ここではスタンドの研究において無視できない、スタンド以外の事物についてのデータを紹介する。このページでは特に、スタンドと直接関係する事物を対象とする。ただし、これらの詳細についてはスタンド以上に謎が多く、いまだに不明点が多い事を予め断っておく。
や
矢
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(
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ゆみ
弓
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と
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や
矢
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)
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概略:刺した(射た)者のスタンド能力を引き出す謎のアイテム。旧世界でのみ確認されている。
名称補足:正式名称は不明。日本の杜王町で最初に発見された時は『弓』と『矢』がセットで扱われていたために『弓と矢』と呼ばれており、今でも半ば通称となっている。便宜上ここでは発見順に『矢』A〜Fと呼ぶ。
材質:矢尻部分はグリーン・ランドのケープヨーク地方にあるクレーターで採れる岩石で作られている。また、矢尻以外の部分や『弓』はごく普通の木製だと思われる。
原理:ケープヨークのクレーターは数万年前に隕石の落下でできたものである。ある事件から、そこには隕石に付着したまま宇宙から飛来した未知のウイルスが眠っていると言われている。そのウイルスは『矢』にも含まれており、刺された生物にウイルスが感染し、それに適応できた者に「ウイルス進化」の原理でスタンド能力が発現する、というのが現時点での最有力仮説である。
あくま
悪魔
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の
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て
手
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のひら
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概略:立ち入った者のスタンド能力を引き出す砂漠地帯。新世界でのみ確認されている。
名称補足:『悪魔の手のひら』という呼称を最初に用いたのは地元のネイティブ・アメリカンである。存在自体が一般に認知されていないので公的な正式名称は存在しない。ただし、1890年時点でのアメリカ合衆国大統領であるファニー・ヴァレンタイン達もこう呼んでいるため、「大統領が認める地名」即ち「正式名称」という解釈もできる。また、ここで紹介する砂漠地帯以外でも、「『聖なる遺体』が眠る場所、またはそれを得ようとする者に試練を与える場所」が『悪魔の手のひら』と呼ばれる事もあるが、ここでは除外する。
起源:地元のネイティブ・アメリカンの伝承によれば、(「新世界」の)紀元前数万年、そこに大熊座の方向から隕石が落下したらしく、それ以来「呪われた地」とされてきた。
原理:かつて落下したという隕石には『矢』に含まれるのと同種のウイルスが含まれており、現在も土地全体にウイルスが眠っていて、『矢』と同原理で生物のスタンド能力を引き出すものと推測される。
かべ
壁
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の
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め
目
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概略:近付いた者のスタンド能力を引き出す謎の隆起物(断層)。新世界でのみ確認されている。
名称補足:元々は近所の小学生による通称が広まったもので、特に正式名称は存在しない。
起源:東日本大震災当日の深夜、地面が突然隆起して誕生。ただし、後述する特殊な性質は隆起前から存在し、町のごく一部の者だけがそれを知っていた。
一般社会への影響:研究者達は「断層が隆起したもの」と解釈しているが、正確な原因は不明。既存のライフラインを遮断してしまっているため、地元では震災被害に次ぐ第2の社会問題となっている。
原理:現時点では不明。ただし、スタンド発現効果に関しては『矢』や『悪魔の手のひら』同様、過去にこの場に隕石が落下し、それに付着した宇宙のウイルスが残存しているという可能性がある。しかし、「等価交換」については不明。
概略:『矢』によって進化したスタンドの総称。旧世界でのみ確認されている。
名称補足:ジャン・ピエール・ポルナレフによる命名。本体を失ってもなお単独で暴走し続ける自らのスタンドからの連想に由来する。
概略:全身が岩石状に変化する、人間に酷似した種族で、その大半がスタンド使い。新世界でのみ確認されている。
名称補足:正式名称は不明。「岩に変化する人間」という特徴からの仮称。同様の体質を持つ「人間」以外の種族も含めて『岩生物』とも呼ぶ。