名称補足:元々は近所の小学生による通称が広まったもので、特に正式名称は存在しない。

特徴:日本のM県S市紅葉区杜王町の内陸数百m地点に、南北へ全長10kmに渡って存在する。簡単に言えば「壁状に盛り上がった地面」。形状は不規則で、高さは通常1〜3mだが最高で15m程度、幅は5〜8m。側面に、無数の点状や縦線状(またはそれらが組み合わさった「i」型)の大きな穴(窪み?)がある。上部や側面には隆起前にそこに存在した建築物や道等(の残骸)がそのまま存在する。

起源:東日本大震災当日の深夜、地面が突然隆起して誕生。ただし、後述する特殊な性質は隆起前から存在し、町のごく一部の者だけがそれを知っていた。

一般社会への影響:研究者達は「断層が隆起したもの」と解釈しているが、正確な原因は不明。既存のライフラインを遮断してしまっているため、地元では震災被害に次ぐ第2の社会問題となっている。

性質:現時点で判明している性質。
  1. 近付いた生物(人間に限らない)は「素質」があればスタンド能力を得る。
    1. 能力に目覚める者は、身体のどこかに人間の歯型のような傷を負う事がある。
    2. スタンドの「素質」を持たない生物が近付いても、別に害は無い。
    3. 既にスタンド使いである生物が近付いても、スタンドが『レクイエム』に進化するわけではない。(あくまで「現段階で実例がない」だけだが)
  2. 付近の地面に何か2つのものが埋められた時、内容を部分的に入れ替え、融合させる。(4代目東方憲助曰く「等価交換」)
    1. 例えば蜜柑とレモンを近くに埋めると、掘り出す時には外見は変わらないまま中身の一部が入れ替わった状態になっている。
      1. この例であれば、入れ替わりの所要時間は1分程度である。
    2. 埋められたのが人間であっても、同様に入れ替わる。

原理:現時点では不明。ただし、スタンド発現効果に関しては『矢』や『悪魔の手のひら』同様、過去にこの場に隕石が落下し、それに付着した宇宙のウイルスが残存しているという可能性がある。しかし、「等価交換」については不明。

経緯
  1. 「等価交換」に関しては東方一族が数代前から存在を知り、一族の奇病を治すために利用してきたとされる。
  2. 同様に、この付近に住む東方一族(他数名)に多くのスタンド使いを生み出してきた。
  3. 1963年冬、東方常助(後の4代目東方憲助)が上述の奇病を発症し、東方伴子が「等価交換」で自らに症状を移して死亡。
  4. 2011年3月11日、東日本大震災当日の深夜、地面が突然隆起して現在の状態になる。(後に『壁の目』と呼ばれるようになる)
  5. 同年8月19日、震災の余震で付近(恋人岬)の地盤が崩れた際、吉良吉影と空条仗世文がここに埋まり、「東方定助」として生まれ変わる。
    1. この現象には直前に吉良が食べたロカカカの果実も影響している可能性がある。
  6. 翌日、広瀬康穂と東方常秀がここに近付き、スタンド使いとなる。
謎・疑問点
  • 特殊な性質は何が原因か?
  • 他にも何か特性があるのか?
  • 隆起は何が原因か? また、震災と関係は?
  • 3つ以上が埋められた場合、「等価交換」はどうなるのか?
  • 初代東方憲助に臍が2つあったのも「等価交換」のせいか?(そうであれば19世紀にはこの力が存在していた事になる)

Last Update 2011/03/06
レクイエム
REQUIEM
(鎮魂歌)

概略『矢』によって進化したスタンドの総称。旧世界でのみ確認されている。

名称補足:ジャン・ピエール・ポルナレフによる命名。本体を失ってもなお単独で暴走し続ける自らのスタンドからの連想に由来する。

特徴:外見に明確な共通点はない。確認されているのは2体。
定義・法則:確認されている個体数が少なく、それらの情報や共通点も少ないため、これは暫定的なもの。
  1. スタンド像自体が『矢』に傷付けられる事によって進化した状態。
  2. 『矢』を取り込むか携帯する等、基本的に『矢』とともにしか存在できず、『矢』から引き離されると元の状態に戻る。
  3. 全ての生物の精神を支配する能力を持つ。(ただしこれはポルナレフの解釈であり、疑問が残る)
  4. 新世界の『悪魔の手のひら』の効果では生まれない。(あくまで「現段階で実例がない」だけだが)
補足:上記の定義1と2が正しいとすれば、レクイエムとなり得るのは「像」を持つスタンドのみで、なおかつレクイエムは『矢』1本につき1体しか存在し得ないという事になる。また、確認された限り、レクイエム誕生の元になった『矢』は1本、しかも最低限「矢尻」部分が完全な状態のものだけである。
確認されている個体:現在まで正式にレクイエムと認定されているのは下記2体のみである。
  1. 『ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム』
    • 本体:ジョルノ・ジョバァーナ
    • 進化前『ゴールド・エクスペリエンス(黄金体験)』
    • 本体による制御:本体に通常操作されるが、意思を持っており、必要時は自ら能力を発動する。それは本体にすら気付かれない。
    • 『矢』との関係:『矢』は像と一体化し、額に浮き出た状態になっている。消える時は『矢』と分離する。
    • 能力概略:進化前の能力に加え、相手の動作や意思のエネルギーを全てゼロに戻す能力を持つ。(間違いではないが「精神を支配する能力」と呼ぶべきかは解釈次第であろう)
    • 備考:確認されている限り唯一の「完全なレクイエム」とされる。ただし完全に本体の支配下にあるとは言えないため、実際にはこれでも不完全である可能性も否定できない。
  2. 『チャリオッツ・レクイエム』
    • 本体:ジェン・ピエール・ポルナレフ
    • 進化前『シルバー・チャリオッツ(銀の戦車)』
    • 本体による制御:本体の意思を無視して暴走する一人歩き型であり、場合によっては本体に牙を剥く事もある。
    • 『矢』との関係:常に『矢』を手に持つ。他者が『矢』を奪って支配すれば消滅する。(少々手放した程度なら平気)
    • 能力概略:射程内の全ての生物を眠らせ、付近の者同士の魂をランダムで入れ替える。
    • 備考:完全な一人歩き型のスタンドであり、レクイエムとしては不完全とされている。
予備軍:前述の特徴や定義の大半はあくまでポルナレフ達の見解であり、彼らの知らないスタンドの中にも「別のレクイエム」または「本質的にレクイエムと同じもの」が存在する可能性もある。以下は「レクイエム(の一種)」「それに似たもの」「近いもの」と疑われるものである。ただしこれらはあくまで当財団独自の仮説である事を明記しておく。
  1. 『キラークイーン・バイツァ・ダスト』
    • 本体:吉良吉影
    • 進化前『キラークイーン』(「進化」というよりも、このスタンドの能力の1つ)
    • 本体による制御:一種の自動操縦スタンドで、発動もある程度偶発的であり、完全に本体の支配下にあるとは言えない。
    • 『矢』との関係:スタンド像ではなく本体自身が『矢』に刺された事によって発現した。その後の『矢』の目撃証言がないため、『矢』を取り込んでいた可能性もある。
    • 能力概略:憑依した第三者から本体についての情報を引き出そうとした者を爆破し、同時に「時」を爆破して時間を戻す。
    • 備考:「『矢』による進化」には違いないため、レクイエムの一種またはそれに非常に近い存在と考えられる。
  2. 『ブラック・サバス』
    • 本体:ポルポ
    • 進化前:−(進化したスタンドであるという情報はない)
    • 本体による制御:自動操縦ではあるが、本体の任意で設定できる。
    • 『矢』との関係:口内に『矢』(あるいはそれが投影されたもの)を取り込んでいた。消滅時、『矢』も破壊された。
    • 能力概略:標的から魂(スタンド使い相手ならスタンド像)を掴み出し、『矢』で刺す。
    • 備考:仮にでも『矢』と一体化していた事、精神(魂)に干渉する能力から、レクイエムに近い性質を持つとも考えられる。ただし、ジョルノ達がレクイエムの存在を知った時、このスタンドを知っていながら全く関連付けようとしなかったため、可能性は低い。
  3. 『メイド・イン・ヘブン』
    • 本体:エンリコ・プッチ
    • 進化前『ホワイトスネイク』『C−MOON』
    • 本体による制御:本体の意思で操作される標準的なスタンド。
    • 『矢』との関係:無関係。『矢』ではなく『天国へ行く方法』で進化したスタンド。(なお『ホワイトスネイク』は『矢』で発現したスタンド)
    • 能力概略:生物以外にとっての時間を加速させ、最終的には宇宙を「一巡」させる。
    • 備考:『矢』と無関係なのでレクイエムの定義からは完全に外れるが、「本体の心身の変化以外による人為的進化を遂げた存在」という意味ではレクイエムと共通している。
経緯
  • 1999年、イタリアの農村でジャン・ピエール・ポルナレフが偶然自らのスタンド『シルバー・チャリオッツ』を『矢』で傷付け、『チャリオッツ・レクイエム』が発現する。
  • ポルナレフが『矢』を取り上げ、『チャリオッツ・レクイエム』が元の『シルバー・チャリオッツ』に戻り、効果が解除される。
  • 2001年春、イタリア、ローマのコロッセオでポルナレフが『矢』で自らのスタンドを刺し、再び『チャリオッツ・レクイエム』が発現、暴走する。
  • ディアボロとブローノ・ブチャラティが『チャリオッツ・レクイエム』を倒し、効果が解除される。
  • ジョルノ・ジョバァーナが『矢』で自らのスタンド『ゴールド・エクスペリエンス』を刺し、『ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム』が発現する。
  • 『ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム』、自らの意思で能力を発動し、ディアボロを倒す。
  • 『ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム』、『矢』を残して一旦消える。
  • 以後不明。
謎・疑問点
  • 「像」を持たないスタンドがレクイエム化する事はあるのか?
  • 本体がレクイエムを完全に制御する事は可能か?
  • 『矢』は6本確認されているが、レクイエムはどの『矢』でも生まれるのか?また、『矢』が欠片しか残っていない場合は?
  • 結局、レクイエム全てについての共通点はあるのか?

Last Update 2017/03/20
いわにんげん
岩人間
ROCK PERSON(?)

概略:全身が岩石状に変化する、人間に酷似した種族で、その大半がスタンド使い。新世界でのみ確認されている。

名称補足:正式名称は不明。「岩に変化する人間」という特徴からの仮称。

特徴:通常時の外見はごく普通の人間と差が無い。肌にはしっとりとした潤いがある。
岩石化について:この種族は全身が硬化して岩石状に変化するという特異体質を持つ。
  1. 岩石化するのは以下の場合である。
    1. 定期的に訪れる睡眠期。下記のデータは基本的にこの場合のものである。
    2. 死亡時。
    3. 本人の任意による、意識を残したままの変化。(ただし、これは一部の者の固有能力の可能性あり)
    4. 部位欠損や貫通レベルの重傷を負った際、患部周辺が部分的に岩石化する。
  2. 岩石化状態の姿:基本的に、普段の姿をそのまま岩にしたような姿になる。
    1. (外見上)身に付けているものも一緒に岩石化する。
    2. 体表に年齢と同数の浅い亀裂が入る。
    3. 姿勢は年齢によって変わる。(理由不明)
  3. 岩石化状態での生態:基本的に、生命活動はほぼ停止する。
    1. 重量通常時より増加するが、本物の岩石よりは若干軽い。
    2. 環境適応力:950℃〜マイナス240℃の環境で25年以上生存できる。
    3. 呼吸:停止するが、体表の亀裂で弱い皮膚呼吸を続ける。
    4. 体温:無くなる。
    5. 体臭:ほぼ無臭になる。(犬が稀に気付く程度)
    6. 脈拍:体内最深部で3日に1〜2回のペースになる。
    7. 体内最深部で微弱な電気信号の活動がある。
    8. 身体が破損した場合、そこから出血する。
    9. 個体により、60日間で体内に真珠を生み出す。
    10. 体表にニガクリタケ(毒キノコ)やゼニゴケが生えやすい。
  4. 岩石化の原理:細胞の水分移動により硬質の膜を発生させる。(つまり、あくまで岩石「状」であって本物の岩石ではない)
    1. 細胞内の水分を一気に内部へと移動させ、乾燥させる。
    2. 炭素成分の多い細胞壁は、水分を失う事で閉じていく。
    3. 体内の老廃物も利用される。
    4. 小さな所持品等も硬質膜で覆い、ともに岩石状となる。
    5. 通常状態に戻る際、硬質膜はかさぶたのように剥がれ落ちる。
  5. 変身の所要時間は数秒程度。
  6. 元の姿に戻る際はわずかだが皮膚呼吸が必要で、空気が無い所では窒息死する。
  7. 任意による変化の場合、睡眠による場合とは以下のような差異がある。
    1. 岩石状態でも思考力はあり、ある程度周囲の様子も感知できる。(聴覚程度は維持される? スタンドの感覚?)
    2. 岩石状態と通常状態の間の変身途中の段階では、多少は行動できる。
  8. 死亡時は着衣や所持品もろとも岩石化し、短時間で組織崩壊する。そのため、ミイラや化石は未発見。
その他の性質:現時点で判明している岩石化以外の性質や習慣。ただし、個体差がある可能性もある。
  1. 推定寿命:240歳
  2. 性・繁殖:人間同様に男女の性別があり、生殖方法も人間同様。また、人間との間に子は生まれない。
    1. 人間の異性と恋愛する者は稀にいるが、統計上97.5%は破局すると言われている。また、破局後は相手を殺害する者が多い。
  3. 睡眠周期:個体差があるが、睡眠期は30〜90日続き、その間は決して目覚めない。覚醒期は約2ヶ月眠らない。
  4. 成長:人間のように徐々に成長するのではなく、6年ごとに岩石化睡眠中に脱皮して変態する。
  5. 体質上の弱点:ウルシ科の植物。樹液による接触性皮膚炎(かぶれ)やマンゴーによる食物アレルギー反応を起こす。
  6. 食生活:ほぼ人間同様の雑食で、蜂蜜が好物。前述のようにマンゴーアレルギー。
  7. 睡眠場所の好み:岩石化と期間の長さの都合から、好きな場所と嫌いな場所がある。
    1. 紛れる事のできる石像等のある場所の他、何故か紅葉やリスの棲む樹木の下を好む。
    2. 睡眠中に水害や土砂崩れに遭う危険のある場所、弱点であるウルシ科の植物の付近、鳥のフンが落ちる場所を嫌う。
  8. 宗教や信仰:神仏や聖人ではなく、大地や自然の力に畏敬の念を持つ。
  9. 人間社会への関与:必要に応じて人間の文化や習慣を身に付けるが、戸籍や財産を奪って紛れ込むという、「寄生」「利用」でしかない。
    1. 睡眠期の長さから、会社員のように勤務時間の固定された職業には就けない。
    2. 生理学上もしくは歴史的理由で、人間との共存や相互理解は不可能とされる。
  10. スタンド能力:95%がスタンド使いである。(今まで発見されている全個体)
  11. 総人口:不明
  12. 上記の事項以外は人間と特に差異が見られない。
確認されている個体:現在まで確認されているのは下記の個体である。全員が知人同士であり、ともに人間社会に溶け込んでいる。また、全員スタンド使いである。
  1. 八木山夜露
  2. 大年寺山愛唱
  3. エイ・フェックス兄弟(兄)
  4. エイ・フェックス兄弟(弟)
  5. 田最環
類似する存在:岩人間と同じく、何らかの条件で身体が石状に変化するという性質を持つ種族。原因は不明。
  1. 東方一族
    • 代々の第一子が一定年齢になると「全身が石のように変化して死ぬ奇病」を発症する人間の一族。
  2. 岩助
    • 睡眠時等に身体が石化する「岩犬」で、現在は上記の東方家のペット。
    • 元々は全身が石のように変化して死にかけていた野良犬だったが、夜露がロカカカの果実を食べさせて治療した。
      • この症状は東方一族の奇病とも類似しているが、原因は不明。
経緯
  1. 人類誕生への進化の過程で、猿から分岐して誕生。
  2. 歴史上、悪天候等への強さから貯蓄や土地への関心が薄く、大規模な集団や国家は形成しなかった。
  3. ここ数千年、人間の人口増加と文明発達により生活環境が減少したため、人間社会に潜んで生きる者が増えてきた。
  4. 遅くとも2009年頃、日本のM県S市紅葉区杜王町で、田最環達が万病を癒す謎の植物ロカカカを栽培し、果実を高額で密売し始める。
    • たまたま存在を知って始めた事なのか、『岩人間』が代々ロカカカを育てているのか等、背景は不明。
  5. 2011年8〜9月にかけて、田最環達ロカカカ密売グループが東方定助らとの闘いで全員死亡。
謎・疑問点
  • 岩石化で本当に重量も変化するのか? あくまで体質による変化であるなら、重量が変わるのはどういう原理か?
  • 岩石化が細胞の硬質化によるものなら、着衣まで覆い尽くせるのはどういう原理か?
  • 誰でも任意で岩石化できるのか?
  • 女性の場合、妊娠中でも岩石化するのか? それは胎児ごとか?

スタンド                              名称不明  番外    参考関連事物(12)  補注
人物あ(12)  か(12)    さ(12)          は(12)      ま(12)      わ・ん  氏名不詳(12)
目次等項目説明  通常目次フレームON)  スタンド一覧50音順発見順)  関連人物一覧50音順発見順)  トップページ
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